「再訪 270 瓢華」・「愛媛グルメ紀行」 791

今日は湊町4丁目にあって、千舟町通りと銀天街を南北につなぐ路地にある”瓢華”(ひょうか)さんの3度目のご紹介です。


過去2回の記事は以下の通りです。(「瓢華」 真っ当な「B級グルメ店」・23)・(「再訪 156 瓢華」・「愛媛グルメ紀行」 589


なお、花園町にある”瓢太”さんと、このお店”瓢華”さんとの関係や、それぞれの歴史については、前回の記事で詳しくまとめておりますので、興味がある方はご覧になって下さい。この2店の過去の経過を詳しく知っているのは、今松山ではワタシだけになったのかも知れません。

玄関1
清水町4丁目の”松山大学御幸グランド”サッカーコートの直ぐ南側からスタートされ、途中、清水町3丁目勝山中学北門前を経て、現在はこの地で暖簾を張っておられます。


今は二代目さんの時代です。初代のお父さんは引退されましたが、お母さんはまだ現役です。


でも私がお訪ねした日には、お母さんの姿が見当たりませんでした。少し気がかりです。

店内2
実は最近このお店はお訪ねしたばかりです。その時は、夏期限定の”冷やしラーメン”をいただき、画像も撮影して帰りました。


そして記事アップしようとして気が付きました。


そうなんです!”冷やしラーメン”は、既に昨年の同じ日にいただいて記事にもアップしていたのです。(日程が合ったのは偶然です)再訪記事はアップしていますが、同じお店の同じメニューでは記事にはなりません。””(ぼつ=記事にしない)にしました。

メニュー3
そこで日を置かずに、再度訪問したという訳です。お店を再訪する場合、事前に必ず過去にいただいたメニューを確認して訪問するのですが、うかつでした。


ただその時に目に留まったメニューがありました。この日は、それをいただきにリベンジという訳です。


そのメニューが、画像にもある”ぶっかけそば”です。それを最初に見た時は「?????ぶっかけ・・・・・そば???」でした。ここは間違いなく中華麺を出されるお店なのに・・・・・・???っと。

ぶっかけそば4
これがその”ぶっかけそば”です。ここで猛烈な疑問が湧いてきました。


「”ぶっかけ”って、これで一体”何をぶっかけ”ているの???」っという疑問です。


うどんでも日本蕎麦でも、”ぶっかけ”というメニューは目にします。でも。それらは何れも”出汁や醤油をぶっかけ”て供せられます。


でもこの”ぶっかけそば”は、メニューに、明確に「スープなし」っと表示してあるんです。


このメニューが供せられた瞬間、ワタシの目は宙を彷徨(さまよ)いました。「どうやって食べればいいのか???」っと。


そこへすかさず、店主さんの以下のアドバイス。「そのまま食べてみて下さい、味は付いております。足らないと思えば、少しそこの醤油を足されたら!」っと。

ぶっかけそば5
もう一度、近づいてよーーーく、画像を見て下さい。


この画像をご覧jなって、皆さんは「何が”ぶっかけ”られているのか?」が分かりますか?


ええ、確かに”ぶっっかけうどん”などではお決まりの”大根おろし”は入っています。それ以外は、チャーシューとメンマとモヤシ、それに揉みノリと刻みネギだけの具材です。


これだけで””が果たしてスムーズに、しかも美味しくいただけるのか?

ぶっかけそば6
っと、その不安は全くの杞憂に終わりました。コレがイケルんです!!!


ええ、一時関東を中心に大流行した”油そば”を食べたことがある方なら、この味、想像が付くかもしれません。つまり”油そば”とは、一言で言えば”調味味和えラーメン”とでも言いましょうか。


その”調味味”に油を含んでいるから”油そば”と言ったのでしょうが、この”ぶっかけそば”に油っぽさはありません。


しかも、表示されている通りに”スープ”は全く入っていません。それなのにスルスルスルスルと、不思議に入っていくんです。???・・・・・・・が続きます。

モヤシアップ7
この”モヤシ”は、このお店のもう一つの”原点”です。他のもう一つというのは、このお店でしか味わえない”チャーシュー”です。分厚くて甘い!


冒頭で書いた”瓢太”さんには入っていない、”モヤシ”なんです。お父さんがお師匠さんから学んだものに、独自にプラスαされたもの。なぜ”モヤシ”が入っているか?を知るだけで、このお店の成り立ちが分かるという具材です。


麺より太い、立派なモヤシが程よい食感を出しています。湯掻き方がどうに入っています。

混ぜた8
そして、思い切って混ぜてみました。その際、混ぜながら味を確認し、少しだけ醤油を垂らすと、力強い味になります。


この画像の”麺のテリ”をご覧になれば、冒頭のテーマ、「何が”ぶっっかけ”られているか?」が、ある程度想像できるかも。


この”ぶっかけそばの麺”には一切味付けされていません。このメニューの全ての味の元になっているのは、具材に味付けがなされていて、それが全体に及んでいます。


ただ、その味付けの”隠し味”が問題なんです!!

