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「そば すし 和食処 一りん」・「愛媛グルメ紀行」 797

今日は此花町、県道松山川内線(旧国道11号線)沿いにある、ちょっとユニークなお店をご紹介しましょう。そのお店の名前は”そば すし 和食処 一りん”さんです。


新立交差点の北側近くにあって、県道の信号前後なので車はスピードを出していますから、車で普通に走っていたら見過ごしてしまいそうなお店です。


今月(9月)12日にご紹介したばかりの、”お食事処 味恵”さんは、このお店の20m位北側で同じ道路の側にあります。

玄関1
こちらがお店の玄関です。左手前の看板には”そば すし 和食処”とあります。


お店は外から一見すると、どちらかと言うと”お寿司屋”さん風です。ところが看板にはちゃんと”そば”という文字が。”そば”の幟旗(のぼりばた)も見えます。


この”愛媛グルメ紀行”シリーズも、後3号で”800号”を迎えようとしていますが、その中で”蕎麦と寿司”を売り物にしているお店は、たった1軒だけお訪ねしたことがあります。


それは、国道56号線の保免3丁目にある”井上のそば屋”というお店です。(「井上のそば屋」・「愛媛グルメ紀行」 560


あのお店の店主さんは、元々”寿司屋”で修行された方です。

店内2
さて、店内に入ってみました。土曜日の正午過ぎに入りました。


カウンター席と、小上がりという小体なお店で、先客が3組ほどいらっしゃいました。皆さん常連のようでした。


店内の様子は、完全に”寿司屋”さん仕様です。これは一体”蕎麦屋”なのか?


それとも、見かけ通りの”寿司屋”なのか?

メニュー3
メニューを見ますと、”蕎麦メニュー”が概ね10種程。それに比して”寿司メニュー”は、”巻き寿司”と”ちらし寿司”と”ばってら”と、そして”穴子ちらし”の4種です。(このお店の寿司の最大のウリは”穴子ちらし”ですが、この日は海がシケていて穴子が揚がっておらず、作れないとのことでした)


つまり、メニュー的に言えば”蕎麦屋”ですが、上から下、右から左を見回しても”蕎麦屋”の様子では全くない。””が深まるばかり。


お店の方にお話をお聞きしようと思っても、カウンター席の常連客との話が忙しくて聞けない。仕方なく、思いつき的に”天おろしそば(冷)”と、目の前の寿司の付け台(つけだい=寿司ネタを置く、木製の台)に置いてあった、寿司ネタの””(ぎょく)を注文した。

玉4
この画像が、寿司ネタの””(ぎょく)です。”だし巻き卵”でもあります。

これはメニューにはありませんでしたが、カウンター席の目の前にある”付け台”に乗せてあった、切り分ける前の””の塊が余りにも美味しそうでしたので注文しました。(一つ上の画像の手前に、簀巻きの上に乗っている黄色い玉子焼き)

だいたい、「寿司屋に行って””を食べてみれば、そこの寿司屋の腕というか、美味しさが分かる!」と、よく言われたものです。(最近の寿司屋では、食材屋さんから出来上がりの”玉”を仕入れているお店も多い)

しかも、この””は、”夫婦”(みょうと)でやっている寿司屋では、””を焼くのは”女将さん”の役目と相場が決まっていた。

で、””を食べてみた。”旨い!!!”。関西風にやや甘口で、出汁もよく出ていて、しかも余り水っぽくない。この””を焼ける人の腕は確かなものに違いない。

天おろしそば5
と、そこに”天おろしそば”が運ばれてきた。”天ぷら”なんて、揚げ立てで、まだジリジリという油の爆ぜる音がしている。お値段は1100円(内税)で、先程の画像の””は、メニューにはなかったけれど、300円だった。


でもこのお店、寿司の看板を上げておきながら、”寿司ネタ”を入れるケースがないし、第一寿司を握る”大将”がいない。


この”天おろしそば”は、厨房で作られ、厨房と客席を分けているカーテンをはぐって出されてきた。????・・・・・・・””は一層深まるばかり。

おろしそば6
店内のカウンター席の内側にいる女将は、常連客との話が絶えない。そこで、”天おろしそば”を食べてみることにした。


すると、コレが”旨~~~い!!!!”のなんのって!


揚げたての”海老天”の美味さもさることながら、”蕎麦”自体が半端な美味しさではない、”本物です!”コレは。

おろしそば7
天おろしそば”の”おろし”は、夏の青首大根ではありましたが(辛味大根ではなかった)、それでも結構辛い。


しかも、汁も旨い。何だ!このお店は????・・・・冒頭に挙げたお店の”おそば”は、お世辞にも美味しいとは思わなかったが、このお店の”蕎麦”は、本気度満々。


でも、店主さんの顔が見えない。カウンター席の奥の女将さんが蕎麦を作っている様子は全くない。


寿司屋の内装であるのに、寿司ネタはない、メニューに”握り寿司メニュー”も一切ない。蕎麦屋の雰囲気は全くないにも関わらず、出された蕎麦が旨い!

