「再訪 249 日の出食堂」・「愛媛グルメ紀行」 755

今日は、伊予鉄高浜線・山西駅前の”日の出食堂”さんの2回目のご紹介です。


初めてアップしたのは、4月15日の以下の記事でした。(「日の出食堂」・「愛媛グルメ紀行」 709


この初回記事に対して、「はじめてのお店なのに、きよばあば、きよばあば、とベタベタする記事はいかがか?」という疑問を呈された方がいました。


戸惑いました。指摘されたようなアプローチが、ワタシの”記事のスタイル・方法”なものですから。初回から相手の胸・心に飛び込んで記事を作る、ということを目指しています。今後もそのスタルは変わりません。

玄関1
初回訪問した時、再訪するときはコレと注文するメニューも決めていました。


最近忙しくて、中々郊外まで足を伸ばせないでいます。この日はたまたま、スケジュールが空きました。


昭和25年の開業以来、この近辺の人々や松山西高や新田高校の生徒さんたちの胃袋を満たし続けて来られました。

メニュー2
メニューは、4月1日以降、真新しくなりました。そうです!消費税の増税に対応せざるを得なくなったのです。当然でしょう。


ただ、創業以来60年余り。店内の見慣れた風景の中で、この”メニュー”だけが浮き上がって見えました。


気を取り直して、来る前から決めていた”鍋焼きうどん”を注文しました。

店内3
店内で忙しく動き回られているのは”きよばあば”さん。主に、鉄板エリアを担当されていますが、客に水も出されます。

お水を持って来られたので「女性にお年を聞くのは失礼でしょうが、お幾つになられましたか?」っとズバリお尋ねしてみまました。

すると「フフフ・・・・え?・・・・幾つに見える?」っと、いたずらっぽく微笑まれました。

「うーーーん、大正か?・・・・・・・」っとここまでワタシがつぶやきますと「ナニイヨーーン!ショーワよーー、私はねショーワよ!今年83歳になるけどね!!」っと。

大変失礼しました。昭和6年のお生まれのようです。すると「デモネー、私”学徒動員”知っとるンヨー!」っと。

おでん4
お話を聞きながら”おでん”をいただきました。


厚揚げ”と”スジ”の、まあ味の染み方が何とも言えません。1年や2年では、こういう味にはならないでしょう。


「その辛子、本気で辛いケン・・・・・気を付けて付けてね」っと、あくまでも気配り細かい。

鍋焼きうどん5
さあこれが注文した”鍋焼きうどん”です。お値段550円(内税)です。嬉しいお値段ではありませんか。


テーブルに運ばれた時は、キチンと”アルマイト”の蓋が乗せてありました。


この画像が、松山の老舗食堂では代表的メニューである、”アルマイト製鍋”に入れられた”鍋焼きうどん”です。

鍋焼きうどんアップ6
松山の”鍋焼きうどんシーン”を代表するお店、”ことり”さんと”アサヒ”さんの出汁の甘さに比べて、甘さはやや控えめです。

つまり、実にアッサリしたスープです。”出汁”が前面に出ないという作りです。


具材は、蒲鉾2種4枚、とろろ昆布、油揚げ、ネギ、すじ肉と、標準系です。特別個性的というものではありませんが、馴染む味です。

麺7
このお店は”手打ちうどん”を唱うお店ではありませんので、当然に””は製麺所から仕入れられたもの。


しかも、松山の”鍋焼きうどんシーン”にはゴクお馴染みの、柔らかい。別の表現を使えば、所謂(いわゆる)腰なし麺です。


でも、これが松山の”鍋焼きうどん”の味であり麺なんです。”麺”単独で、どうこいうという世界ではありません。トータルとして味わい慈しんでいただくものです。

完食8
そりゃあ、出汁の最後の一滴までを舐め取りました。何の不思議もありません、単純なこと、美味しいからです。


お店にはどんどん出前の注文が電話で入ります。”きよばあば”さんの息子さん世代(息子さんかどうかは確認できていません)は、自ら鉄板で”お好み焼き”を焼いて、それを”岡持ち”に入れてバイクで出前に出かけられました。


次の出前の注文がありました。”きよばあば”さんが、鉄板に油を塗り、うどん麺と中華麺を鉄板に広げられます。

手さばき9
その様子を撮影することの了解を得て、鉄板に近づいてシャッターを切りました。そこには”きよばあば”さんの、華麗な”コテの舞い姿”が!いやはや、鮮やかなコテ捌きです。


「これが”三津浜焼き”ですか?」っとワタシが口を開きますと・・・・・・・・・・「コレナー、前から”お好み焼き”ユーンヨ!”三津浜焼き”というのは、最近になって”町興し”で作られた”新しい言葉”なんよ!」っと。


「メニューには”サラダうどん”ってありますが!」っと話し掛けますと、「そうそう、その”サラダうどん”はナーーー、””からしてその”鍋焼きうどん”とは違えとるケン!一回食べに来てみてや!」っと。

手作り10
「ソーーカーー、じゃあ次は”サラダうどん”ということにしますか」っとお勘定を済ませました。


お店の出入口横には、”きよばあばの手作り”と示された”小物類”が展示されています。


この”手作り品”たちは、一体どれだけの人たちの様々な人生を見続けてきたのでしょうか。



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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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