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「再訪 216 本手打ちうどん 白川」・「愛媛グルメ紀行」 690

今日は、国道56号線沿いの伊予郡松前町にある”本手打ちうどん 白川”さんの2回目のご紹介です。(「本手打ちうどん 白川」・「愛媛グルメ紀行」 587


元々このお店は”一草庵”という店名でしたが、商標権の問題で現在の店名になさいました。


その”一草庵”さん時代から言えば、実質4回目のご紹介です。つまり、ワタシの好きなおうどん屋さんです。

玄関1
こちらが、国道56線から見える”玄関”です。


なおこのお店、中央卸売市場の北側の久万ノ台にある”手打ちうどん やしま”という名店のお弟子さんに当たります。


従って、””の特徴は松山では珍しい”平打麺”が共通項であり特徴でもあります。

店内2
こちらが店内の様子で、ちらっと見えるのが店主さん。


店主さんに話しかけました。「小麦粉が値上がりして大変でしょう!」っと。すると、「ええ、小麦粉も上がりました。でもそれより大きいのは”海老”です。昨年の2倍に跳ね上がっています」


「それに、消費税の引き上げやセルフうどん業態との競争、どれも頭が痛いのではありませんか?」っとワタシ。


「ええ、確かに!でも結局は”王道”を目指すしかないと思っているんですよ。セルフと価格競争して、勝ってっこありませんし!」っと店主さん。

メニュー3
「結局は、麺と出汁を徹底的に磨くことだと思っています」っと、潔(いさぎよ)く分かりやすい。


お師匠さんである”やしま”の店主さんも「セルフうどん業態の、メニュー開発力には敵わない。愚直に麺道を進むほかない、という意味のことを仰っていました」っとワタシ。


今日はこのお店の”鍋焼きうどん”をいただきたくて、お訪ねしました。お値段1200円です。これは高い!悲しくも高い!(それは、今日論じません・・・・と、言いながら、論じてしまいました、ゴメンンナサイ!それは後ほど)


実は昨日”ラーメン 一興”さんをお訪ねして”伊予路のみそラーメン”をご紹介したばかりです。”味噌ラーメン”の本場と言えば”札幌”ですね。


でも”一興”さんは札幌のモノマネではなく、文字通り”伊予路のみそラーメン”を創りだされました。そこで、うどんの本場”讃岐”のモノマネではない”うどん”を求めてこのお店をお訪ねしたという訳です。

鍋焼きうどんフタ付き4
しかしその”意気込み”は、画像の”鍋焼きうどん”を見た瞬間、瞬時に萎えてしまいました。


・・・・ナ、・・・・・ナベ・・・・鍋が・・・・大きい!」っと。


ウーーーン、完全に意表を突かれました。予想していたサイズを、大きく逸脱していました。今日は”食の助っ人”がいない!

鍋焼きうどん全体5
いや、普通の方だったら”何でもない量”なのかも知れません。


昨日だって、隣に座った痩せ型の青年、”とんこつラーメン”の替え玉の”4玉”目に静かに入っていました。ワタシが席を立った後、更に替え玉を重ねたかも知れません。


それが証拠に、ワタシがこの”鍋焼きうどん”の量に立ち往生していた頃合いに、ワタシの親世代の御夫婦2人がお店に入られ「鍋焼きうどん2つ!」っと注文されました。


すると、お店の女性が「ウチの鍋焼きは、量が多いので、””もありますが・・・・・」っと、その老夫婦に言った。


するとそのお二人、声を揃えてこう言った。「いやいや、”フツー”でええんよ!!」っと。

鍋焼きうどん縦6
ワタシが””のことをこのように書きますと「量を求めている客もいるはず!あまり小食であることを書かれると鼻に付く。まるで”老人の独り言”ではないか!」っと、コメント頂いた方がいました。


マア、ワタシは老人には違いないのですが、仰るとおりでもあります。量のことは、この位にしてっと・・・・・


頼もしいとも言えるでしょう。この存在感なのですから。そして、出汁のいい香りが周囲に充満しています。喉が自然に動きます。


麺と出汁に磨きをかける!」っという店主さんの覚悟が、見事に表出している出汁であり麺です。

鍋焼きうどん7
メインエベント”の主役を張る”海老天”が、先ず鍋焼きうどんの中央に斜めに横たわっています。確かに、お店のメニューにある通り”巨大海老天”は、誇張ではありません。