麺9
こちらが”何かをぶっっかけ”られ、和えられて照りをもった””です。スープなしでも、スルスル喉越しよく食べられる秘密。


その秘密の元は、このお店独特の”チャーシュー”にありました。


分厚い豚バラを、特製の醤油ダレで煮込んで”チャーシュー”が作られますが、チャーシューを煮込んだ後に残る”醤油ダレ”が、その”隠し味”だったのです。


この”醤油ダレ”が、微かに”ぶっっかけ”られていたのです。スープなしで、難なく啜れる秘密はここにありました。


瓢太”さんの先代の店主さんと、このお店の先代さんは、味の師匠を同じくする兄弟弟子ですが、それぞれが作る”チャーシュー”に微妙な違いが出ました。師匠の味を色濃く残されたのが”瓢太”さん。


ワタシは、そのお師匠さんが作る”チャーシュー”を食べ、その味を知っている”生き証人”かも知れません。

完食10
このお店のユニークなメニュー”ぶっかけそば”の味作りの秘密は、先代(お父さん)の”オリジナルチャーシュー”から生み出され、旨味が凝縮された”醤油ダレ”でした。


旨さが凝縮されているからこそ、僅か数滴の量で全体の味の方向を決め、ただ湯掻いただけの麺をスルスルと喉を通らせて、その瞬間にこのメニューの全てを味わせられるのです。


このメニューは通年メニューです。何時でもいただくことが出来ます。ちょっと他では味わえないこの”ぶっかけそば”、一つお試しになってみませんか?



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瓢系

じゅんさん、今晩は。
焼きそばや油そばとも違うぶっかけそば、
麺や具材の美味しさが際立ちそうですね。
いつも定番の中華そばばかりなので、
チャレンジしてみます。

“瓢系”繋がりなのですが、
以前、保免町にあった「ロシナンテ」
ここ最近、南高井町にて再度オープンされたとか?
Facebookページを見ると、
もう持ち帰り中華そばは置いて無い様ですが、
美味しそうなパンの数々…。
名店の復活のニュースは嬉しいものですね。

ロシナンテが!

クイック_クエンチ様

実は、明日も今日の「ぶっかけそば」に似たメニューをご紹介します。

明日のお店のほぼ同じ形態のメニューも、ご参考になさって下さい。そして、その両方を食べ比べてみますと、このお店の「ぶっかけそば」が如何に優れているか!が分かると思います。

このお店は、「ぶっかけそば」を産んだ歴史があります。その歴史の重みも、美味しさに加わっているのだと思います。

そこで「ロシナンテ」さんですよ。瓢太さんも、瓢華さんも、「ロシナンテ」というパン屋さんの親父さんがいなかったら誕生していません。

その「ロシナンテ」さんが復活した!!!嬉しいニュースですね。もちろん「中華そば」が無理であることは分かりますが、でもお訪ねしてパンを買います。嬉しいニュース、ありがとうございました。^^

No title

じゅんさん、おはようございます。

クイック クエンチさんの書き込みを見てびっくり仰天。さっそく新ロシナンテさんのフェイスブックをのぞいてみました。
お店は8月22日にオープンしたばかり。店主さんは飄系ラーメンのおじいさんのお孫さんとのこと。オープン前に瓢太を訪問されたことなど飄系ラーメンに関する記述もあって興味津津でした。じゅんさんがフェイスブックのアカウントをお持ちかどうか分かりませんがとりあえずお知らせします。機会があればのぞいてみてください。
http://www.facebook.com/roshinante0821

驚き、感動

ファットマン様

コメントありがとうございました。しかも、詳細な案内に痛み入ります。

早速「パン工房 ロシナンテ」さんのページで、記事を拝見することができました。
私にとっては、「感無量」です。ロシナンテのおじいさんと、瓢太さん瓢華さんは、血の繋がりこそありませんが、その技術と味を伝承さてている後継者です。

そしてそれぞれ、既に「お孫」さんの時代に経営が引き継がれていきました。たまたま、その3代に渡って、それぞれの世代の当人と「縁」を頂きました。

さっそく、お店におうがいして、パンを買いたいと思います。嬉しい嬉しい情報に、何時もながら深く感謝致します。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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