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「Restaurant WAKUSEI(レストラン ワクセイ)・「愛媛グルメ紀行」 777

今日は、山越4丁目にある”北欧料理”をウリにしているレストランの老舗”Restaurant WAKUSEI(レストラン ワクセイ) ”さんの、初めてのご紹介です。


この地に、ずっと以前からお店があるのは知っていました。いえ、元はと言えば三番町3丁目と大街道1丁目がクロスする辺りに長くあったことも知っていました。ただ、何となく縁がなくて今日まで未訪問でした。


現在のお店は旧国道196号線と、新国道196号線の間にある問屋町を繋ぐ東西の道路添い、住宅地の中にあります。

玄関1
これがお店の玄関です。1階がお店で、2階はご自宅です。


この日は梅雨入り宣言された翌日でした。(6月4日)ですから、朝から雨模様で暗いので綺麗に撮れていません。


恐らく通りがかりにフラッと立寄りると言ったお店ではなく、このお店のあのメニューを食べようと決めて来られる方が多いのでしょう。

店内2
店内は、松山市内にあっても”薪ストーブ”が設(しつら)えてあります。本来は”暖炉”といきたいところでしょうが、設備費にかなりかかってしまうのでこうなったのかも知れません。


ワタシがお伺いしたのは平日の開店直後、午前11時30分でお天気は雨。結局ワタシが食事を終えお店を後にした正午過ぎまでに、他に入ってきたお客さんは近所の会社員風の女性一人でした。


店主さんは厨房の奥にいらっしゃって、その様子を伺い知ることはできませんが、奥様がフロアー係として対応されるのでお話をおうかがいすることができました。


三番町時代のことをお尋ねしますと「エエ、三番町で25年、そしてここで20年になります。今年は45周年になるんです」っと奥様。(三番町のお店とこのお店の営業年数が、逆だったかも知れませんが)

メニュー3
「このお店はワタシの知人が好きで、お話はよくお伺いしていました。松山では珍しい”北欧料理”を出されているとか?」っとワタシ。

「三番町でお店を開いた頃は、普通の”洋食屋”からスタートしたんです。そうしていたらそのうち、イタリア料理やスペイン料理などが流行るようになったので、途中から”北欧料理”を出し始めたんです」と奥様。

「でも、何故珍しい”北欧料理”だったんですか?」とワタシ。「ええ、たまたま主人の(奥様ご自身の?かも知れませんが)の兄が、”フィンランド人”の奥さんをもらっていたので、思いついたんです」っと。

「ただその後、ロシア料理の”ボルシチ”と、スイスと言うかアルプス地方の”チーズフォンデュ”を出すようになって、今ではその2つがウチの”看板メニュー”になりました」っと奥様。

ヤンソンの誘惑4
日替わりのランチも用意されていますが、ここは”北欧料理”らしさを求めたいので、画像の”ヤンソンの誘惑”という珍しいメニュー名のお料理を注文しました。お値段は1260円(外税)です。「高い!


メニューの説明書等によりますと、メニュー名の由来は北欧の中のバルト三国を構成する”スエーデン”の家庭料理だそうで、中世期の菜食主義者”ヤンソン”(宗教家)さんが、あまりにもおいしそうな見た目と匂いに勝てずついに口にしてしまって以来好物となってスエーデン国内に定着したのだそう。


お料理は実にシンプルで、主な材料はジャガイモとタマネギとアンチョビで、そこに生クリームと牛乳をひたひたに注ぎ、その上にトロけるチーズと粉チーズを乗せ(パン粉を乗せる場合も)、黒胡椒で味を整えオーブンで焼く。調理法もシンプルです。

ヤンソンの誘惑5
ジャガイモとチーズの焦げた匂いが香ばしい!表面は、やや焦げ気味な位にパリパリガリガリに焼けています。


「普通のグラタンだったら、ここに”ホワイトソース”を入れるんですが、このお料理は生クリームと牛乳だけなんです。しかも”薄味”で、”ジャガイモ”の美味しさを”アンチョビ”ソースが持っている塩分で食べていただくお料理です」っと奥様。


なる程、香ばしい他には”ジャガイモ”の味がきちんとして、極めて”薄味”です。不心得者なら、ここにウスターソースなどを掛けたくなるかも知れません。


それに””も、今のワタシの胃にはぴったりでありがたい。でも逆に言いますと、普通の方だったら量的に物足りないでしょうし、味付けもそう思われるかも知れません。

アップ6
ご飯でも、羽釜の底のこびりついた”お焦げ”が美味しいでしょう!


