「米屋(よねや)」・「愛媛グルメ紀行」 799

今日は、久しぶりに東宇和郡(現西予市)野村町の実家に帰った、その帰り道、内子町に最近出来たお店”米屋(よねや)”さんに寄ってみました。(実家にはもう誰も住んではいないけど)


このお店を知ったのは、主に南予方面の情報を頂いている:”大洲のひで”さんの、以下のブログ記事でした。(いま、愛媛県内子町で話題をかっさらう「米屋」の海鮮丼。噂に違わぬ納得の美味しさだったのよ!!


この記事を見た時から、実家に帰った時に帰りに寄ってみようと決めていました。内子町のほぼ中心地、伊予銀行内子支店の直ぐ側に、今年の6月にオープンされました。


お店の場所が分からなかったので、伊予銀行のある四つ角の向かい側にある”かつ盛鮮魚店”というお店で「この辺りに”米屋”というお店があると聞いたんですが、どちらでしょうか?」とお店の店主さんにお聞きしました。

玄関1
すると、鮮魚店の店主さん、ワタシの顔を見て・・・・・・・「何かで見なさったのか?」っと、不思議な質問を。


「ええ、ちょっと・・・・・」っと曖昧に答えると、顎をちょいと横にシャクって「ここの隣よ!」っと言いながら、わざわざお店の玄関まで連れていって頂いた。


その顎の先が、このお店だった。

外看板2
なる程、”大洲のひで”さんの記事にあった、派手で分かりやすい”外メニュー板”が2枚並んでいた。


同じ敷地の中に、”米屋”さんという飲食店と、”楽農研究所”さんという名前の、”ジャム”などを作っているお店が入っていた。


その”楽農研究所”さんというところが、この夏から”泡氷”(あわごおり)という”かき氷”を売りだしたそうで、それがこの”米屋”さんでも食べられるという。


泡よくば”、”泡氷”と、本命の”海鮮丼”の両方をいただこうという魂胆だった。店内に入るとワタシで満席になった。ワタシの次の人から待ち客。


また店内には「”泡氷”は、売り切れます」という不思議な文句を書いた紙が貼ってあった。「売り切れた!ではなく、”売り切れます”」と書いてあった。

海鮮丼セット3
さてこの画像が、お目当ての”海鮮丼”、お値段1100円。(内税)普通は、1080円だと思うけど、”消費税引き上げを先取り”か?


しかし、これで内容が良ければ”お得”な値段には違いない。


目にも鮮やか。メインの”海鮮丼”に、他は”小鉢”が2つと、漬物と果物と”しじみ汁”が付いていた。


店内は、休日とあって子供を連れた家族客、女性の4人組、老夫婦2組のダブルカップル等など。皆さん観光客然とした佇(たたず)まい。

卵料理4
こちらが、小鉢の一つの”卵料理”。メニュー名は分からなかったが、よく見かけるお料理。


淡い出汁が、上品に効いている。食感もまるで”淡雪”が如し。


このお店の板さん、中々の手練(てだれ)とみた。小物でも手を抜いていない。卵の風味も残っていた。

酢大根5
こちらの小鉢には、一種の”酢大根”が入っていた。夏場だから、ありがたい趣向。


しかも、単純な”酢大根”ではなく、鷹の爪でピリリとさせ、昆布で味を深め、ゴマで食感に変化を持たせた。


これ一つとっても、先ほど書いた”手練”という表現が大袈裟でないことが分かる。

しじみ汁6
この”しじみ汁”だって、当たり前のことながら、いい出汁が出ている。


普通の”しじみ入り味噌汁”は、しじみの身は出汁を取るために入っているから食べないけれど、これに入っている”しじみ”は、それ自体の身がプックリとしていて大きいので身も食べた。

海鮮丼7
さて、やっと”海鮮丼”にたどり着いた。待ち遠しかった。松山を出る時から、このお店に昼時に入ることを逆算して、家を出た。


彩りも鮮やか。オッ・・・・・っと、腰を引くような豪華なネタは乗っていないけど、それでも白身魚の、鯛、ブリなどや、タコやイクラ、数の子、温泉卵他・・・というラインナップ。


