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「男そば屋 KABA」・「愛媛グルメ紀行」 739

今日は湊町3丁目、”うどんアサヒ”さんの真ん前に、先々月(4月の12日と言われたような?)オープンされたばかりの超超個性的なそば屋”男そば屋 KABA”(おそばや カバ)さんをご紹介しましょう。(実際にお訪ねしたのは、5月7日)

なお、ユニークな店名の一部、”男そば”と書いて”おそば”と呼ばせます。

ここからして、既に”型破り”なお店です。結局最初から最後まで、徹頭徹尾(てっとうてつび=首尾一貫して)”大型破り”なお店に、戸惑いっぱなしとなりました。

このお店の存在は、ブログ仲間である”のしうめ”さんの以下の記事で知りました。(【男そば屋KABA】(おそばやかば)さん♪

午前11時からお店を開けておられて、ワタシは午前11時15分にお店に入りました。先客が一人いて、その客と入れ替わる形でした。

玄関1
店内には若い男性2人と、若い女性1人の3人体制でした。訪問した日は、まだ開店から1ヶ月経っておらず、ホッカホッカのお店です。

先客と入れ替わった形になりましたので、その時点では店内に客はワタシだけ。そこで、ユニークな店名の由来からおうかがいしました。

すると、威勢よくその男性二人が声を揃えてこう言った。「ええ、”カバ”のようにバカバカ食べて欲しいので、そういう店名に!」っと。

「蕎麦はどこかで修行されたのですか?」っとお尋ねしますと「いえ、全部自己流です!」っと胸を張られる。

メニュー2
こちらがメニューです。「”カバそば(冷)”と”もりそば”は、どこがどう違うのですか?」っと尋ねてみた。

すると「”カバそば”は、海苔と胡麻が入っています。”もりそば”にはそれが入っていませんから、マア言ってみれば”ざる”というか”せいろ”ミタイナー・・・・・」っと。

そこで”カバそば”を注文した。お値段、内税で777円。

 そのメニューの下には「撮影自由、フェイスブックとかにも のせたりするの自由」っと書かれていた。うーーーん、最近のお店なんです。

テーブル3
テーブルの上には、”シンボルマーク”の河馬(カバ)像とともに、海苔巻き状のおにぎりが置いてあって「そのおにぎりを、そばを食べ終わった後の”そばつゆ”に入れていただくと美味しいです!」っと薦められましたが・・・・「少食なので・・・」っと。

「自己流と言っても、そば粉は”県内産”のものを使っておりまして、醤油も北条産ですし”出汁”も県内産のものでとっています!」とは、厨房のお二人。

「ええ、確かに愛媛県では蕎麦を作っているところがありますね」っとワタシが応えますと、「ええ、開店に当たって調べてみると、内子とか中山とか宇和で蕎麦を作っていることが分かりまして」と厨房から元気なお声が跳ね返ります。

カバそば4
そして出された”カバそば”が画像のもの。当初は言葉を失いました。「うーーーーん、こ れ は ・・・・・・」っと。

「ええ、それを食べて頂きたくってお店を出しました。”エッジが立っている”そばに拘っていまして!」

え~~~~!”え~~~~~!”エッジが立っている”って・・・・」まるで、讃岐うどんの世界です。

そこで話題を変えてみました。「このそばの色からすれば”田舎蕎麦”の系譜ですね」っと。すると「限りなく”田舎そば”に近いものを目指しています。」っと。

そば5
この”そば”の堂々たる”勇姿”をまあ、見てください!「そば粉と小麦粉の割合は?二八で打っているのですか?」っとお聞きしてみた。

すると「ソコは”企業秘密”っと言うことで・・・・」っと。ナルホド!そう来ましたか。

蕎麦は喉越しで食べるものという固定観念が出来上がっているワタシにとっては、この黒くて太くて”エッジが立っている”と言われるそばは、まるで別世界でした。

元々、ラーメンでもうどんでも”太麺”は苦手としています。果たして食べきれるか?ここで不安が頭を過(よぎ)る。

そばつゆ6
蕎麦の薬味の代表と言えば、”ワサビ”に”刻みネギ”、更には”大根おろし”や”一味”と続きますが、ここの”そばつゆ”には、”鴨南蛮そば”に入れるような太葱が入っています。

それも”鴨南蛮そば”の場合は、”太葱”を炙って出すのが一般的ですが、ここのは斜めにそぎ切りされて煮られて出された。

何から何まで、完璧に”別世界”。彼らの”超個性的世界観”・”そば観”て貫かれています。いいじゃないですか!新しい世界に挑戦されようというその”果敢な勇気”に拍手を贈りたい。

なお、この”出汁”は、これは間違いなく”愛媛の出汁”で、”甘い!”。小さい時から慣れ親しんだ味ですから、ワタシにはすこぶる”旨かった!”。文句なく”美味しかった!”。