混ぜた8
頭が混乱してきたので、、、目の前の”天おろしそば”を、混ぜに混ぜてみた。お勧めだったので、レモンも絞りかけてみた。


見た目は悪くなったけど、出汁とおろし大根と鰹節と、刻みネギ、更には”海老天”の香りが移って、全体が得も言われぬ美味しさに満ちた!


一体何ていうお店なんだ。此花町に、こんなお店があったんだ!!知らなかった。これだから”愛媛グルメ紀行”をやめられないんです。こんな”新発見”に出会うんだから!


でも、実は”新発見!”っと喜んでいるのは実はワタシだけで、このお店の「蕎麦の旨さは、もうとっくに知ってるよ!!」って言われる方があるのかも知れません・・・・・・・・・。

麺9
蕎麦の””だって、唸って身動きできなくなるほどではないけど、思いがけなく真っ当な味なので、そちらの衝撃に心惹かれ、余計に美味しく感じる。


しかも、この”蕎麦”、寿司屋風のお店で出している。手打ちの文字はどこにもないけど、この”麺”の味は”手打ち”でしか出せないと、そう思った。でも、誰が?どこで?どうやって?・・・・・・・????


と、この頃になってやっとカウンター席の常連客夫婦が勘定を済ませて出て行かれた。もどかしさをおさえて、女将さんにお話をお聞きした。


すると・・・・・・・”謎が一気に解けた!

完食10
このお店は、約20年前に女将さんと女将さんの亭主が”寿司屋”でスタートし、握りを担当していた大将(亭主)が体調を壊された。

そこで、息子さんが店に帰ってきて跡を継がれた。ところが、息子さんが”蕎麦屋”で修行した蕎麦職人さんだった。

ということで、寿司屋の店構えで、メニューは”蕎麦屋”のそれに変えて再スタートしたのが9年前のこと。

それ以来、女将が元々担当していた”巻き寿司”や”ちらし寿司”や””などは、それまで通り女将が作り続けているという。だから、それだけは残った。

その話を女将がワタシにしている時に、奥の厨房を仕切っているカーテンの隙間から、蕎麦を自分で”手打ち”している息子さんが顔を半分だけ覗かせた。笑顔だった。

全ての””は解けた。マア、騙されたと思って、このお店の””と”天おろしそば(冷)”を注文してみて下さい。ワタシが俄(にわか)に興奮したこと、恐らくご納得されると思います。^^


・・・・・え?もうとっくに経験された?



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一りんさんは、今の大将のお父様が「亀寿司」というお寿司屋さんをされていた時代に何度かお伺いしたことがありまして、穴子寿司が大変美味しかったのをよく覚えています。

そして、奇遇ですが私もつい先日15年ぶりくらいにお伺いし、堪能してきたばかりです。美味しかったので、じゅんさんに報告せねばと思っていたのに先を越されてしまいました♪

香りがちゃんとする生きてるように瑞々しいもり蕎麦。(冷たくて固いだけが取り柄のありがちな蕎麦とはまるで違う)

お父様の味をちゃんと受け継いでらっしゃるふっくら柔らかな穴子ちらし。

私も間違いなく名店だと思います(*^^*)

そうでしたか!

読女様

そうでしたか。これだけ美味しいお店ですから、もう多くの方の支持を集めてるに違いない!って思っていました。

私にとっては「新発見」でも、旧知の方もいらっしゃるに違いないと。
やはり、予想が当たりました。

但し、それが「読女」さんもそのお一人だったとは、驚きました。しかも、グッドタイミングで。

更に、奇しくもこのお店の「蕎麦」の味に関する、評価が一致しましたね。
となりますと、当日はシケで漁ができず揚がっていなかっった「穴子寿司」をぜひ味わってみないわけにはいけなくなりましたね。

楽しみが広がりました。貴重なコメント、ありがとうございました。

No title

じゅんさん、すごい情報ありがとうございます。
私も亀寿司のころ、おいしいお寿司屋さんで気に入っていましたが、
蕎麦屋になったのは、寿司だけではやっていけなくてサラリーマンが
入りやすくしたのかと勝手に思ってたので、そばやになってからは一度も行っていません。そんなご事情があったのですね。
おいしそう♪
近々絶対いってみます。

初めてのコメント

はむすたー様

初めてのコメントをありがとうございました。

お役に立てて嬉しいです。最初、私だけの新発見か?ッと思って興奮しておりましたが、こういう美味しい店を、皆さん知らないわけないヤン!って思いました。

でも、このお店の新しい魅力を伝えることが出来ただけで、ブロガー冥利に尽きます。ぜひ、再訪してみて下さい。きっと満足していただけると、思っています。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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