「お食事処 天ぷら 天くに」・「愛媛グルメ紀行」 756

今日は国道56号線沿い、藤原町にある人気のお店”お食事処 天ぷら 天くに”さんを初めてお訪ねしました。


このお店のことは、このところよくコメントを頂いています”読女”さんのご紹介です。


ワタシは全くこのお店の存在を知りませんでした。更に言いますと、この”愛媛グルメ紀行”シリーズも述べ756店目ですが、その中で”天ぷら屋”さんを採り上げるのは実は初めてのことです。


自分でも「アレ?なぜ・・・・・・??」っと不思議に思います。もちろん嫌いな分野では全くないのですから。

玄関1
これが国道56号線に面した”玄関”です。目立たない店構えです。車で通っていたら、つい見過ごしてしまいがちなお店でしょう。


でも、でもなんです!このお店、”知る人ぞ知る”というレベルを超えて、舌の肥えた”食いしん坊”さんたちの、その”舌と胃袋と心”を捉えて離さない”名店”でした。ワタシがここで”心を捉えて”と書いたのには訳があります。それは後ほど。

駐車場看板2
国道沿いにあるお店ですから、駐車場問題が悩ましいところですが、お店の北側の駐車場に、お店寄りに4台分の駐車スペースを確保されております。


画像の看板、文字がかすれていますが、この看板でも駐車場の位置はおおよそ見当が付きます。


でも恐らく、このお店の駐車場事情も含めて、それぞれの時間帯の店内の様子は先刻承知というお客さんで、お店は何時も埋まっています。店内は、店主兼板長さんと女性の2人で切り盛りされていました。

穴子天定食3
ワタシは昼時の混雑を避けて、午後1時にお店に入りました。”ランチタイム”の喧騒から、ふと開放された!そういう時間帯でした。


でも店内は、勘定を済ませてお店を出るお客さん、「この時を待ってました!」っと、交代するかのようにお店に入るお客さんでざわめきめいたものがまだ残っている時間帯でもありました。ワタシたち2人は、カウンター席に座りました。


何時もは必ず撮っている”メニュー”、あるにはあるのですが、そのやや煤(すす)けた”メニュー”を見て注文するお客さんは殆どおられません。皆さん、お店にくる前から注文するメニューはほぼ決めていらしゃるようにお見受けしました。


読女”さんのお薦めは「オススメは穴子天定食。あ、鱧天定食もいいな~。」でしたので、ワタシは”穴子天定食”を注文。画像はワタシが注文した”穴子天定食”です。


で、ご覧の皆さんは、この”穴子天定食”がお幾らだとお思いでしょうか?ワタシが過去に”天ぷら屋”さんを一度もお訪ねした経験がないのは、ワタシの頭のなかで”天ぷら屋で頂く天ぷらは高い!”っという固定観念があったからでしょう。


コレだけの内容とボリュームで”700円(内税)”ですよ!!!たまげました!

穴子天4
どーーーーーーです!!この圧倒的な”ボリュームと存在感”。しかも”上品”に揚がっていて、アタリマエのことながら油っぽさは微塵もありません。


穴子”が3匹と、後はピーマン、茄子、南京(かぼちゃ)、人参等の野菜類です。


どれも、その”食材の持ち味を活かし切る”べく、軽ーーーく、軽ーーーく、揚がっています。

穴子天5
ワタシが”穴子天”を写真に撮っている後ろを、食事を済ませた一人の男性客が通り過ぎました。店主さんと目があったようです。


店主さんが「お久しぶりですねー!、お元気でしたか?」っと、その男性客に声を掛けます。


すると男性客が、「ホーーヨ、久しぶりにここに行くゆーーたら、社員がお昼は混んでいるので、少しずらせたほうがエエ、ユーテな!  オオ!!  そうやった!!  オモオーテ、時間ずらせて来たんよ!」っと。


それを聞いていたカウンター席の男性客が、それに相槌を打ちながら「ホーーヨ、ホーーヨ!ヤケン、ワシはいっつも1時頃に来ることしとるんよ」っと。


このお店は、店主さんら2人体制(但しお昼の事情しか知りません)ですので、余り混雑し過ぎないように各々のお客さん自身が気を配りながら食事に来られている様子がうかがえました。

穴子天6
冒頭に、このお店は”お客さんの心を捉えて離さない”と書きましたのは、上に書きました店主さんとお客さんとのやり取りを見ていてそう感じたからです。


20代でこの地にお店を出され、それから30年を遥かに越えられました。それは、このお店の天ぷらなどの味とリーズナブルなお値段、店主さん等お二人の飾らない、そして控えめなお人柄をトコトン愛されている多くの客さんに支えられているからこそでしょう。


