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「上海点心 豫園」・「愛媛グルメ紀行」 664

今日は朝生田町の、小野川の土手沿いにある”点心専門店”の”上海点心 豫園”(よえん)さんをご紹介しましょう。


このところ、本当に”餃子らしい餃子”を追い求めて、様々なお店でたて続けにいただいてきました。昨日アップした”本格的東京ラーメン”を出す”闘牛”さんで、やっとその味にたどり着きました。


ところが、ブログをリンクし合っている(ツイッターも互いにフォローし合っています):”みゆ”さん(気まま日記♪)からホット情報を頂きました。


そこで、その情報を頂いたその日のお昼には、”上海点心 豫園”(よえん)さんのカウンター席に座っていたという訳です。

玄関1
こちらがお店の玄関です。


場所は、南環状線の”ジョープラ”前の信号を南に下って、一つ目のT字路を西に向かい、次のT字路を小野川方向に南進すると小野川の土手前にあります。行き当たりの道です。


全く目立たない、知っている人しか来ないというお店です。しかも普通の”中華料理店”ではありません。”ラーメン”も”炒飯”もありません。ご飯物も麺類もありません。(注:ワタシが見たメニューには見当たりませんでしたが、別のメニューで麺料理やご飯料理があるのかも知れません)


ありますものは、”上海点心”だけです。”点心”というのは、中国の庶民には欠かせない料理で、街々の該当では盛んに”蒸し器”から湯気が上っている光景が見られます。

点心仕込み2
この画像は、お店の玄関脇で”点心”を作っている光景です。全て手作りです。”点心料理”のお店ではお馴染みの光景です。(もちろん、お店の方にお断りをして撮影したものです)


この目立たない、三流立地でお店を出されて17年が経過しました。店内におられる方は全員中国の方です。店内で飛び交う言葉は”上海語”。北京で使われてる”北京語”とは発音が全く違いますので、北京出身の中国の方でも言葉は通じません。


中国から来られた方が”中国料理店”を開かれる例は多いのですが、残念ながらある日突然”忽然とお店が無くなっている”ケースを良く見ます。


例えば、以下に揚げる3店です。(「刀削麺  溢香 (イーシャン) 」・「愛媛グルメ紀行」 438) ・ (「台湾料理 昇龍」・「愛媛グルメ紀行」 287) ・ (「中国料理居酒屋 永和」・「愛媛グルメ紀行」 273


お店の看板などもそのままでいなくなる。ワタシは不動産屋ですから、”賃貸借契約”には詳しい。上の何れの例も、”賃貸借契約違反”でしょう。賃貸借契約では、”原状回復責任”といって、借りた以前の状態に戻さなければならない。


恐らく、お店を突然閉めた彼らには”契約意識”など微塵もないに違いない。

メニュー3
そういう悲しい実例を吹き飛ばすかのように、劣勢な立地で、しかも日本人が好きな麺料理やご飯料理も一切出さず、妥協することなく”点心料理”にこだわり続けて、後3年で20年を迎える。


メニューをご覧になって下さい。照明が弱いので、ピンボケで申し訳ありませんが。愚直なまでの”点心料理”一辺倒です。何故、このお店が現在まで生き残れているか?それは”本物”を出し続けられているからでしょう。


点心には大きくいって2種類あります。それは、焼売・餃子・包来・餅・麺・飯、などの”鹹点心”(原音に近い発音で言えば=シェヌディエヌシン)と呼ばれる、塩味の点心・甘くない点心です。


もう一種は、団子・菓子・杏仁豆腐などの”甜点心”(こちらも原音に近い発音で言う=ティヌディエヌシン)と呼ばれるもので、甘味のある点心です。

小籠包4
ワタシは2種の”点心”を注文しました。


先ず出されたのが、画像の”小籠包”(日本式発音で言えば=しょうろんぽう)です。お値段は520円です。


この”小籠包”を初めて食べる人に共通する失敗談。「いきなりかじり付いて、口の中を火傷した!」、或いは「いきなりかじり付いて、中に閉じ込めてあったスープが飛び出し服を汚した!」っというもの。


小籠包”の薄い皮の中に、厳選素材を使った具とスープがたっぷりと入っています。この”スープ”をこぼさず食べることが出来たら、”点心料理”合格です。

小籠包アップ5
小籠包”の食べ方は、画像のように”レンゲ”に乗せて食べますと、スープをこぼさずに食べることが出来ます。


その、舌を火傷しかねない”熱々のスープ”を、薄い皮で包まれた”小籠包”にどうやって封じ込めたか?


コペルニクス的発想”が必要です。答えは、”熱々のスープを冷やしに冷やして、<ゼラチン状に固まらせて、薄い皮に具と一緒に包む>”でした。

小籠包肉汁6
ホラ!画像を覗きこんで見て下さい。”茶巾絞り”になっているトップの部分を切り取ると、中に”具とスープ”が詰まっているのが見えるでしょう。


これを「アフイ、ツツツ・・・アフイ・・・」っと言いながら、スープを逃がさないように大きく口を開いて食べます。そりゃあ、美味しいに決まっているでしょう!


