今日の”
過去記事再掲”も、ワタシがまだ不動産業界に入って間もない頃の”
お話”です。
「西は?東はどっち?」 (2010年1月20日掲載)
関東と関西の食べ物の味を比較しますと、例えば、うどんのお汁では、出汁に大きな違いがあります。
カップ麺でいいますと、日清食品の「きつねどん兵衛」や東洋水産の「まるちゃん赤いきつね」などのだしは、関東が”
カツオだしで濃口醤油”がベース、コクのある味に仕上がっています。
東京に出張した時、味を確かめました。
関西の出汁は”
煮干と昆布でとり、醤油は薄口”を用いています。
関東のものに比べてあっさり味で何時も食べている馴染みの味です。
出汁の違いは、カップの正面に大きく印刷されている商品名の右下隅欄外に小さく、”
E”又は”
W”と印字されています。
松山は関西味ですから西の”W”と印字されています。
このEとWはどこで分かれているかといいますと、新潟糸魚川と静岡富士川とを結ぶ”
糸魚川静岡構造線”によって二分されているそうです。
様々な味の境界線も概ねこの構造線で分かれていることはよく知られていますね。
ところで、ワタシが宅建試験に合格して、協会が行う実務研修を2日間受講した時のことです。
住宅地図上の2つの物件、西側物件と東側物件とに分かれていて、それらの特徴を調べる演習を6人のグループで検討していました。
そのとき、一人の若い女性が、「
アレ?地図上では、西って右側だった?」って発言したのです。
隣の若い男性が「
うん、確か西って右側ですよね!」と断言したので、他の4人は「
???・・」状態。
「アノナ、ネーチャン、麻雀では、トン・ナン・シャー・ペーいうて、右回りに廻るジャロ。西は左側にキマットローガ」とはワタシと同年輩の男性。
「私は麻雀しませんから、そんなこと知りません!」と、彼女眉をひそめました。
「ちょっと、アメリカの西部劇を思い出してみて。大西洋を渡り、アメリカの東海岸に上陸した人たちが西へ西へと進んでいったでしょう。
だから左側のサンフランシスコ側が西部、つまり西デショ!」とはワタシ。
「
アメリカの地理なんて知りません!」とは彼女。
「ウーン、じゃあ松山の地理で考えようか。松山の全体地図を見ててね」
「松山城を中心にして、
東側、つまり右側に松山東高、西側、つまり左側にあるのが松山西高でしょう!」とはワタシ。

すると、彼女は決然としてこう言い放ったのです「
私は松山中央高校出身デスッ!」

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