この巨大海老の”仕入れ値が倍加”した。つまり、”円安”の進行で、1$のドル通貨を買うのに、”円高”の時は80円とか90円で買えた。


ところが”円安”が進行して同じ1$のドル通貨を買うためには110円(前後=為替レートは毎日変わる)以上払わなければ買えない。


つまり”輸出”という観点に立てば、”円安局面”では、手取り円貨がどんどん増えます。


自動車産業を筆頭に、日本の主力産業は”円安”効果で、史上空前の収益をあげています。


その一方で食料品や原油を初めとして、日用品の殆どを”輸入品”に頼っている日本は、庶民が直接的に影響を受ける食料品を筆頭に消費財の世界では、仕入れコストの急騰という現実が進行します。


これは、輸出で空前の巨大利益を上げている日本の主要産業の収益を、”賃上げ”、或いは”下請けコストの引き上げ”という目に見える形で還元させないと、日本の産業の二重三重構造経済構造の歪を克服できないばかりか、庶民の生活に密着している中小零細企業と、輸出に支えられた大企業の経済格差は広がるばかりです。

なお、ここでワタシは単純に”円高”がいいと言っているのではありません。日本は輸出で成り立っている国ですから、”緩やかな円安”が理想には違いありません。ただ、その場合輸出型の大企業に集中する利益を国民や中小零細企業に還元する仕組みがいるということです。


なぜなら、日本のGDPの最大要素は”国内消費”にあるからです。皆がお金を使える環境作りが国内経済の発展に決定的に重要です。

海老天アップ8
うどん”を食するのに、一般の方はほとんど実感出来ない”外国為替”の問題や、”日本の経済構造”の問題を書いたのは如何(なぜ)か?


上に書きました経済の基本構造を知らないと、「世の中の景気は持ち直した、好循環に入ってきたという”偉い人”がいるのに、何故目の前の生活が改善しないのか?」っという、経済の本質は理解出来ません。


イヤイヤ、それは置いといて・・・「この海老・・・・でかい!・・・・・・・」


フフフ 小僧!俺が喰い切れると思うなら、喰ってみやがれ!」っと凄まれた。その恫喝(どうかつ=おどし)に、すっかり怯んでしまった。

薬味9
気を取り直して、巨大鍋焼きうどんに食らいついた。


その時、この生姜と刻みネギの頼もしいことと言ったらなかった!


生姜の清新な香りが、この時くらいありがたいと思ったことはなかった。あれほど巨大な壁であった、うどんの塊が、ドンドンワタシの胃袋に収まっていく。


第一、うどん全体が旨いんですから!出汁だって麺だって、それは極め付きなんです。

麺10
まあこの””を見てくださいよ。


前回の記事で、この””をワタシは以下のように描写しました。


<まあ、この麺の”色艶と照り”をご覧になって下さい!どうですか!>


<この麺こそ、”愛媛の官能的な麺”に相応しいと実感しました。>


その感を、今回も一層強く持ちました。大変に優れたお店であることは、間違いありません。喉ほって言います。


このお店のうどんは”讃岐うどん”に、決して媚びていません。これこそ”伊予うどん”の典型だと思います。お訪ねした目的は達しました。




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非公開コメント

こんばんは!

「白川」さんは入った事がありませんが、
「やしま」さんは一度だけ…一度だけあります。
過去に食べたうどん屋の中で、イヤ、昼休みの昼食史上最高金額を支払ったのを覚えています(笑)


確かに美味しかったけれど、もう少しお安い金額だったら…

そうなんです

ガド様

そうなんです。仰る通りです。
松山のうどん価格は高い!悲しくも、腹立たしくも、とにかく高い!

一つには、松山人は「麺と汁」だけで結構、汁も場合いよっては醤油だけでもいいという、高松人とは異なって、麺も出汁汁も、そして加薬も大事という種族なので、高くなってしまった。

二つには、讃岐のような過酷な同業者間競争がなかった。ぬるま湯に浸り続けてきた。安く提供するには、どうコストを下げたらいいか?という、真剣な努力を怠ってきた。

三つに、うどん屋は原価率が大変に低い。逆に言えば粗利(収益率)が高い。少数の客に食べてもらうだけで、家族が生活できる業種なんです。薄利多売という考え方が愛媛にはあません。厚利小売の典型的業種です。

ただここにきて、砥部町庁舎の横の「ぎゃてい」さんなどの様に、コスト低減に真剣に取り組み、讃岐価格のうどんを提供するお店も出現しました。

そういう動きが出てきたということは、いずれ「愛媛うどん価格」も競争にさらされて下がってくるでしょう。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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