「オサカナ トンチャン」・「愛媛グルメ紀行」 780

今日は、通常なら「過去記事を振り返る」シリーズの日ですが、予定を変更して以下のお店をアップします。アップ予定日を変更した理由は、この記事に出てくるメニューが、8月20日までの夏季限定メニューだからです。間に合わせたかったので。


なお”「過去記事を振り返る」 23”は、来週25日に順延します。


ということで今日は、住所は北土居5丁目、椿参道沿いにある”オサカナ トンチャン”さんをご紹介しましょう。


実はこのお店、今年の7月に現在の店名に変更されましたが、それまでは”海鮮 とんこつ家”というお店でした。一度記事としてもアップしております。(「海鮮 とんこつ屋」・「愛媛グルメ紀行」 143


店名を変えた理由は、それまで使っていた””も”スープ”も大幅に見直し、試行錯誤の結果やっと新たに世に問う”ラーメン”が出来たということで、気持ちも新たにする意味もあってのことです。


このお店の今の状況を知ったのは、時折コメントいただく:”バンブー”さんの以下の記事でした。(オサカナトンチャン「トマトぶっかけ麺」)記事を拝見した、その日にお訪ねしました。ワタシは”腰軽男”なんです。思い立ったらその日、そういうのって結構あります。

玄関1
こちらの店頭風景に、大きな変化はありません。


椿参道沿いという立地ですが、周囲は普通の住宅街と言ってよく、事務所関係もありませんので中々厳しい条件を負っておられるようです。


以前のお店のスープの”ウリ”は、世に言う”豚骨”と”魚介”の”Wスープ”というものでした。果たして今回は、どういう変化をされたのか?興味津々でお店に入りました。


ただし、”豚骨と魚介のWスープ”という基本は変えておられず、その魚介系の内容を大幅に見直しされたということのようです。

外メニュー 壁メニュー
店内は、店主さんと奥さんの2人体制ですし、店内の様子も特に変わったところは見受けられませんでした。


たまたまワタシがお尋ねした時は、まだ客はワタシ一人でしたので、様々にお話をお聞きすることが出来ました。


と同時に、”バンブー”さんの記事にあった”トマトぶっかけ麺”のメニュー看板を確認し、更にもう一つ気になるメニューも発見しました。それがスープ無しの”まぜそば”です。

パスタマシン4
お話をお伺いしますと、麺は全て”自家製麺”で、画像の”パスタマシン”を使って自分で打たれた麺だけを使用。


なおこの”パスタマシン”は手動で、うどんやそばを生地から切り分ける為の器具です。


それをラーメンの麺用に、できるだけ”麺の幅”を小さくして作っておられますが、製麺所で仕入れる麺よりはどうしても””が太くなります。マシンの歯のピッチ(隙間)の関係です。


そこで、””そのものが大きなウエイトを占めることになりますので、麺を打つ小麦粉も香川県産の小麦を使い、しかも香川県産の”全粒粉”をブレンドされています。


このことによって、通常の小麦粉と比べ栄養価が高く、薄力粉と比較して3倍程度の食物繊維や鉄分を含み、ビタミンB1の含有量も高いという、健康志向の””を使われるように変わりました。

トマトぶっかけ麺5
さて、これが夏季限定の”トマトぶっかけ麺”です。8月20日までの限定メニューですので、この記事ギリギリ滑り込みセーフとなりました。お値段、一玉のを注文したので700円(内税)です。


なるほど、これは”ラーメン”というより、韓国の”冷麺”(ネミョン)と、”スープパスタ”との中間といった雰囲気でした。


トマト”がブロック様に切られ、それがふんだんに散りばめられています。緑色に見えますののが何かは確認できませんでした。”バンブー”さんの記事では”セロリ”と書いてありました。それにミントの葉が一葉。

トマトぶっかけ麺アップ6
香気は、完全にトマト味で酸味もあります。しかも”タバスコ”がかなり入っていますのでピリ辛感も際立っています。


そして””です。下の画像でも分かりますが”太麺の縮れ麺”です。この時点で、実は不安が頭を覆っていました。


ワタシは”太麺”が苦手です。ラーメンの麺は、スルスルと一気に啜り上げるものだという固定観念めいたものがあるからです。熱々の麺だって、フーフー息を吹きかけながら、それでも啜り上げる。

トマト麺7
さあて、これが”自家製手打麺”です。力強く太い!


食べてみました。決して「喉をスルスル入る」、或いは「啜る」という表現が使えません。とにかく噛む。噛んで小麦粉の味を堪能する。そういう”麺”でした。


そして、この太くてやや固めの””が、間違いなく美味しいのです。これには意表を突かれた思いです。なる程、こういう””もあるんだ!っと、見識を広げられた思いでした。

まぜそば8
その勢いをかって、もう一つの気になるメニュー”まぜそば”に挑戦することにしました。もう”少食”だとは言いません。このところ、ワタシの””は青年になった。


ただし、店主さんに我儘を言って、”まぜそば”の”麺”は、通常の半分にして頂きました。お値段は通常の価格680円をお支払いしました。


この後の日程で、スープの入っていないメニューとして、”瓢華”さんの”ぶっかけそば”、そして”麺屋夢創”さんの”あえ麺”をアップする予定ですが、同じ系譜に属する麺です。