この”小籠包”が、”上海料理”の代表格です。


その他で有名なのが”上海蟹”(しゃんはいがに)や、”生煎饅頭”(上海語に近い発音で言うと=サンジーモードゥ。一方北京語・普通語では=ションジエンマントウ)でしょう。


上海蟹”は、愛媛でいう川ガニの一種で”ツガニ”、標準語では”モクズガニ”の一種です。これが旨いのナンノって!


一方”生煎饅頭”と言えば、日本で一般的な肉まんよりも小ぶりな”包子”(パオズ)ですね。

餃子7
さて”餃子”です。昨日の”闘牛”さんで書いた記事の一部が間違っていました。何故、間違っていることが分かったのか?


お店の方に「中国では”焼き餃子”って一般的ではないのではないですか?」っと質問してみた。


するとこういう答えが返ってきた。「いえ、中語の南部では焼き餃子”は一般的で、家庭でもよく作って食べます。でも、中国でも北部では水餃子”が一般的です」っと。


そしてこう続けられました。「中国北部の家庭では、先ず”水餃子”を作って食べます。そして残った”餃子”は、次の日に”焼き餃子”として食べます」っと。


以上の記事をもって、昨日”闘牛”さんで書いた”中国では”焼き餃子”は一般的ではない”という記述を改めさせていただきます。

餃子8
それにしても、このパワフルな”餃子”、いかがですか?お値段は630円です。


この”餃子”を焼く過程を観察しました。先ず、餃子専用鉄板の熱し方です。驚くほど時間を掛けてじっくり熱します。


そしてそこに、小麦粉から練って手作りした皮に包まれた、大きめの”生の餃子”を並べていきます。それ以降も、じっくり皮に焼き色が付くまで焼いていきます。時間を掛けて。そして、昨日、この過程の後で”熱湯”を掛けて蒸焼にすると書きました。


これは、このお店の場合違っていました。”冷水”を廻しかけられました。そして蒸焼にします。焼きあがる直前に蓋を明けて、油を垂らしてテリをつけます。(最後の工程は合っていました。又冷水を掛けるか熱湯を掛けるか?これはお店によって様々なようです)


そうして丁寧に焼きあがったのがこの”餃子”です。これぞ正しく”本物の餃子!”であり”ザ・餃子!”だったのです。


餃子”の皮をコンガリと焦がしたモノの色、それに対して”餃子”を焼く鉄板を綺麗に掃除していない為に付いた、前の餃子の焦げが更に”黒く炭のように焦げた”モノの色を見比べてみてください。全く”焦げの色艶”が違うでしょう。


本物”を見分ける力は、我々食べる側にこそ求められるのです。


6個ある内の一個だけ、半分に切り分けられてるのは、例によって”餃子の餡”を撮りたいがために、お店の方にお願いしました。初めて来た客の我儘な要望に、嫌がることなく応じて頂きました。店主さんの””さん、ありがとうございました。

餃子アップ9
この”餃子の皮”を見てください。”餃子の皮”は、底地は”熱々パリパリ”、上の皮はあくまで”モチモチモッチリ”でなければいけません。


お皿の上に”グッタリうなだれて、へばりついてる”薄々の”餃子”なんて、ワタシは好みません。北の新地のオネエサン方には好まれたかも知れませんが。


餃子”は6個です。でも、この6個で、お腹一杯になります。その位に、”皮と餡のボリューム”があるのです。


麺料理”の定義は色々ありますが、皆さん知っていましたか?”中国で”餃子と言えば麺料理”に分類されます。


何故かといえば、たっぷりの小麦粉から皮ができていますが、このしっかりした皮は、中国では””そのものなんです。

餃子断面10
さあて、本当の餃子の美味しい秘密のベールをめくってみましょう。


これが”所謂(いわゆる)餃子”の美味しさの秘密です。”餡に中身の主要なものは、”ニラ”と”生姜”と”ネギ”です。


日本で戦後広まった、露天で焼かれた餃子には”カサ増し”の為に、大量の”白菜”が入れられました。その”白菜”の水分がジューシーさを演出してくれました。


ところが本場中国の”餃子”には、”白菜”は入っていませんでした。でも、でも、とっても”ジューシー”でした。


さすがに、その”ジューシー”さの秘密を聞く度胸とアツカマシサはありませんでした。


本物の餃子”にやっと出会えました。その全ては、”みゆ”さんから頂いた情報でした。


「みゆさん、ありがとうございました!」


そして、「何時か、ご一緒して”ランチ”を頂きましょう!」言葉だけのお誘いではありませんよ。^^





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おはようございます♪

オォ!またまた知ってる店が・・・と言うか、この店の前身を知ってたのです。
ココは現像写真を請け負う、現像屋さんでした。
うちの二女と長男が、学生時代からアルバイトで通ったお店なんです。

