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「過去記事を振り返る」 9

今日の”過去記事再掲”は、歴史と仕事が今の仕事で初めて関連を持ったお話です。です。もちろん、実話です。


ワタシのブログ”じゅんのつぶやき”の主要なジャンルの中に”歴史物”があります。今日の”再掲記事”は、当時からそういう芽が育っていたことを示すものでしょう。ワタシにとっては”歴史物”の第1号記事でした。


「古墳」 (2009年11月27日掲載)


当社から歩いて15分くらいの所に「樽味四反地遺跡」があります。

この遺跡からは、今から約1,700年前の、古墳時代初頭の大型建築物の遺構が2棟発見されています。

樽味埋蔵物道路10
<この道路の真下に「樽味四反地遺跡」が今も眠っています>

建物は総柱で床束式の高床構造と考えられ、梁行6間、桁行6間の方形の平面形態で、床面積は160㎡を超えると言われています。


邪馬台国九州説の中心施設と目されている佐賀県の「吉野ケ里遺跡」は156㎡と言われていますから、その規模の壮大さに驚かされます。

また、先日奈良県では、”纒向(まきむく)遺跡群”の中の「箸墓古墳」(はしはかこふん)で見つかった3世紀最大級の大型建物が卑弥呼の宮殿だった可能性が出てきたと、邪馬台国畿内説の人々の心を振るわせた事は記憶に新しいことです。

卑弥呼の墓
<上の画像は奈良県の「箸墓古墳」の画像です。ワタシが撮影しました。>

九州地区でもなく、畿内地区でもない、この松山の里に、全国でも有数の規模の建物が規則正しく配置され建っていたとは、”古代ロマンの夢”を掻き立てさせられます。


石手川沿いの丘陵に点在する竪穴式住居、そこに暮らす古代の人々は、この季節、冬を越すための準備に大忙しの毎日を送っていたのでしょうか。

それらの竪穴式住居の中心地に方形(四角)の高床式建物が、「居館」・「祭殿」・「倉庫」と整然と立ち並ぶ様は壮観です。

会社を一歩出れば、古代の人々に出会えるのではないかと錯覚する程、目と鼻の先にそれらはあったのです。


ところで、この「樽味四反地遺跡」に土地を持っているお客様から、埋蔵物発掘調査依頼が教育委員会からきているが、拒絶できないかという相談を受けています。

「民法」では、土地の所有権はその上下に及ぶとされています。また「大深度地下利用法」で地下40mまでは地上の所有権が及ぶことになっていますから、それらの埋蔵物が埋まっている深さの土地は所有者のものです。

発掘調査の協力依頼を断れなくはないのです。

古代のロマン”と個人の所有権との間で、「何てアドバイスしようかーー??」と悩む、”トホホのワタシ”です。



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No title

じゅんさん こんにちは
お久しぶりです。
なかなか、こういうの、って難しいですね。京都市は条例で
5階以上の建物を建設するときは、条例で必ず埋蔵文化研究所の
調査を受けなければならない、と決まっています。
(以前は3階以上の建物が該当しました。が、若干規制が
緩和されて今は5階だったと思います。) 
歴史とか考古学に興味や関心のある人なら
どうぞ、となるのですが、 「そんな調査してどうするんや。」
という声が多いのもまた現実でして、、。なかなかその兼ね合い
が難しいですね。謙介もそういう場合に、ちょっと返事するの
困ると思います。

体調は

謙介 様

コメントありがとうございました。体調の方はその後いかがでしょうか。案じております。

さて、埋蔵物文化財の件は土地の持ち主にとっても、埋蔵物文化財を保護しようとする立場の人にとっても、お互いに悩ましい問題です。

特に私のような仕事をしておりますと、双方の立場が理解出来るだけに現実問題として頭を悩ますこともしばしばです。

たまたま私にとっては興味深い分野だけに、両者の調整を綿密、かつ具体的個別的に行うというのが実態です。

京都や奈良は勿論ですが、ここ松山も埋蔵物文化財が多い地域です。それだけ歴史を持った街ということになりますね。

誰でも通る道

T様

お疲れの中を押してコメント、ありがとうございました。

そのとき時の、各自の置かれた環境によって様々に見える様相は、実は誰でも通る道、通ってきた道ではないかと考えています。

決して無理したり背伸びする必要なんてないんです。知ったかぶりの倫理観など、何の意味もなしません。

出来ますことは、自分で考え選び、持続可能な方法に挑む。そして、自分が決めたことには従うし、その結果に右往左往しない。

言葉は通じなくても、心は必ず通じます。その時、十分に通じなくても、時間が経てば通じあっていたことに気が付きます。

お互いに、今自分にやれることをやろうではありませんか。何をしたかという結果ではなく、何をするか?ではないでしょうか。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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