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「再訪 225 うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 706

今日は古川西2丁目にあって、今まで既に4回後紹介しています、城南地区のうどん屋さんの”名店”の位置を不動のものとされている”うどん 麦わら”さんの5回目のご紹介です。


今までご紹介した記事は以下の通りです。(「うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 370)・(「再訪 86 うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 485)・(「再訪 112 うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 531)・(「再訪 121 うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 546


愛媛グルメ紀行”も通算700号を越えました。それを機に、今まで頑なに同じお店は4回までしかご紹介しないと自分で決めていた””を取っ払って、気に入ったお店は何度でもご紹介させていただこうと決めました。


今まで4回記事にしたお店は、実質13店です。そして5回目をご紹介する二番目に選んだのがこのお店です。背中を押していただいたのは、ブログ友:”ファットマン”さんの以下の記事です。(麦わらにお蕎麦があるの知ってましたか


但し、実は今までに既に5回ご紹介したお店があります。今では週に1回は必ず訪問している”フォンターナ”さんです。お店の名前を出してご紹介しましたのは過去4回。それ以外に”愛媛グルメ紀行”が400回を迎えた時に、店名を敢えて出さずに以下の記事としてアップしております。(「今日で400号!出会いと旅立ち」・「愛媛グルメ紀行」400


ですから”麦わら”さんは、5回ご紹介するお店としては実質的には3店舗目です。以降はそのカウントの仕方で統一します。

玄関1
さてこのお店、”ファットマン”さんの記事を拝見した後、3月26日に”蕎麦”をいただきに訪問しました。


その時の経過は”ツイッター”にアップしましたが、もう一度整理しておきましょう。


このお店で”蕎麦”を出していると聞いたのは、”ファットマン”さんの3月22日の記事です。それから4日後の26日にお訪ねしました。

カウンター席2
ところが、3月26日には”仰天”させられました。早速”そば”を注文したところ、フロアー係の女性が「生憎、昨日から”そば”を切らしていまして、今日は”そば”がお出しできません」っと。

「え?????えええ???”そばを切らせている”って????」。フロアー係さんの言葉の意味が理解できませんでしたので、その瞬間”絶句”してしまいました。

「このお店で”そば”を出し始めたとお聞きして、その”そば”をいただきに来たのに・・・・・”そばがない!”って・・・・・」っと、後は言葉になりませんでした。

古い話で恐縮ですが、”井上陽水”が歌って大ヒットした”傘がない”という歌は、スローなテンポでこう歌い出します。

「だけども~問題は~ー 今日の雨~ 傘がないー・・・」

ワタシは、ちょっとブルーな心理で「だけども~問題は~ー 蕎麦食べに来て~ 蕎麦がないー・・・」って・・・・つぶやきました。

メニュー3
ワタシは、以上のフロアー係さんとのやり取りの中で、決して”非難がましい”言葉や態度は取りませんでした。

これが、企業が運営する大型店であれば決して黙ってはいなかったでしょう。「そんなこと。あっていいのか!?」っと、明確に声を出して非難したでしょう。黙って店を去ることなど決してワタシはしませんので。

ところが、このお店で非難がましい気持ちにはなりませんでした。ええ、明確な”依怙贔屓”(えこひいき)です。好きなお店ですので。

確かに企業経営の大型店には厳しく、個人経営で好きなお店には甘い。当然でしょう

店主さんが、厨房から出てこられ「私の完全なミスです。そば粉の在高(ありだか)に気が付かなかっただなんて・・・言い訳なんて出来ません。見通しの甘さで、大変ご迷惑をお掛けしました!」っと。

でも、ワタシはこう店主さんに言いました。「人間、誰だって見通しを誤ることはありますよ。今日は”そば”をいただけなかった。でも、お陰様で好きな”うどん”を一回多く食べることが出来ます。ありがたいことですよ!」っと。

これ”本心”です。ワタシの”愛媛グルメ紀行”は、好きなお店(味、或いは店主さんのお人柄、お店のお客さんに対する接遇など)には甘く、そうでないお店には厳しい、そういう個人的偏見と価値観で書いております。

時折、”匿名”でコメント頂く方に多いのですが、「見方、評価が公平でない、偏っているのではないか?個人の単なる好き嫌いを評価のベースに書いているのではないか?」などという、それこそ見当違いも甚だしいコメントを頂くことがあります。

ワタシは”食味評論家”などという、訳の分からない職業ではありません。個人の嗜好で書いている個人的ブログです。どうか誤解のないように願います。

公平・客観的な見方など在り得ないと考えていますので、お伺いしたお店に”点数”を付けるなどいうことは恐れ多いことだと考えています。

ざる大盛り4
さて、注文したには”ざる大盛り”です。これで610円ですよ。


ワタシが現在で、唯一注文できる”大盛り”メニューが”蕎麦”の世界だけです。


このお店の”そば粉”は国産そば粉だそうですが、その”産地”は粉屋さんまかせで分からないそうです。


しかし、この価格で国産そば粉を使っておられるとしたら、利益など全く配慮されていないと思います。でもワタシは、お店には適正な利益は必要だと考えています。


何故かといえば、支持を得たお客様にはそのメニューを提供し続ける責任が生じると考えているからです。採算に合わないメニューが永続できるほど甘い業界ではありません。


この”そば”は、”二八”(にはち=そば粉8に対して小麦粉2)で打っておられます。現在は店主さん自らが”そば”を打っておられます。

ざる横5
「そば打ちを専門に学ばれたのですか?」っという問に「いえ、先輩などの技を見よう見まねで」っと店主さん。


「そばもうどんも、自分で手打ちだなんて・・・それって大変でしょう。そばとうどんの打ち方は基本がまるで違うでしょうし」っとワタシ。


「実はそうなんですよ。最初は気軽に、”そば出しています!”っていうくらい、気軽な気持ちで出していました。ところが・・・・・・」っとここからは、店主さん”絶句”されました。