それに、肝心の”天ぷら”のお味です。”穴子”は、皮目の食感と穴子の身の食感との違いが分かるような揚げ方をされています。皮目はシットリ、身はホコホコとそれぞれの持ち味に則した美味しさを味わえました。


しかも、その場で摩り下ろした大根おろしを入れた”天つゆと天ぷら”たちの相性の良さに、言葉を失ってしまいます。

鱧天7
この画像は”鱧天”の画像です。


最近(5月8日)にアップした”海鮮鉄板 大のじ”さんでは”鱧フライ”を頂きましたが、フライと天ぷらの調理法の違いが味わいにも大きな違いを見せるという、当たり前のことを感じさせてくれました。(「海鮮鉄板 大のじ」・「愛媛グルメ紀行」 722


鱧フライ”は、鱧自体にしっかり味付けがされていて、フライのパン粉のパリパリした食感に負けないようバランスが取ってありました。


一方このお店の”鱧天”は、鱧の淡白な味をそのままで味わえるように、鱧に油の香りが移りすぎないように天ぷら粉を薄くまぶしてカラッと揚げられていました。鱧は小骨が多い魚ですが、見事に骨切りされていて、骨が元からなかったのか?っと思わしめる手際でした。

味噌汁8
そして、この何でもないように見える”味噌汁”がこれまた逸品でした。いい味噌汁の条件である”出汁”がお見事です。


このお店は、天ぷらだけでなく焼き魚など、魚料理一般も出されます。和食の基本がしっかりできておられるのでしょう。腕の良い職人さんにかかったら、何でもない料理でもその存在感が違うという典型例を見せて頂いた思いです。


熱々の味噌汁を、フーフーさせながら啜る!「ああ、幸せ!」って感じる一瞬です。

ご飯9
この画像が、粒一粒が粒立っていて、照り輝いています。おいしい米の特徴でもある、いい香りがする”ご飯”です。


第一、このご飯と味噌汁と、付いている漬物だけで軽く一杯いけそうです。酒を断ってから、食欲が復活してきましたが、この”メシ”、タイミングが合ってくれました。

完食10
ですから、余りジックリ味わう間もなく”完食”しちゃいました。


「読女さん、美味しくて優しいお店を教えていただき、ありがとうございました」



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非公開コメント

No title

ここは!私、小さい頃からよく行ってました。家もこの辺りでしたし、私の叔母が気に入ってよく行ってましたので。
実は前々回日本に帰ったとき、アレックスも行きましたよー。ここのてんぷらもおいしいし、お魚もおいしいんですよね。
その時に食べた岩牡蠣が手のひらくらいの大きさあったんですよ!でも大味じゃなくてこれもおいしかった!!

アレックスさんも!

Kaori様

ロサンゼルスの今は、何日の何時頃なんでしょう。

遠くからのコメントありがとうございまいた。

確か、あの辺りに昔住んでいらっしゃいましたよね。以前に市駅近くの「上海ルネサンス」の記事をアップした時に、確かそういうコメントを頂いたような。

そうでしかた、ドイツ人のアレックスさんも、このお店が好きでしたか。しかも、魚がお好きとは。

^^ドイツって、余り魚料理が思い浮かびませんが、名手の手になる美味しい魚料理はいけるんですね!

今回のドイツ・クロアチア等のリポートは目を輝かせて拝見いています。ありがとうございました。

ザ・昭和

ザ・昭和

お気に召されたようで、大変嬉しゅうございます(^-^)

奥さんに「なんでこんな安いの?」と聞くと、魚はその日揚がった地物をトロ箱で仕入れて大将が自分でさばいてるから安く提供できるんだと言われてました。
見栄えが良く安い冷凍物が安定して手に入るこの時代に、ありがたいことです。

ただ、天丼はシャバシャバ系のつゆだくだから、好みが別れるかもしれません。松山の天丼は、タレではなくなぜか天つゆのところが多いですね。

音、匂い、価格、どれも懐かしい天くに、いつまでもそこにあってほしいお店です。

No title

おひさしぶりです~
いつも読み逃げしてすみません。
このお店は目立たないけど、
お昼の時間帯にぞろぞろ人が吸い込まれていく
そんな風景を何度か目撃しました。
場所がら短時間で提供しないといけないのに
少人数でやりきれる実力派なのでしょうね!
つゆだくらしい?天丼も食べてみたいものです。^^

天丼

読女様

いや、まだもってこのお店の、微かな「ざわめき・さんざめき」が耳元に残っています。皆さんの、無心で天ぷらをいただくときの物音、厨房では天ぷらが揚がっている油の音、帰り支度をする人の椅子の音。