麺7
で、問題の””です。この太さに匹敵するのは、ワタシが知っている限りでは愛媛県では1軒だけ。

それは、”愛媛グルメ紀行”でも採り上げた”犬寄峠 手打ちそば 峠茶屋”だけです。(「犬寄峠 手打ちそば 峠茶屋」・「愛媛グルメ紀行」 295

麺8
上の画像が”峠茶屋”さんの、名物”手打ちそば”です。

単純に太さだけを比較すれば”峠茶屋”さんの方が太い。でも、このお店の”そば”は、徹頭徹尾”硬い”。

そば”を奥歯で噛み締めて食べたのも、もちろん初めて!ところが、よーーく噛み締めてそばを喉に押し込んだ途端に、そばの風味が香るんです。

そば喰いのワタシが面食らうのも当然、っという”そば”です。

池波
なお上の画像は、作家の”池波正太郎”さんが「むかしの味」という著作で書いておられた、東京は”神田 まつや”の”太打ち蕎麦”です。

ただしこれは昔あったメニューで、現在”神田 まつや”さんメニューの中には入っておりません。言わば”幻の蕎麦”です。

このように、上に書いた”峠茶屋”さんや”神田 まつや”さんなど、”太い蕎麦”を出すお店がなかった訳ではありません。

でもこのお店の蕎麦は、ただ単に太いだけではなく”硬い”んです。奥歯でないと噛むことができない”蕎麦”なんです。恐らく前代未聞でしょう。

生卵8
そしてこの段になりますと、このお店の3人、ワタシが腰を抜かしそうになったことを平然と仰った。

「そこに”生卵”を置いております。自由に”そばつゆ”に割り入れて食べてみて下さい。味がまた変わりますから!っと。

え~~~~~!!!!「そばに”生卵”ですってーー!」っと。もちろん、そば屋やうどん屋によっては”うずらの卵”を置いてあるお店もありますが・・・・・”鶏卵生卵”とは・・・・・

エーーイ、こうなりゃ、徹底的に彼らの”そばワールド”に浸ってやろうじゃないか!っと、一種開き直りました。

割り入れた9
そこで、画像の様に”生卵”を割り入れて、”そばつゆ”をかき混ぜて、そばを漬けて食べてみた。

・・・・・・・・・・・・・・・・

これが意外や・・・・・・・「アレ????旨いじゃないか!」でした。目を白黒させながら、彼らが描いた”そばの世界”に浸ってみて、「コレはこれで・・・・・”アリ!”じゃないか」でした。

但し、一般的言う”蕎麦”では全くありません。”そば粉”を使った、全く別の”食品”ですよ、コレは。

そば湯ポット10
最初から最後までの、これが最後のシーンですが・・・・・・・・”そば湯”がポットに入れられて、予め各テーブルに置いてある。

これは言ってみれば、一種の”ホラー映画”の世界ですよ。”そば湯ポット”からそば湯を注ぐときに、その””を冷静に観察しました。すると”透明”に近い色をしていました。

そこで店内の3人にこう言いました。「”そば湯”は透明に近い色でしたから、この”そば”は”生粉打ち”(きこうち)に近いですね」っと。

すると3人、顔を見合わせて「キコウチって何ですか?」っと。「”生粉打ち”とは、そば粉100%で打った蕎麦のことです」っとワタシ。

3人は「あ~~~・・・」っと納得顔で頷き合っていました。彼らの果敢な”チャレンジ”精神に、高らかな拍手を贈りたいと思います。

ただし、今は松山人の一種の”新しモノ好き”効果が効いている。”キワモノ”(きわどいモノ、珍しいモノ)に近いこのお店の”男そば”(おそば)、果たして多くのお客さんの支持を集められるか。


彼らの”冒険譚”(ぼうけんだん=冒険話)は、今始まったばかりです。





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No title

じゅんさん こんにちは♪

全く同感です。おいしくいただきました!

温かい蕎麦も いずれ いただいてみようと思っています♪

新しい波

のしうめ様

コメントありがとうございました。

このお店は、蕎麦と言う食材で全く独自の道を切り開こうとしています。
その一種の無鉄砲さが、私は好きです。味だって、馴染んでくればそれはそれで定着する可能性があります。

何時の時代でも、新しいドアをこじ開けてみようという人が必要だと思います。

ぜひ一度

じゅんさん、こんにちは!

画像を見ると如何にも(昔の蕎麦)といった感じですね。
何故か僕は外で蕎麦を食べた事が殆どないので、是非行ってみたいです

それと池波正太郎は、蕎麦を代表とする
東京(江戸)の食べものがよく似合う作家だと思います。
長谷川平蔵も作中で食べ物に関する知識を披露してます。松山にもマニアックな店が在ったのですね。

ぜひ一度

ガド様

こんばんは。珍しく蕎麦の記事でコメント頂きましたね。

私は、この辺りでは恐らくかなりの「蕎麦喰い」だと思います。松山だけではなく、本州でも九州でも、蕎麦処には足を運んで食べています。

東京、昔の江戸の町でも様々な蕎麦屋を食べてきました。

でもこのお店は、過去のどのお店の、或いはどの地方の蕎麦にも該当するものがありません。

かろうじて、池波正太郎さんの著書にその痕跡を見つけました。

確かに、池波正太郎さんは自分の小説の中でも、必ず自分が好んだ江戸の味のシーンを挿入していますね。蕎麦屋などは、登場回数が多いですね。

実は昔の蕎麦は、今の洗練されたものと違って、美味しい食べ物ではなかった時代が長く続いています。今の「蕎麦切り」が生まれてから、現在私たちが食べている蕎麦に近いものになっていきます。

蕎麦切りが生まれた当初は、それまでの「蕎麦掻き」も平行して食べていました。その系譜の中に、今回の「ふと蕎麦」があったのかも知れません。

歴史的、地理的経過は別としまして、取り敢えずは食べてみてください。ただし、その際、一点だけお願いしておきたいことが。

そのお店の蕎麦を食べたら、その後に(もちろん日をおいた後でいいのですが)、私がお薦めする以下のどれかのお店で、「もり」あるいは「せいろ」または「ざる」を食べてみてください。

異種のものを食べるときは、必ずスタンダードを食べて見た上で「蕎麦」というものをお考え下さい。

以下推奨店です。椿参道にある「無着庵」さん、或いは高岡町、ゆらら温泉南隣りの「菊音」さん、そして松前町鶴吉にある「伊予翁」さんんの3店の何れかです。
以上お薦めします。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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