「やればやるほど、恐ろしくなってきました。例えば保健所です。”そば”はアレルギー体質の方にとっては危険な食品だということが分かってきました。まな板も麺棒も包丁も、うどんとは完全に別に作らないと大変な問題になることに気が付きました」

薬味6
「そばを二八で打っていますのも、元のうどんに戻れるからです。そば粉10割だなんて、私には打てませんし、危険すぎます。正直言って、様子を見た上で、粉屋に出来合いの”打たれたそば”を仕入れようか?っとも悩んでいるところです」っと、店主さん。


店主さんの”懊悩”、痛いほどよく分かります。”蕎麦”は、確かに”うどん”とは、全く別の世界の食品です。


類稀なるセンスと努力魂をお持ちです。ご自分の””を大切に育てるべく、蕎麦を”手打ち”されるのは店主さんの意思次第でしょう。

そば汁7
この”そば汁”(そばつゆ)だって、いい出汁を使っておられて旨い!


ただし関東系の辛さはなく、関西系のやや甘めの”そば汁”に仕上がっていました。


そして、この”やや甘め”という加減が、最後になってある意味を持つことになりました。

そばアップ8
丁寧に打たれたそばは、”田舎蕎麦”の系譜でした。一番多いタイプかも知れません。


そば殻ごと挽き込んでありますから、粗野な感じはしますが一番蕎麦の香りがする蕎麦です。


でも、その意味ではやや蕎麦の香りが弱いように感じました。

麺9
でも、全体としては大変美味しくこのお店の”そば”をいただき、満足させられました。


蕎麦職人としての修行を積まれていないとは言え、やはり毎日””と葛藤し真剣に向き合われていることを感じせていただける”そば”でした。


でも”問題”は、この後に出てきたのです。それは、ワタシがフロアー係の女性に「そば湯をお願いします」っと言った瞬間から起こりました。フロアー係の女性、戸惑いの表情に変わりました。


厨房に「そば湯・・・・・」っと告げたようです。店主さんが慌てて出てこられました。「誠に相済みませんが、ウチの場合、そばを大釜で湯掻いておらず、◯◯に入れて湯掻いております」(◯◯という金属製の小さい網状の器具名は聞こ漏らしました)


「ですから、ウチではそば湯が取れないので・・・・・・」っと。

完食10
やむを得ないので、そば湯なしで残った”そば汁”を、全部飲み干しました。”そば汁”が美味しいから、残すなんて勿体無くて出来ません。


ここで先に書きました”やや甘目のそば汁”が活きました。関東系の辛い汁なら、そば湯なしでは飲み干せません。


勘定を済ませるとき、店主さんにこうお話しました。「美味しく打たれたそばだと思いました。満足していただきました。ただ、”そば湯”は惜しいですね!せっかく素晴らしい”そば汁”を作られているのですから、それを最後まで満喫できないのはいかにも残念ですし、もったいないと思いました」っと。


店主さん「ありがとうございました。”そば湯”の件、何とか工夫してみたいと思います」っと。研究熱心な店主さんですから、そのチャレンジの成果に期待したいと思います。


しかし正直に言いましょう。あくまで調理業界ど素人の感想です。既に”手打ちうどん”の名店としての存在感はこの地域で不動のものとして確立されていると思います。


そいういう”うどん名店”で、”蕎麦メニューにある”という位置づけなら、或いは”そば湯”が提供できないのなら、中途半端に”手打ち”拘らないほうがいいと思います。


店主さんが、迷っておられる”手打ちそば”を続けようか?それとも”うどん屋”の背骨を維持すべく、”うどん道”に徹するのか、後は、店主さんご自身が”うどん”と”そば”の位置づけを整理し決断されることだと思います。


ワタシはこのお店の大ファンです。このお店の”うどん”は”色艶がある”愛媛独特の”うどんの世界”を形作っていただきました。その”うどん道”に徹して頂きたい!それが,このお店の一ファンとしての切ない願いです。




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No title

蕎麦も手打ちとは驚きですね!
しかし一人でやれる仕事量には限界があると思われ、私も蕎麦は副業でいいんじゃないかと思いますが。でも手打ちのうちに1回ぐらいは食べてみたいのも本音ですけど(笑)。

自分のブログにも書きましたが、麦わらさんはランパスにも4月から登場しています。実は今日は、満席で入れませんでした。常連さんが離れなければいいのにと心配したりもしております。

まだ暫くは

ファットマン様

今の内なら「手打ち蕎麦」が楽しめると思います。

でも4月からランパスを採り入れたら、来店客はその間急増するでしょうから、蕎麦もうどんも手打ちという態勢を維持するのは、益々困難になってくると思います。

余り頑張り過ぎますと、本筋が維持できなくなるのではないかという懸念を抱いております。好きなお店だけに、その行方に目が離せないところです。

Re: 網状の器具名

四楓院 様

お久しぶりです。様々な貴重な情報を頂いて、私の「愛媛グルメ紀行」にとっては、大助かりです。

さて「テボ」という器具名、初めて聞く名前です。早速グーグルで調べました。間違いなく「テボ」ですね。

元はといえば、讃岐うどんを湯掻く際に使われている「鉄砲ざる」が語源だったとは。

これは一つ、私の知識の厚みを増すことになりました。何時もありがとうございました。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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