そして、注文した品が届きますと、お客さんの目が一様に輝きを増す。

そうなんですか?「天丼」は<シャバシャバ系のつゆだく>なんですか。

それを聞いて思い起こすのは、天ぷら屋の天丼と、蕎麦屋の天丼の違いです。(ただし、これは関東においてのこと)

天ぷら屋の「天丼」は、煮詰めた丼汁をタップリ、回し掛けられていて赤黒い色になっています。丼汁は濃厚です。天丼の天ぷらはパリパリ系です。

一方、蕎麦屋の「天丼」は、そば汁ベースのシャバシャバした丼汁が掛かっていますので、読女さん仰る<シャバシャバ系>です。シンナリ系と言ってもいいかも知れません。

私は丼ものをほとんど食べませんが、2つの系統の天ぷらになっているというところに興味を覚えます。このお店は間違いなく再訪を繰り返すお店になりましたので、色々試してみたいと思います。

店主さんは私より一回り位お若いのではないか?とお見受けしました。まだまだ、これからも長くお客さんの舌と心を踊らせていただけるお店であり続けるでしょうね。また、そう願っています。

本当にありがとうございました。^^

お久しぶりですねー!

おーちゃん様

お久しぶりですね!お元気でしたでしょうか?

このお店、おーちゃんさんお薦めの「麺屋夢創」さんがあって、このお店は国道を挟んだ向かい側の辺りにありますね。派手がましい看板類は一切ありませんから、つい見過ごしてしまいそうですが、店内に入るとお客さんの多さに驚かされます。

知っている人は知っているんですね。本当は人に教えたくないお店があるといいますが、このお店はそういうお店かも知れませんね。

人に教えて、余計に混雑させたくないし、忙しくなりすぎて店長さん等に余計な負担を掛けさせたくないという思いが。

時間帯をずらせながら、おーちゃんさんもぜひお試し下さい。^^後悔しないと思いますよ!!

No title

もう10年ぐらいはご無沙汰だと思いますが私も好きなお店ですよ。往時と変わらぬ雰囲気みたいでとても嬉しい気持ちです。常連さんはみなさん天ぷらではなく秋刀魚や鯵などの焼魚定食を好まれていた記憶が。オフィス街にあればけっこうな繁盛店になっていたことでしょうが、こういう場所で知る人ぞ知るという感じがまたいいんですね。
魚も天ぷらも注文してから丁寧に作ってくれるのでけっこう時間がかかった記憶があって、昼時にこういう店でゆっくり食べる余裕を持ちたいものだと当時思っていました。駐車場のことまで事細かに教えていただいたのでぜひ近々行ってみたいです。

全く知らないお店でした

ファットマン様

私は文中でも書きましたように、全くこのお店のことを知りませんでした。
ところが、意外というか、当然といいますか、多くの方が先刻御承知というお店でした。

行く前からその話は、かおるさんから聞いていましたが、お店に一歩足を踏み入れただけで納得しました。食べている皆さんの表情がいいんです!

店主さんも奥様らしき女性も、控えめな笑顔でキビキビした動き。何時も、揚げ立て、焼きたてのお魚を頂ける。しかも、お安い!新鮮なおか魚がお安い!

お店の中は、40年の歳月を過ぎて、流石に煤けていましたが、何ら気にはなりませんでした。

お昼前後だけは、駐車場も満車ですから避けられたほうがいいと思います。読女さんに感謝感謝です!

天くに

こんばんは

「天くに」は、20年程前に行って以来行っていません。
いつも混んでいた記憶があります。
写真を見ると、美味しそうですね!
久し振りに行ってみます。

何か

ふなこ様

今日コメント頂いた方、皆さん、何らかの形でこのお店を御存知だった!ふなこさんも、然りでしたね。

もう、累計でお訪ねしているお店が750店を超えた私だけが知らなかった。そのお名前も、お店の場所も。

ということは、「愛媛グルメ紀行」が1000号を超えたとしても、その後幾らでも廻るお店はあるということですね。

勇気が湧きました。^^コメントありがとうございまいた。

なるほどね~

四楓院 様

お久しぶりです。^^

そうですか、このお店を御存知でしたか。こうやって、多くの方に知られているお店であったことが、今回の訪問と記事アップを通じてよく分かりました。

焼き魚ですね!ええ、次はそれにしようと、決めているところです。私は生魚は苦手なのですが、焼き魚ならOKです。

横目で、美味しそうな焼き魚をこの目にしましたので、次回はぜひそういきたいと思っています。^^
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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