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「カレーうどんを考える」・「愛媛グルメ紀行」 789

今日は”愛媛グルメ紀行”が始まって以来、初めての試みです。と言いますのは、今日は特定のお店のご紹介ではなく、ワタシの個人的な”カレーうどん観”をご紹介しようと思います。


ワタシは通常、その日の朝のうちに当日の”ランチタイム”をどこで過ごすのかを決めております。取材のためにお昼をいただいておりますから、”行き当たりばったり”ということはほとんどありません。


この日も午前中の仕事の流れから言えば、短時間で”ランチ”を済ませなければ時間のやり繰りがつかない事情でしたので、過去に3回訪問して記事でもご紹介したお気に入りの”うどん屋”さんに飛び込みました。(記事にしたのは3回ですが、過去に何十回と無く行っているお店です)

カレーうどん4
そこで、今までそのお店では一度も注文したことななかった、画像の”カレーうどん”を注文しました。お値段は720円(内税)でした。


すると画像の”カレーうどん”が出されたのです。注文して僅か1分~2分の間に出されました。


ここで「ウッ!」っと、一瞬声を詰まらせました。ワタシがイメージしていた”カレーうどん”とは、かなり様相を異にしていたからです。

カレーうどん5
カレー”の香りが濃厚に周囲を満たしました。しかも、かなり個性的な”カレー”の彩りと香りでした。


冒頭で書きましたようにこの”うどん屋”さんは、ワタシにとっては上位5店に入る程のお気に入りのお店です。今まで選んだ3回は、どれも”喉掘って”注文したメニューを味わいました。

アップ6
ワタシの”うどん屋のカレーうどん”に対する認識は、主役は飽くまでも””であって、”カレー出汁”はどこまでも麺の引き立て役でなければならないというものです。


言うまでもないことですが、上の考えは飽くまでも”ワタシのカレーうどん観”であって、決してそれが一般的だなどとは思っておりません。読んでおられる方の数だけ”カレーうどん観”はあるでしょう。


さてこのお店の”カレーうどん”に戻りましょう。”カレー出汁”が丼の全体を覆い尽くしていて””が見えません。(一部見えてはいますが)

カレーアップ7
先ず”カレー”ですが、このお店のこの”カレーうどん”、”カレー自体”は個性的だとは思いますが極めて”美味しい”のです。


単独で食べれば、全く違和感なく「これは、旨い!」っと思えるカレーなんです。ところが、”カレー出汁”として味わえば、・・・・・・・・・・。


カレー出汁”とうどんの””が、ワタシの感覚で言えば馴染んでいない。カレーが麺に”染み込んでいない”ということです。


例えば、麺とカレー出汁が馴染んでいない(と、ワタシが感じた)もう一つの例を下にお示ししましょう。

カレーうどん6
これは、あるうどん屋の”カレーうどん”です。


カレールー”の色は、典型的な”ターメリック”が効いた色と香りがしています。色合いはまさに、「これぞカレーうどん!」です。


ところが、このお店のこの”カレーうどん”も、最初から最後まで”カレーに馴染んでいない麺”を啜る一方、レンゲで”緩いカレールー”を飲むという感じで食べました。

混ぜた8
このお店の”カレーうどん”も、麺は麺、カレールーはカレールーとして食べることに終始していました。


そこで、「エイヤー!」っと、思いっきり混ぜに混ぜてみました。こうすると、カレールーが麺に染みこんで、”カレーの香り立つ麺”に変身してくれるかもしれないと思ったからです。


ところが、”生白い麺”は・・・・・・・・・・・、そう、”生白い麺”のままでしたし、(ただし、うどん麺として単独では、とっても美味しい麺です!)うどん麺からはカレーのスパイシーな香りが伝わってきません。

混ぜたアップ9
マッシュルーム”だって、プリプリしてて美味しいのに・・・・・・。


カレールー”はどこまでも誇り高くそびえて、刺激的な芳香を放っています。


でも、どれだけ混ぜても”うどん麺”とは親しくなってくれません。まるで唯我独尊の体です。

麺10
”は麺で、「間違えないでね!ワタシはカレーが掛かったご飯代わりなんかじゃナクッテヨ!ワタシは”うどん”なんだから!」っと、自己主張を変えません。


カレールー”はそれ自体として大変に美味しいし、うどんの麺は、それはもう”麺に醤油”ぶっかけただけで食べることができるくらいに、喉掘って旨い!


なのに、彼と彼女、「ワタシたち、出会ったことが間違いだったの?」っと、ため息をついた・・・・・・ヨウナ・・・・・。

カレーうどん7
さあ、上の画像が、ワタシが考える”カレーうどん”です。”カレールー”は、どこまでいっても””の引き立て役でなければならない。


カレー出汁”は、あくまで”出汁”に徹しなければならない。その為には”ズルズル”に緩くっていいんです。


うどんを食べるための”出汁”が、”カレーの香り”に埋没してはダメなんです。

カレーうどんアップ8
この”カレーうどん”を評した時、最初にこう書いております。<カレーの風味が一斉に鼻腔に届きますが、それと同時に出汁の美味しさも届きます。>っと。そうです!”出汁”の香りも生きていなきゃ!!


