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「再訪 194 堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 655

今日は”愛媛グルメ紀行”で、4回ご紹介することになる堀江の”みなと食堂”さんをご紹介ましす。


今まで4回ご紹介するお店は、通算655号の中で12店目になります。


このお店は過去、以下の通り3回ご紹介しています。(「堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 277)・(「再訪39 堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 384)・(「再訪 107 堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 523

ソフトクリームと玄関1
こちらがお店の玄関です。お訪ねしたのは昨日です。


なぜ、その寒中の中で”ソフトクリーム”をバックに玄関を撮影したのか?は最後に。


このお店を初めてご紹介したのが、2012年5月1日でした。最初の訪問の時から、このお店の三代目さん、胸襟を開いてお話をして頂きました。


それ以降昨年と今年、”年賀状”を毎年頂いております。今年も頂いたので、”年賀状”のお返しの意味も含めて年明け早々にお訪ねしたという訳です。

店内2
お訪ねした日は8日、昨日は水曜日です。平日というのに、店内はあら方お客さんで埋まっていました。


ここ”みなと食堂”が産声を上げたのは、堀江港と本州の仁方港でフェリー航路が開始された翌年の昭和41年のこと。(今年で開業48年)


その後、昭和和57年7月1日に、赤字を理由に航路が廃止され”堀江港”は寂れました。


更に追い打ちを掛けるように、松山と北条を結ぶ196号線が現在のバイパス道路に付け変わり、車と人の流れから完全に取り残された”堀江港”です。

メニュー3
ところが、一時期お客さんの減った時期もありましたが、フェリー港があった往時を凌ぐお客さんがこのお店を賑わしています。


常識ではあり得ないことが、このお店で起こり今も続いているのです。


笑顔で出迎えていただいた”三代目”さんに、”年賀状”のお礼を告げましたところ「いやーーー、実は今朝のこと、ブログを拝見して、今頃お元気になさっているだろうか?って考えていたとこころだんですよ!」というお返事。


こういうお話は”ブロガー冥利”に尽きるお話です。ありがたいことです。

肉うどん4
さて、これが注文した”肉うどん”、お値段480円です。内税です。


三代目さんに話しかけました。「4月に”消費税”が上がります。こういうお店では大変なことですね!」っと。


すると三代目さん、こう仰っていました。「ええ、そうなんです。でも、ただ単に”消費税”が上がったから、その分お値段を上げさせていただきます!では、ウチのようなお店は通用しないと思うんです」っと。


そして「消費税分を値上げしない訳にはいかないでしょうけど、その分どういう内容のお料理をお出し出来るか?価値を高めないと値上げなんてできません!」っと。


消費税のアップ”を、政府の責任と言うのは簡単ですが、それを言い訳にせず、その分だけメニューに反映させようと工夫と知恵を重ねられています。


これが、フェリー便廃止や国道路線の変更を言い訳とせず、ダタひたすら自分のお店の味を磨かれて現在がある、その姿です。

肉うどん5
このお店の”潔い覚悟”と、”不断の努力の積み重ね”と、そしてもう一つは”先々代が作り上げた味を妥協することなく守り通す”という決意。


これが、普通の日の昼下がり、客が途絶えない秘密でしょう。決して言い訳なさらないのです。


そういう覚悟を、何の力みもなく笑顔で淡々と語る”三代目”さんの、あの”眼の煌(かがや)き”がワタシは大好きです。


画像の”肉うどん”だって、何の衒(てら)いもない。実に淡々とした佇(たたず)まいです。


でも出された瞬間から、”出汁”の品のいい香りに周囲が満たされます。喉が、はしたなくも鳴るのです。

ネギアップ6
もちろん、このお店は”食堂”ですから、メニューにはカレーライスだってオムライスだって、各種丼モノもひと通り以上に揃っております。


イヤイヤ、居酒屋と言ってもいい程に”酒の肴”だって豊富なラインナップを飾っています。焼き飯だって焼きそば・焼きうどんなど、思いつくものはほぼ何でも揃っています。


でもワタシが個人的に思うのは、このお店が圧倒的存在感を放つのは、”中華そば”と、”鍋焼きうどん”を筆頭とする”うどん類”、それに何と言ってもワタシが”松山一”と言い放つ”巻き寿司”(お店では、まきずし)でしょう。