ある日移転して、古川に引っ越しましたが、その頃はもう卒業でアルバイトも
辞めてました。
その後建物が真っ赤に塗られたので、何が出来るのだろうと楽しみにしてました。
もちろんお店がオープンして、直ぐに行きました。

最初は女性一人と、男性一人でやって居られましたね。
言葉が分かり辛く、注文するのが戸惑った記憶があります。
ラーメンやチャーハンがないのが、ちょっと意外でしたね(笑)

何を頼んだのかは忘れましたが、本格的だったことは覚えています。

このお隣の広い駐車場のお店は、何度も入れ替わりましたけど、ココは頑張ってるんですね(^_^;)

No title

お久しぶりですm(__)m

じゅんさんの餃子の思い出の味で思い出したので
うちの母が作る餃子を紹介します!
母は合挽ミンチにねぎ、たまねぎ、きゃべつが具材で
ニンニクやニラは使いません。
味付けは醤油と味醂と砂糖で完璧に和風餃子でした(笑)
ですから初めて外食で餃子を食べた時は衝撃でした!
これが本物かと思ったのです!
母が作る餃子は醤油甘く、お店のとは全然違うのですが
これがたまに無性に食べたくなるから不思議です(笑)

現像所

ベル様

最近急に仕事が立て込んで来て、ゆっくりブログを見る余裕がなくなり、悲嘆にくれているところです。取材スピードも大幅にダウンです。

さて、このお店の前は現像所があったとは知りませんでした。そこで子供さん2人がアルバイトをしていたなら、思い出深いところですね。

ああいう立地で、よくもまあ続いている!っと感心しますよ。言葉もすっかり板についてきて、会話は難なく通じます。でも、点心だけでやっていけるのかどうか、不思議です。

お袋の味

ユッキー様
久しぶりのコメント、ありがとうございました。しかもお忙しい中を恐縮です。

お母さんの餃子、確かにオリジナリティーに富んでいますね。お母さんも何方かには習われたのでしょうけど、それが家の味、おふくろの味=定番の味になったということですね。

これも「三つ子の魂百まで」の口ですね。だから、これが標準系の味だと言われてもピンと来ない。分かります分かります。

なお昨日久しぶりに「桜秋桜」に行ってきました。また今日は、県外のお客さんに味十味さんをご紹介し、「しっぽくうどん」で体が温かくなって帰ってきたところです。

色々なところで色々なつながりが広がっています。

お♪

じゅんさん、おはようございます(^^)
今週はずっと仕事をしておりまして(^_^;)←普段は適当に休みあり。
ブログでの熱烈な歓迎を見逃しておりました〜…ごめんなさいm(_ _)m

じゅんさんのお口に合う餃子で本当に良かったです(^^)

以前から「点心といえば豫園」と聞くほど有名店でしたよね(^^)
20年程前に初めてお邪魔してから、雰囲気も好きなんです(^^)
とはいえ、なかなかお邪魔できないのが無念なところですが(^_^;)

豫園さんの小龍包。本当に美味しいですよね(^^)
台湾や香港に3回ほど行きましたが、その有名店にも匹敵するお味かと(^^)
夜にお邪魔する事が多いのですが、夜は満席に近い状態です。
それだけお店を愛するお客様が多いのでしょうね(^^)
お持ち帰りもできると先日お話を伺いましたので、
またお邪魔せねばと思っております(^^)

じゅんさんといつかご一緒できる日を楽しみにしておりますね*\(^o^)/*

届きましたね

みゆ様
お早うございます。今週はお仕事中心でしたか^^

実は、それは私も同じでした。既に給料0の社員になって長いので、勝手気ままに、仕事2割遊び8割の生活でした。

ところが昨年末から、中央大手の会社の松山進出の協力してほしいと指名があり、年明けからにわかに忙しくなっています。
不本意ですが、「声が掛かるウチが華」と諦めて奔走中です。

さて、豫園、私は今回を含めて2度目でした。そして餃子を頼んだのは今回が初めてです。正解でした。大正解でした。どうもどうも、貴重な情報をありがとうございました。

夜はそんなに盛況なんですか!夜には出歩かない私としては、あのお店の存続理由が、それでやっと理解できたように思います。

何時しか、「ランチしましょ!」シカト、お約束しましたよ^^

Re: ガラスに

四楓院 様

え?ガラス越し??あれれーどの記事の、どのガラスなのかなー?気が付きませんでしたが、探してみます。

まあ写っていたとしても、大した顔ではないので大丈夫でしょう。(笑)

やはり、中村さんで遭遇していましたか。^^見ての通り、全く普通のおじさんです。極々目立たないおっちゃんです。^^以後、お見知り置き下さい。

Re: ガラスに

四楓院 様

あああ、そう言えば写っていますね。なるほど。でもあの程度なら全く問題ないでしょう。

極々一般人なので、町で見分けが付く方はいらっしゃいません。

このところ、飲食店に於いては、気が付かれる方が増えてはいるようですが。でも、それだって問題無いと思っています。(笑)
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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