ですから、次にこう書いています。<トロミがついたカレー味の出汁が、麺によく絡むのです。>っと。絡みに絡まなきゃダメなんです!


そしてこう書いています。<箸でカレーうどんを掬いますと、麺と長ネギ、鶏肉、ニンジンなどとカレー味の出汁が絡んで口腔に同時に入ってきます。>っと。


このお店のカレーうどんは、お箸でうどん麺を掬うとマッシュルームが箸を滑り落ちます。

スープ9
これが、”うどん麺”に馴染む”カレー出汁”です。うどん麺に染みこむ(うどん麺を黄色く染めてしまいます)”カレー出汁”です。


上の画像の”カレー出汁”を、例えばご飯の上に掛けますね。すると”ベチャベチャ”の”カレー汁飯”が出来上がります。


一方、冒頭にアップしたこのお店の”カレー出汁”をご飯の上に掛けたといます。するとそこには、立派な”カレーライス”が誕生します。その違いです。

麺10
こらが、麺を掬うと同時に絡んでズルズルと上がってくる具材とカレー出汁。”カレーうどん”は、こうあってほしい。それがワタシの”カレーうどん観”です。

上の画像の様な”カレーうどん”であれば、カレーうどんライス”というメニューになり得ます。

カレーうどんライス”などというメニューはご存じないかも知れませんね。何の変哲もない”カレーうどん”に、丼に入った”ライス”が付いているものです。

食べ方は、ライスを手前に置き、カレーうどんをその向こうに置きます。そして、カレーうどんを2~3本づつ箸ですくってライスの上を通過させながら食べるのです。

当然、カレー出汁がボトボトとライスの上に落ちます。そのカレー出汁の染みたライスの表面を箸ですくって、”カレーうどんをおかず”に、カレー出汁の染みたライスを食べるというものです。

最後は、カレーうどんの中の肉片を数片とうどんを2~3本、それにカレー出汁を三分の一ほど残したものをライスにかけて、更に混ぜてグチャグチャと味の染みたライスをかっ込む。

ワタシの”カレーうどん”は、お金がなかった青春時代の記憶に焼きついた”時代の風景”なんです。

では、最後におうかがいしましょう。「貴方にとっての”カレーうどん”って、どうものですか?」



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具なし

先日、知り合いと二人で束本の淡路島なんとかと
いうカレーを出しているお店に行きました。

それでその淡路島カレーうどんを注文しました。
メニューの写真のそれは肉とか野菜とか写っていて
はぁ、こういうものなのか、と思って注文しましたら、
単にカレー汁の中にうどんが入っているだけ。
写真とのあまりの落差に愕然としました。
たまたま謙介のものが入っていなかっただけなのか
具材をトッピングというのか付加させて利を出したいのか
は分かりませんが、ねぎさえ入っていなくて単なるカレー汁
うどんでした。ちょっとあれはひどいと思いました。
もういかないと思います。

私事ですが父方の親戚が淡路島の北端の
岩屋というところにありますので、小さいときから
淡路島にはよく行っていたのですが、
そのころには淡路島カレーなんて聞いたことは
ありませんでした。
最近は淡路島のカレーって、淡路島の中の
あちこちで見かけるようになりました。
何軒かでいただきましたが、洲本のは
中ぐらいの玉ねぎが丸ごと柔らかく
煮たのがカレーの上に乗っているとか、
福良でいただいたものは
玉ねぎがカレーの中で明らかに存在が
分かるように入っているという感じで、
カレー汁だけのカレーっていうのは
なかったですね。

そのカレーうどん

謙介様

そのお店も分かりますし、指摘されたカレーうどんも直ぐに分かりました。

そのお店、実は私も最近行ったんです。そしていただきました。直ぐに「これでは記事にはならないなー!」っと思って、途中で写真を撮ることさえ止めました。
これを記事にすれば、批判的な記事に終始すると思ったからです。

実は、具なしのカレーは、カレーメニューの一つの分野として立派に存在しています。それは札幌の「スープカレー」です。

札幌の「スープカレー」は、具材の原型が全く残らないようにカレールーに溶け込んでしまうまで煮込んでいます。

それが一時期東京に進出し、ちょっとしたブームになりましたが、全国的なブームまでにはなりませんでした。

やはり、日本人は具材も含めて楽しみながら食べるという習慣があるからでしょう。その意味で、「具なしカレー」は、余程カレールー自体に自信がないとメニューにはなりません。

あのお店のカレーうどんは、フランチャイズに加盟されたものを出されているのでは?っとお見受けしました。まだ自身のお店でこなれていないという印象を持ちました。

私は、あのお店でメニュー数をどんどん増やされることを驚嘆して見ていますが、果たしてそれが自店の「うどん」を磨くことになるのか?疑問を持っています。

あ~~~もう!そのこと!!