まぜそば混ぜた9
この”ぶっかけそば”を、混ぜに混ぜました。すると画像のように。


ここでもあの”太麺”です。手打ち生パスタ。麺自体には当然味が付いておらず、具材の味付けと、僅かに”まぜそば”用のタレが潜ませてあります。


食べてみました。ウーーーン、苦手としていた”太麺”、確かに”麺自体”が美味しいんです。


奥歯で噛みしめると、小麦粉の香りがするんです。先ほど頂いた、トマトソースより、こちらの”タレ”の方が、”太麺との相性がいい!”っと感じました。


ウ・・・、エエエ、コレハ・・・・・」などと、口の中でモゴモゴつぶやいている内に、みるみる胃に吸い込まれていきます。

まぜそば麺10
麺の味を、小麦粉の香りを素直にそのまま楽しむ。こういうコンセプトが活きた好例だと思いました。


この”ぶっかけそば”には、ワタシが苦手としている”魚粉”もかなり大量に入っています。普段は下品になると言って嫌っていますが、ここでは”魚粉”の個性に”太麺”が負けていないのです、引きづられていないのです。


なる程、麺の個性が際立てば、強烈な個性を持つ”魚粉”をも制御できることを、初めて知りました。

完食11
かくして、見事に2つの”空になった器”が並びました。過去のシリーズでは、ほとんどお目にかかったことのない光景です。


その光景を見て、店主さんが「ありがとうございました。今度は本命の”追い煮干し中華そば”を食べに来てみて下さい。”伊予灘産のいりこ”をたっぷり使って、丁寧に出汁をとっています!」っと、自信に満ちた表情で語られました。


その他”魚介とんこつ”の””と”濃口”も、”いりこ”の使う量と使い方に拘ったもので、是非にも食べてほしいという口ぶりでした。


問題は、あっさり味という”追い煮干し中華そば”のスープと、”自家製手打太麺”との相性だと思いました。


これは、店主さんに言われなくとも、是非にも試しに来たいと思ってお店を後にしました。夏の日差しは、まだまだ当分続きそうです。



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店名変更

トマトぶっかけ麺おいしそうですねー。あと3日のうちに行ければいいんですけど!

バンブーさんのブログで見て、なんで店名変更なんだろうと不思議に思ってました。代替わりということでもなさそうですし。この記事を読んだのちもちょっと頭の中に疑問符が残りますね(笑)。あるいはうどん屋の一草庵さんみたいに、同業者からネーミングのクレームがあったのか。
ここはタイミングが悪いと店内に強烈なとんこつ臭が立ち込めていたりして、人によっては入りたくないと言う不心得者もいたりしましたが(私の妻もですけど)。今回の記事でじゅんさんも苦にされてないところをみると、そのあたりが若干マイルドになったりとかもあるんでしょうかね。

それにしても「オサカナトンチャン」とは…。ご主人は調理の腕は別として名付けのセンスはイマイチかもしれませんねー。なんだかちょっと勘違いした海鮮料理屋さんみたいな感じがしたりもします(笑)。

確かに

ファットマン様

確かに、新しい店名は、漫画的な名前になってしまって、一体どういうラーメンを食べることができるのか?のイメージがわきにくいですね。

店内では、スープが、麺がどう変わった!っと、熱烈に語られるのですが、広く多くの方にその趣旨を知ってもらうことからの再スタートなので、厳しい道程だと思います。

近々、本命だと店主さんが言われる「追い煮干し中華そば」をいただきに行くつもりですが、果たしてあの太麺との相性はどうなんでしょう?
少なくとも、強烈な豚骨臭はしませんでした。

良かった!

じゅんさん こんにちは!

以前勤務していた会社が近くだったので、たまたま会社に居るタイミングで昼休みになった時に何度か入りました。

いつも豚塩?塩豚?ラーメンと餃子のセットを注文していました。ご存知でしょうが、タマネギのみじん切りを入れるラーメンです。同じものしか注文しないので、奥さんらしき人が「いつものセットですね?」と先に言ってくれるので楽でした(笑)
人まで変わってなくて良かった!

じゅんさんオススメの蕎麦屋さんは以前の勤め先の目と鼻の先で実は何度か入ろうと思ったのですが、何故か敷居が高い気がして入れなかったのです(笑)

この辺りでしたか

ガド様

以前の仕事先がこの辺りでしたか!なる程、このお店も無着庵さんも、近い訳ですね。

さてこのお店、あの生玉ねぎ入のラーメンでしたね。覚えております。面食らいました。店主さんの個性が強いのでしょうが、味の個性も強いお店ですね。

今回の2つのメニューは、美味しかったです。ただ、記事にも書いたとおりスープと太い麺の相性でしょうね。近く確かめてみようと思っています。

それから、お薦めの無着庵さん、この季節ですと「すだち蕎麦」がお薦めです。敷居が高いだなんて言わずに、ぜひチャレンジしてみてくださいよ。目を見開かれること請け合いです。^^

No title

2麺食いとは恐れ入りました・・。
僕もまだまだですねwwww
麺は確かにスルルっと食べれませんが
縮れ太麺界では上位にくる旨い麺だと僕も思ってます。
さ、夏もいよいよわずか!
夏麺堪能せねば!ですね

間に合わせました

バンブー様

このお店の記事を拝見したその日に、お訪ねしました。通常は記事アップ、1ヶ月先ですが、ブログ友からのアドバイスもあり、急遽繰り上げアップできました。ありがとうございました。

麺のお代わりをしたのには、自分でも驚きましたが、最近ちょくちょくやるようになりました。少食を自称していましたのに。

取り敢えず、近いうちに、店主さんが「本命」と言われたラーメンを食べにお伺いする積もりです。暑さに負けてなんかいる暇がないんです。^^
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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