その”お焦げ”を茶碗に入れて、少し塩を振り茶漬けで食べる!日本人にとって、至福の時でした、そういう時代がありました。


このお料理は、極言すれば”北欧の茶漬け”、或いは”北欧の焼きおにぎり”のイメージでしょうか。北欧は寒冷地ですので米は穫れず、主な作物はライ麦や大麦、オート麦などの穀類と”ジャガイモ”でしょう。

グラタン7
そういう北欧の素朴な家庭料理が、日本に来たら”1260円”もするお料理になる。原材料費は、そんなに掛かっているとは思いにくいのですが。

ですが、このお店のこのお料理の値段・仕組みを伺い知るヒントは、奥様との会話の中にあったような気がしました。

それは「このお店は”トナカイの燻製”を、今でも出しておられるのですか?」っというワタシの質問に対する、奥様の以下のお答えがヒントだと思いました。

「ええ、”トナカイ”の肉はずっと”ラップランド”(=スカンディナヴィア半島北部にあって、スエーデンやノルウェーやフィンランド及びロシア4ヶ国に広がっている地域。伝説では”サンタクロース”の郷里)から仕入れていました」っと奥様。

「ところが、ある年から全く手に入らなくなったんです。そこで探しに探して、何と!日本の北海道で僅かながら”トナカイ”が飼育されていることが分かったのです。そこで、今は北海道から仕入れて、現在もお出ししています」と。

完食8
このくらいの量なら、難なく完食できます。味は、今までいただいたことがない味なので「ああそうか!こういう味なんだ!」っと思うばかりです。


北欧でも、カタクチイワシの仲間の”アンチョビ”は重宝されているようです。やはり発酵食品の旨味は、食生活では欠かせないものとなっていて、それが世界標準であることも感じました。


ただこのお店の問題は、そのメニューのお値段設定ではないでしょうか。

チーズフォンデュメニュー9
例えば、上の画像はこのお店の看板料理の一つである”チーズフォンデュ”ですが、お値段は単品で1300円(外税)です。

このメニューには、最低限のフランスパンは付いていますが、それ以外の野菜やウインナー等の具材は別料金です。もう一つの”ボルシチ”に至っては、更に値段が張ります。

上に書きました”北欧料理”のスタイルやメニューを維持するための、特殊な食材の仕入れがあってこそ、このお店の存在価値があるように推察しました。

奥様が、この店に好んでよく来て頂いているお客様を列挙なさいましたが、様々な縁でこのお店と固く結びついているお客様方の様でした。

つまりお値段などを超越して、”このお店で味わいたい”という根強い人気に支えられて45年目を迎えられました。その意味では、地味ではありますがこの地になくてはならないお店であることがよく分かりました。



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No title

じゅんさん こんにちは♪

モクセイさん

他ではちょっと出会えない味でしょう^^

私は アンチョビの塩加減 味の濃さ絶妙だと思ったんです。

ボルシチの方は 更に謎な味かもしれません♪

こんばんは

のしうめ様

さすがですねー!  ワクセイさんをご存知で、しかも味の特徴まで!!

昔は街中にありましたが、今は目立たない立地ですから、知る人ぞ知るというお店でしょうね。

そして、長持ちしているはその、メニューと味の個性でしょう。仰るとおり、他では味わえませんものね。

こういう個性を持ったお店には、ぜひ頑張っていただきたいですね。

アンチョビ・・・・・・うーーん、イメージできました。

<追伸>

お話があった「萬ぼう」さんに、「冷たいすっぽんラーメン」のお願いをしておきました。今チャレンジされていますよ!ただ、今シーズンは間に合わないかも。

No title

ここのお料理は、変わった味がします。

宇宙人???

じゅんさんの二度目のご来店ありがとうございます😊

古い記事にまで

やきにくん様

随分前の記事にコメント頂き、ありがとうございます。松山でもこのお店の個性は一際際立ています。

つまり、このお店に来ないと味わえないメニューが目白押しです。ただし、私もこの記事を書いて以降はお訪ねしていません。

このお店のメニューに余り馴染みがないからです。今のような私の個人環境となりますと、一層と足は遠のきます。果たして二度目があるのでしょうか?

ところで私の「愛媛グルメ紀行」シリーズの効用って、あるんだな!って改めて思いました。恐らくヤフーとかグーグルで店名検索されたのではないかと思いますが、必ず私が書いたこの記事が1ページの上位に来ますね。

松山で行きたいお店を検索サイトで検索すると、私が書いた記事が上位でヒットするという構造がまだ続いている様です。嬉しいですね。

No title

ああ、懐かしい。
愛媛時代この近くに住んでいました。

数年間で夕食に二回ほどお邪魔しました。
確か東郷ビールが飲めました。
何もかもみな、懐かしいです。

不思議

勘助 様

勘助さん、古い記事にコメント頂きありがとうございます。この記事は2年以上前にアップした記事ですが、先月には「やきにくん」さんというハンドルネームを持った方からコメント頂きました。

そして今日「勘助 」さんから!しかも勘助さんは、どうやら現在は愛媛ご在住ではなさそうでうね。すると、どこでこの記事と出会われたのでしょうか?

しかし何れにせよ、私が過去に書いた記事が未だに見られているということは、感激の極みです。やはりご自分が過去に訪れた先が画像と文章で目の前に現れれば、懐かしいでしょうね。今日のコメントに深く感謝いたします。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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