この三種は、このお店に来なければ決して他では味わうことが出来ないものです。

肉アップ7
この”肉うどん”の”牛肉”だって、決して霜降りでも、牛筋でもなく、極々ありふれた”牛の細切れ肉”です。


ところが、この”牛肉”からも、得も言われぬ(ありふれた言葉で言い様もない)旨味が滲み出しているのです。


イリコ等の魚介と、牛肉のダブルスープ。ありふれたお店なら、それを壁面に”能書き”として大書するでしょう。


でも、何一つ言葉で大言しなくたって「旨いものは、ただただ旨い」のです。それを分かっているからこそ、今や辺鄙な場所になったこのお店にお客さんが詰めかけるのでです。


自分の店の味に自信がないお店こそが、外壁や看板や店内のアチコチに呆れるほどの”能書きを大書”するもものです。

麺8
”だって、在り来りの麺で、製麺所から仕入れているものかも知れません。


とことが、この””が一度(ひとたび)出汁と加薬(かやく=具材)に出会うと、一瞬にして輝きを増すのです。存在感を無言で示すのです。


この”肉うどん”で、特に優れて唸らされるのが”出汁”です。もう絶妙の”甘旨さ”を表現して余すところありません。


人によっては”腰なしのヤワヤワ麺”ではないか!っと言われる方もいらっしゃるでしょう。


でも、仮にそういう方がいらっしゃったら、「もうちょっと”麺道”を極めてから、出直していらっしゃい!」っと、ワタシは言います。

完食9
かくして、”完食”です。トーーーーーーゼン、でしょう。


このお店の場合、”出汁”を残すのは罪だとさえ思っていますから。


第一回目のこのお店の記事は、ワタシの”畏友”(いゆう=尊敬している友)の”ジンゴズンゴ”さんの以下の記事に触発されて書いたものです。随分古い話になりましたが。(『みなと食堂』は永遠に不滅でしょ!!!


ワタシはこの記事に接した時、これだけ精緻で詳細で、かつ”意を尽くした”記事は到底書けない!ということに思いが至り、衝撃を受けました。今でも忘れられません。


そこで、とことん考えました。「自分ならどう書けるか?」そこから考え出したのが、お店の懐に一歩飛び込んで、お店の方の生の声や息吹を捉える。そこから人との””を求める。


今ワタシが書いている”愛媛グルメ紀行”の記事のスタイルが確立した、記念すべき第一号の記事を引き出して頂いた、そう考えています。ワタシの記事の恩人です。


このお店に関する記事も含めまして、今では世代を超えた””となっていただいた”ジンゴズンゴ”さんに、この記事を捧げます。ありがとうございました。

ソフトクリーム10
勘定を済ませるとき、繁忙時間帯の”三代目”さんとお話する僅かな時間がありました。


実はこの画像の”ソフトクリーム”、元々好きな食べ物ではありますが、”三代目”さんとの会話の時間を僅かでも引き延ばしたいがための苦肉の策でもありました。


忙しい店内で幾ら旧知の仲とは言え、気軽に話しかけることは控えるのがマナーだと思っています。


ですから、ソフトクリームを三代目さんが目の前で作っていただいた、その”朱雀の時間”を稼ぐための注文。でも、この”抹茶ソフトクリーム”、ウン、甘かった!


画像は、その”三代目”さんに我儘言って、手に持ってもらって撮影した”抹茶ソフトクリーム”です。


かくして、冒頭の玄関風景と相成りました。





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No title

明けましておめでとうございます。

美味しそうなソフトクリームですね!
こんど行ってみないと。。。。

あけまして

ふなこ様
昨年末には初めてのコメントいただき、嬉しかったです。

改めまして、あけまして、おめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。「みなと食堂」さんは、私のお気に入りのお店の一つです。美味しい上に、懐かしい味。

まきずしなんて、三つ葉の香りが鼻に抜けていく瞬間の喜びは格別です。

ぜひ、お薦めです。

明けましておめでとうございます。

2年くらい前に勤め先の社長と行った事があります。

僕は初めての(食堂)では、必ずと言って
いいほど中華そばを注文します。

ココでも中華そばを食べた記憶があります。
永く続いて欲しい店の一つですね。

昨年

ガド様
昨年12月の地名シリーズで初めてのコメントを頂きました。嬉しく思ったのを覚えております。

さて、改めまして「あけまして、おめでとうございます。」今年もつたないブログですが、よろしくお願い致します。

このお店は訪問済でしたか^^  このお店の三枚看板である「中華そば」を。^^

それなら、是非に「鍋焼きうどん」と「巻き寿司」をお試し下さい。そして、このお店の三代目さんに、お声を掛けてあげて下さい。

「じゅんのつぶやき」を見たと。すると、三代目さんのこぼれんばかりの笑顔、輝くと思います。あの笑顔が大好きです。

コメント、ありがとうございました。

あ、どうも。記事の恩人ですwww

コメント遅くなりましたが、私には勿体無いお言葉の数々を
本当にありがとうございます!!m(_ _)m

『みなと食堂』については、
じゅんさんが初めて書かれた記事(「愛媛グルメ紀行」 277)のほうが
私にとっては衝撃でしたよ。
その際にもコメントしましたが、私には到底まねできない技。
その技能、その技術、その技法、その技量。
どれをとっても足元に及びません。

でも、じゅんさんだけの技を磨くお手伝いができたこと
光栄に思いますよ♪(*´∀`*)

余計なお世話かも知れませんが、
『みなと食堂』は『フォンターナ』と同じく
朝から夜まで通し営業をなさってるので、
午後のアイドルタイムを狙ったほうが
お店の方とお話するには良いかも知れませんね~

私信
明日ヨロシクです。楽しみにしてまーーーす♪ヽ(*´∀`)ノ

ああ、なるほど

ジンゴズンゴ様

いやいや、コメントありがとうございました。コメントを強制したのではありませんが、客観的に言えば、半ば脅迫たっだかも?(笑)

「あたりや」以来のお付き合いですが、今までに、私の記事スタイルに多大な影響を頂きました。これは、オベンチャラでも何でもなく、本音です。

みなと食堂さんの営業時間までには、目が至りませんでした。私は、相も変わらず、お訪ねする時刻を、午前11時30分と決めたら、もうそれ以外には目にはいらないタチです。タチとまでは言えないから、性格とでもいいましょうか。

さあて・・・・明日です。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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