うどんにカレーライスのカレーぶっかけて出された時のわびしさときたら!
まかない食べさせられたような怒りときたら!
インドカレーか欧風カレーでも困るわけで!


カレーうどん「これだけは!」

①あくまでも、濃い目に引いた出汁が主役であること。

②優しく麺にまとう程度の片栗粉主体のとろみ。

③スパイスを多用しない。昔ながらのカレー風味であること。

④青ネギ、天かす、七味唐辛子が似合う純和風のカレーであること。

そこのうどん屋さん…贅沢言わないから、これくらいはクリアしてください。みたいな(泣)

全く同感です!

読女様

ひょっとしたら、こういうテーマで記事を書いたら、ノッてこられるのでは?っと、想像しておりました。

ウフフフ、見事に当たりましたね!

そして「カレーうどん4原則」。ええ、全く同感です。

「カレーうどん」の主役は、決してカレーではないはずなのですが、何故か「カレールー」ばかりに拘られて、肝心の麺は?出汁は?あのトロミは?????っと戸惑うことのまあ多いことと言ったら!

うどんにしろラーメンにしろ、蕎麦にしろ、「出汁」があるからそれぞれの麺の持ち味が生きる、活きる。出汁の力で、どれだけ、丹精込めて打った麺の魅力をギリギリ引き出せ、絞り出せるか?

麺を扱うどのお店も、そこが最大のテーマではないか?と思うのです

ところが、カレーはそれ自体にインパクトがあるものだから、カレーの強烈な個性に頼ろうとする。これが、失敗の道をたどる最短コースでしょう。

読女さん、しっかり「カレー観」、共有させて頂きましたよ!ありがとうございました。^^

No title

カレーうどんの麺は立派な手打ちのうどんなんかじゃない方がいいですねー。どちらかというと学食のうどんみたいな、フワフワクタクタの方がルーと馴染みます。手打ちのカレーうどんとか、焼きうどん!とかあまり美味しそうには思わないですね。かめ屋の肉うどんがおいしいのと似通った感じかもしれません。

当然カレールーは出汁でのばしてとろみをつけてるわけですけど、たとえば洋食もある食堂なんかだと、まずカレーを作ってからカレーうどんの出汁をつくるんでしょうかね。うどん屋や蕎麦屋は当然ダイレクトにカレーうどん出汁を作るんでしょうけど。その違いも興味深かったりします。

今日の昼ごはんは、この記事を読んだせいもあってか松屋のカレーラーメン。ややスパイシーでなかなかのもんです。けっこう飛び散るので白シャツ着用時にはお勧めできませんが。

うちの実家のカレーうどんは、まさしくうどんにカレールーをかけたもの。出前でとるのと何かが違うけど何が違うのか分からないまま大人になりました。実家にいた頃、「うちのカレーうどんはお店のと違う」と文句を言ったら「うちは店じゃないもん」と母に言い返されました。母も何が違うのかわかってなかったのでしょう(笑)
というわけで、私にとってはうどんにカレー味のものがかかってればカレーうどんです^_^

カレーラーメンには思い出が

ファットマン様

確かに、「カレーうどん」に手打ちの麺は合いませんね。カレー味の出汁を、麺自身が吸わないので、どうしても、麺は麺、出汁は出汁と、仲良くならない。

そもそも「カレーうどん」より先に「カレー蕎麦」が商品化されています。世の中で一番早く「カレー蕎麦」を出したのは、東京の早稲田にある「三朝庵」さんで、何と明治37年に「カレー南蛮」として売りだしております。

「三朝庵」さんは、そばつゆとカレーを掛けあわせて、和洋折衷の出汁を作られましたが、あくまでも元は「そばつゆ」です。
「三朝庵」さんは。その後「カレーうどん」も商品化されました。

つまり、洋食屋さんから生まれたのではなく、蕎麦屋から生まれています。出汁で溶いたカレーですから、蕎麦やうどん麺と仲がいい。

うどん屋や蕎麦屋は、普通に使っている出汁にカレー粉を溶かして、それに片栗粉を加えて作るお店が多いですね。

「カレーラーメン」・・・・・・・・あああ、思い出しちゃいました。ラーメンに、カレーポットのカレールーを全部注いで立ち往生したことを。

おーーーー

くく様

そう言われてみれば、家庭で作る「カレーうどん」って、カレーライス作った翌日に、余ったカレールーを、湯掻いたうどんにぶっっかけて食べる。

そっちのほうが、簡単ですもんね。子殿の頃から、そっちを食べていた方にとってはそちらがスタンダードで当たり前ですよね。

私は、家で自分でカレーうどん作る時は、うどんの出汁にカレー粉を溶いたものを入れて、最後に水溶き片栗粉を入れれば完成です。ただし、我が家では、私以外はカレーうどん食べません。なぜなんやろか?

つまり我が家のカレーうどんは、家族の誰もその味を知らないカレーうどんです!
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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