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「八久茂」・「愛媛グルメ紀行」 778

今日は仕事の相棒と、大街道界隈を歩いていてお昼を迎えました。そこで例によって相棒が「この辺りで美味しいお店ないですか?」っと。


そこで随分古い記憶の中にあった日本料理のお店、”八久茂”(やくも)さんをお訪ねしました。


場所は二番町2丁目で、大街道2丁目との町堺にあります。東向き一方通行の道沿いです。業態別で言えば”割烹”に相当するお店でしょうか。

玄関1
実はこのお店、今の”八久茂”さんの前には”白龍”という割烹料亭のお店でした。


その”白龍”というお店の開店に、ワタシが当時関わった経験がありますので懐かしいお店でもあります。もう40年近く前だったでしょう。


その”白龍”さんは事情があってお店を閉店され、その後を継いだのがこの”八久茂”さんでした。魚の卸商である”魚伊太”さんの経営でした。

外メニュー2
その当時は、普通のサラリーマンがお昼を!っというお店ではなく、夜中心の割烹料理屋さんで、もっぱら”社用族御用達”(しゃようぞく ごようたし)のお店でした。


社用族”(しゃようぞく)という言葉自体が、今の日本語では”死語”になりました。会社の接待費で飲み食いするお店だったということです。


ですから、外看板のように”お昼の定食”を謳(うた)う風景は、ワタシにとっては隔世の感(かくせいのかん=世の中が変わった)ひとしおといったところです。

店内3
このお店は、3階~4階建てだたっと思いますが、2階以上は大小の座敷に分かれていて宴会から少人数の会食まで対応できる大型店です。


前前職の関係で、”八久茂”さんが開店した日にも招かれましたし、それ以降も接待関係で利用したことがあるお店でした。


ワタシたちは2人でしたのでカウンター席に座り、厨房にいらっしゃる店主兼板長さんにその後の経過を色々お聞きしましたが、それは割愛します。でもこのお店で”ランチ”を出されていること事態に大きな時代のうねりを感じます。

日替わりランチ4
さてワタシは、外のメニュー看板の上に”日替わりランチ”と書かれた手書きメニューを注文しました。お値段650円(内税)です。


この立地でこのお値段ならお安いと思います。地代や賃料が、松山市内では一番高い地域だからです。


開店されて以降、このお店は”バブル経済・狂乱経済”と”バブル崩壊”、更には2008年(平成20年)の”金融危機”(あの日興証券が倒産した年)など、日本経済の激動を見てきたお店です。


ですから、店主さんの「昔のことなど言っちゃいられないですよ!」っという言葉と、この”日替わり定食”に時代の変遷を垣間見た思いがしました。

メインプレート5
これが、”日替わり定食”のメインプレートがこの画像です。


内容は”いわしフライ”をメインとして、”切り干し大根”、”たこ酢”、”お造り・果物”、そしてサラダと味噌汁とご飯・漬物です。


見ての通り、エ?っと目を剥くようなメニュー内容でも品数でもなく、ゴク普通の”定食”の内容のようでした。

イワシフライ6
こちらがメインの”いわしフライ”でが、唸るほどのものではありませんでした。


でも、もちろん美味しいことに違いありません。


お客さんの主な層(その時にタマタマだったのかもしれませんが)は、意外や意外、年齢的にはワタシよりやや下と思われる女性群でした。その反面、近隣のサラリーマン諸氏の姿を、ほとんど見ませんでした。

刺身7
こちらは”お造り”と果物ですが、キチンと引かれたお刺身でした。


この”お造り”や果物に、割烹の包丁捌(ほうちょうさば)きを見たように思いいただきました。


ただ量がこれだけなので、その・・・・感想という程のものはちょっと・・・・。

サラダ8
こちらは”サラダ”ですが、この野菜の切り口にも、包丁の切れ味鋭いものを見ました。


それにドレッシングも、余り経験ないもので、「アレ・・アレレ・・・・これはナニかな???」っと思っている間に食べてしまいました。

キュウリの酢の物9
こちらが”たこ酢”です。ありふれたメニューですが、酢加減は申し分ありませんでした。


お客さんの数が多いので(次から次へと、女性陣が詰めかけていました)、作り置きしておいて、料理を出す直前にワンプレートにサッと盛りつけられたものでしょう。

干大根煮物10
この”切り干し大根”の煮物は、ありふれた食材を使いながらも、キチンとした煮物に仕上げてありました。


郷里の冬、大根を素麺のように切って天日で干して、冬の間の野菜食材として重宝したものです。


総体的に言えば、この立地でランチを出しこの値段に抑えて提供し続けることにポイントを置かれたもので、コンパクトに無難にまとめられていると思いました。


様々な工夫を重ねられて、””を生き抜く工夫をされている跡を感じ取れた、久しぶりの訪問となりました。




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八久茂さん、680円の日替わりやってるんですか!驚きました。

キャベツの千切りサラダに銀カップに入ったミカンですか…

時代と言ってしまえばそれまでですが、それなりの素材を使って、それなりの料理を出して、それなりの客層相手に商売していたお店が、看板はそのままに安いランチを提供する姿を目にすると複雑な気持ちになります。

そして、この日替わりの内容を見る限り、やっぱり畑違いのことに挑戦するのって難しいんだろうなと思いました。

松山に溢れかえってますもんね。安くて美味しいランチのお店が。

お早うございます

読女様

朝一番でのコメント、ありがとうございます。

さすが、このお店ご存知でしたね。実はこの記事を書く時から、そのことは想定済みでした。恐らく知っておられるだろう!っと。

そして、私が予想した通りの反応でしたね^^と言うことは、取りも直さず、私も同様の感想を持ち、その時間帯をたじろいでおりました。

「白龍」という以前のお店は、私の高校時代の同級生が開いたお店だったんです。それがダメになり、そこへお魚を卸していた「魚伊太」さんが経営を引き継がれました。様々なご縁があって、両方のお店を知っているものとしては、このランチを前に複雑な心境にならざるを得ません。

このお店の、息子さんか、或いは弟さんが、その後全日空ホテル地下に割烹を出され、それも後に歩行町に移られました。そのどちらも利用していました。

時代は、一種残酷です。

No title

私はランチで840円のばらずし定食(値上げ前かな)を食べたことがあるのですが、「ほっこりと甘味の勝った松山寿司、ご飯に椎茸の味がしみている、なにより混ぜたてなのがうれしい。天麩羅もアツアツ、小鉢が松山風スパゲッティーなのもナイス」といった感じでなかなかよかったですよ。せめて日替わりよりそっち系のメニューにしておけば、多少かつての高級店の片鱗が味わえたかもしれませんね。

なるほど

ファットマン様
成る程、その通りだったのかもしれませんね。
やはり、680円では厳し過ぎた のでしょう!
家賃と従業員数から判断して、損益分岐点売り上げ高の高いお店である事は想像出来ますね。
自分のお店の特色を活かして、安い日替わりランチは出されない方がよいのではなかったのかと思います。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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