「鉄板焼きステーキ イタリヤ軒」・「愛媛グルメ紀行」 671

今日は二番町2丁目にある、松山の洋食レストランの老舗中の老舗”鉄板焼きステーキ イタリヤ軒”さんをご紹介しましょう。


場所は大街道の服部時計店から東に入ったとことろにあります。

玄関1
このお店は、今でもお店に出ておられる店主さんが、昭和23年にここの土地を買われ、昭和28年に開業されたお店です。今年で開業61年です。


西隣の”すし丸”さんと、北東の角にある”白魂”さんの、この3軒が松山では有数の老舗飲食店でしょう。


町の一角に、並ぶようにして”和・洋・中”のお店が敗戦後間もない頃に、日本の復興と並び競うように産声を上げたのです。


店主さんは今もお店に出ておられますが、実質的にお店を切り盛りされているのは二代目の娘さん。

店内2
店主さんは、お店に出られることで健康と長寿を保たれているのではないかとお見受けしました。


このお店は3階まであって、ウリモノの”鉄板焼きステーキ”は2階でやられています。


ワタシも若いころ、何度か連れられて2階の鉄板焼きステーキをいただいたことがありますが、それはもうトロケルようなステーキでした。

メニュー3
でもさすがに今は、ステーキまでは手が出ません。


そこで”洋食屋”さんを代表するメニューの一つである”オムライス”を注文しました。お値段は700円です。


ステーキ類を除けば、価格的には普通のレストラン並です。もっとも、ステーキの価格帯など知りませんから、このお店のそれも、平均的なのかも知れません。

オムライス4
さて、この画像が注文した”オムライス”です。


伝統的な”紡錘形”をしていて、一筋のソースが縦に掛かっています。


ソースは、”デミグラス・ソース”でした。懐かしい形とソースです。

オムライス5
昔の”洋食屋”さんのオムライスと言えば、こういうスタイル一本でした。


松山出身の映画監督伊丹十三さんが1985年(昭和60年)に発表した「タンポポ」という映画で、一躍センセーショナルな話題を呼んだ”タンポポオムライス”以降に、様々なバリエーションをもったオムライスが世に登場しました。


さて、スプーンで掬って食べてみました。思わず「ウッ!」っと息を詰まられました。

断面8
「・・・・・・・・・・・」声が出ませんでした。


濃いーーーーーのです」。


ええ、スーパー・ウルトラ・超”濃い!”のです。なお、辛いのではありません。むせ返るように濃厚なのです。


思わず目で、水を探しました。

アップ7
中身は、これまたオーソドックスな”チキンライス”でした。鶏肉と炒めた玉ねぎがたっぷり入っている”チキンライス”です。


この”チキンライス”は、”ケチャップライス”と呼びたくなる味付けでした。


中身の”チキンライス”もウルトラ・超濃厚な味なら、添えられている”デミグラス・ソース”がこれまた徹底的に、猛烈に、過激に濃厚でした。


ヘビー級のプロボクサーのストレートパンチをまともに顔面に浴びた、そういう感じなんです。確かに昔はこういう味でした。薄くしようものなら、材料をケチっていると言われた時代もあったのです

サラダ9
サラダ”にしても、マカロニを湯掻いて付け合せとして、後は生野菜を切って添えてある。


”ドレッシング・ソース”は、テーブルに置いてあるチューブ状の容器から絞り出す仕掛け。


昔はこれで当然でしした。これで美味しかったのです。


結局このお店の今日のメニュー、”オムライス”は、その時代を反映しその時代を代表する食文化だったのです。


ただ、最近の方がこの味をどう捉えるかは分かりません。確かにこういう味であったということだけは言えると思います。

書10
店内の壁には、最近話題の”細川護煕氏の書”が飾られていました。


お聞きしますと、県知事さんとお二階でステーキを召し上がられた時に書いていただいたそうです。


そう古いお話ではなさそうです。このお店のエピソードを語るにふさわしいと思って、撮影の許可を得て撮しました。


間違いなく一時代を築いたお店であったことはよく分かりました。ご馳走様でした。




にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 松山情報へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Re: 看板は

匿名様

ご指摘ありがとうございました。なるほど、間違っていましたね。

早速訂正させていただきます。うーーん、うっかりしていました。歴史を感じさせられる文字使いですね。

基本的なことで、お恥ずかしい。でも、お陰様で、早々に訂正できます。重ねて、ありがとうございました。

No title

こんばんは

また寒くなって来ましたね。
オムライスお手頃なお値段で、美味しそうですね。

今度行ってみたいと思います。

不思議ですね

ふなこ様
寒くなりましたねーー、急に。

不思議ですね、「椿祭り」となると、それまでの暖かさが吹き飛ばされて、にわかに冬将軍の到来。

伊予っ子は、椿祭りの終わりとともに春の到来を待つばかりという季節になります。


さて、伝統あるこのお店で、懐かしい「オムライス」がこの値段なら嬉しいですね。ただ、この味の濃厚さは、今の方にとっては驚かれるかも知れません。その意味で、頑固な味作りを未だになさっている。

こういうお店の存在は、青春時代を思い起こさせてくれるので、私の年代にとってはありがたいです。

明日も「オムライス」を記事として採り上げます。様々なお店の、ご自慢の味を見比べ、食べ比べて見るのも一興ではないかと思います。

どうか、お風邪などお召しませぬよう。コメント、ありがとうございました。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード