「再訪 273 お食事処 味恵」・「愛媛グルメ紀行」 796

今日は実に久しぶりの訪問となった、松山東高等学校近くの此花町にある”お食事処 味恵”さんの2回目のご紹介です。


初めて記事にしたのは、2012年10月26日でした。概ね2年も前です。(「お食事処 味恵」・「愛媛グルメ紀行」 404


再訪した動機は、現在毎週土曜日にアップしています「愛媛グルメ紀行を振り返る」の記事をアップするために、過去記事を見ていて思いつきました。

玄関1
これがお店の玄関です。


このお店の特徴は、何と言っても通りからよく見える”メニュー看板”です。


全部写真付きで、各種定食類がスラっと並んでいる様は一種”壮観”です。小さいこの手のお店で、この光景はこの地域のシンボルかも知れません。

外メニュー2
これもその一つですが、このサイズの”立看式メニュー”が全部で6~7枚あって、お店の玄関脇を固めています。


まるで”城壁”のように、凛々しく屹立しています。


この”立看メニュー”をよーーーく見てみると、何種類かの”基本的メニュー”を柱にして、それをリーグ戦方式とでも言うのか?総当り式に組み合わせてあります。


一体幾つのメニューがあるのかを考える場合、”順列組み合わせ”の高等数学の知識を要するかも知れません。

厨房3
お訪ねしたのは、月曜日の正午前でした。


まあ呆れるほど、次から次へとお客さんが来店し、私が食べ終わる頃には玄関を入ったところで4~5人が立って待っていました。


お客さんの中には、ワタシのようの暑いにも関わらずスーツ姿の客などいません。ほとんどが現場関係の作業服姿。


そりゃあそうです、”安い!早い”メニューが多い!美味しい!”の4拍子の揃い組なんですから。

とんかつカキフライ定食4
ワタシが選んらだのは”とんかつ・カキフライ定食”で、お値段620円です。(内税)


このお店の注文風景では、まあ舞台で役者が演じているように見事なパフォーマンスを見ることができます。


例えば、このような注文が入ります。「とんかつ・エビフライ定食の、ご飯大盛りで、そばはざるで並!」っと。その横から「こっちはカツカレー大盛りで、肉うどんの温かいの!」っと。


4人から5人で来るお客さんが多いので、この手の複雑な注文が一度に入ります。店内の2人の女性陣がそれを復唱し、注文伝票に記入、厨房の店主さん、再びそれを復唱し調理に取り掛かります。


カウンターの上には、二段に積まれた”定食用の皿”が置かれて、既にサラダなどはセットされて出番を待っています。

とんかつカキフライ5
店主さんが、大きなフライヤー(揚げ物を揚げる鍋)に、叩いて叩いて薄く伸ばした”とんかつ”を入れた瞬間から、厨房内のおばちゃんは、注文通りのもののセットにかかります。


例えば上の「とんかつ・エビフライ定食の、ご飯大盛りで、そばはざるで並!」の場合、フライヤーから揚がってくる”とんかつ”と”エビフライ”を待ちながら、大きな冷蔵庫の扉を開けます。


そして冷蔵庫の扉を開けたまま「えーーっと。えーーーっと、え~~~~っと!・・・・・・アッ・・・・そうそう!!」っと、冷蔵庫の中に並べてある”蕎麦汁”が入った容器を取り出して、お皿にセットします。


あの、「えーーっと!」の合いの手が、おばちゃんの一種のリズムになっているらしく、迷っている風も見せながら、結局のところは4人分の全部バラバラの注文をセットしていきます。


その頃、先発組がお勘定の為に立ち上がると、フロアー係のおばちゃんが注文伝票を確認して復唱します。


「えび・魚フライ定食の大盛りに、ざるうどん並、ね!。でー、00円。え?1000円からね、じゃあお釣りはこれ。あ、後ろの人ちょっと待てってね!」っと、まあざっとこんな具合なんです。

とんかつ6
メニューの中心は、昔ながらの”和製洋食”であり、フライの”揚げ物”が主役を張っていて、現場関係者の貴重なエネルギー補給基地の役割を果たされています。


揚げ物中心ですから、そりゃあ厨房内は油の汚れが目立ちます。でも、今だに600円~700円を中心価格とするメニューの内容から言えば、厨房の汚れを気にする人など誰もいやしません。


皆がここで束の間の休憩と栄養補給を終えて、午後からの戦線復帰に備えているのですから。

とんかつアップ7
様々な”メニューの柱”がある中で、何と言っても”看板役者はとんかつ”でしょう。


スタミナ回復の原動力となり、様々な定食類のメインディッシュの役を独占し、更にはカレーを豪華版に昇格させる役割を担い、丼ものでもスター扱いです。


厨房の広く分厚いまな板の上で、肉叩きによってスリムな姿に調整されます。それは”大きく豪華に見せる”手法ですが、同時に揚げ時間を極力短縮させる工夫でもあります。


でも、サクサクと口中では小気味いい音とともに、脂身の少ない豚肉が体内に取り込まれていきます。

カキフライ8
この”カキフライ”と、付け合せの”ケチャップスパ”を見て下さいよ。


牡蠣”の旬は?っと、そんなことを考える人などいないでしょう。ここは”割烹料亭”や”横文字レストラン”ではないのです。

ケチャップスパ”だって、町の洋食屋・喫茶店・食堂でオカズを彩る花形でした。甘い味付けも、ここでは健在です。

味噌汁9
ここの定食類は、メインのお皿にメインディッシュと副菜、それに野菜サラダが乗ります。


その脇を固めるのが、画像の”味噌汁”であり、下の画像の”冷奴”と”漬物”、そして茶碗からはみ出そうなほどに盛られた”ご飯”です。


ワタシは今や小食ではなくなりましたが、ご飯の盛りが多いのに恐れをなし「ご飯、少な目でお願い!」っと注文を付けました。


この”味噌汁”だって、キャベツを中心に野菜類が「コレでもか!」っと言う位に詰まっています。栄養本位なんです。

冷奴10
この”冷奴”も、2年前に来た時と同じ布陣でした。いいんです!それで。


揚げたて、炒めたての肉類を中心に、定番と化した”脇役陣”がシッカリ自分の役割を担っていて、いただく方も心が落ち着きます。


立ち代わり入れ替わり出入りする客・客・客。今日も喧騒の中、”味恵”の”食の恵み”の力をもらって、戦士たちは灼熱の現場へと散っていきます。



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んまーなんてこと!

これは昼酒にもってこいのお店じゃないですか!!

牡蠣の旬?かめへんかめへん(笑)

行かなくっちゃ♡♡♡♡♡

え???

読女様

エッ・・・・・・え・・・・・エーーーーー!?

このお店で「昼酒」が頭に浮かぶ????うーーーーん、聞きしに勝る感性ですねーー。恐れ入りました。


まったく、発想の埒外でしたので、思わずよろけそうになりました。ひょっとして、額に汗して働く方々の存在も、「肴」になりますか?

でも、このお店の活気といいますか、溢れんばかりのエネルギーと言いますか、豊富なメニューのバリエーションを凌駕するものがあります。それは、お客さんからも、そしてお店の3人からもビンビン伝わってきます。

そういう意味では、そこから元気をもらえることは間違いないと思います。

「牡蠣フライ」・・・・・確かに、旨い酒の肴になりますね!エエ。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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