マグロやカツオなどの赤身の魚や海老が入っていなかったのはやや寂しいけれど、でも”豪華版”といって言い過ぎではない。

海鮮丼アップ8
ネタに近寄って、更によく見た。確かに”海鮮”と言うだけあって、どのネタも新鮮そのもの。まるで、海が目の前にあるかの如くだった。


っと、ここで・・・・・ン・・・・・ン・・・?????   「アレ?・・・・ここは確か”内子”だった。”海は・・・・・・ない”・・・・」


で、海がない内子で「何故、”海鮮丼”だったのかな???ーーー!」っという、実に素朴な疑問が残った。


このお店は、内子町観光ハイライトの”八日市護国地区の町並み”に連なる、言わば内子町の観光スポット。


なお、”内子町の、ある 歴史物語”は、ワタシが別のジャンルとして書いている”愛媛の歴史”シリーズで一度ご紹介している。(「南予史探訪」・「内ノ子一揆・(小田・内子・大洲蔵川)」

イクラとブリ9
ということは、観光客目当てに”無理やり海鮮”を集めてお料理に仕立て、それを”ウリ”にしたものか?


いや、美味しく無いと言っているのではなく、”何故、内子で海鮮丼か?”っということが、心の何処かに引っ掛かって釈然としないものが残った。


そこで、写真を整理しながら改めて”大洲のひで”さんの記事を隅から隅まで読み直してみた。”あった!!!


何のことはなかった。このお店の場所をお聞きした、隣の”かつ盛鮮魚店”さんご自身が開いたお店だった。だから、”鮮魚”しか扱っていない訳ですよ!”鮮魚店”さんですもの。

果物10
ここで、”米屋”のお店の場所を、お隣の”かつ盛鮮魚店”さんにお聞きした時、「何かで見なさったのか?」っと、不思議な質問をされ、意味ありげな表情をされた””が一気に解けた。


最初から”大洲のひで”さんの記事をよく読んでおけば、こんな単純な疑問に悩む必要なんかなかった。「ゴメンナサイね、ひでさん!」


かくして、内子の新名所で起こった、ちょっとしたミステリーはあっけなく片付いた。すると、口の中で、お昼に食べた”イクラ”が、プチって弾けたような感じが・・・・・・なわけないか?


なお、当初考えていた”海鮮丼”と”泡氷”をダブルで!っという目論見は、”海鮮丼”でお腹一杯になって””と消え去った。


さあて、ここまでたどって来た道のりの先、明日”800号”を迎える。



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No title

あれ?じゅんさん、お刺身苦手じゃなかったですか?
あーーーもうこれは本当においしそう。おいしいお刺身をお手ごろに食べたいです。

苦手です

Kaori様

ええ、今でも「刺身」は苦手です。単独でのお造りは、できるだけ敬遠したいですね。
ところが、酢飯の上に乗っている生魚はいけるんです。ですから、握りでもちらしでも、いけるんです。

ご承知の通り、愛媛県の内子町は山の中の町です。そんな環境でも鮮魚が食べられる。世界的な常識から言えば、随分贅沢なお話じゃないでしょうか。

ニューヨークの牡蠣とクラム、これは見ただけで垂涎ものでした。^^

私も 大州のひでさんや、おっさんのはじめの一歩さんの地元愛溢れるブログでご紹介されていた内子、大洲の美味しそうなお店目当てに遊びに行ったことがあります。(鰻~蕎麦~からり~♡)

この辺りの街並みは風情があっていいですよね♪

お茶目な結末で幕を閉じた内子海鮮丼ミステリー。 楽しませて頂きました。( T_T)\(^-^ )どんまい

あっけない

読女様


内子の町並みは、江戸期に大洲藩の産業奨励策で賑わいました。そして、今もなおその当時の面影を色濃く残している町なので、しばしば訪れたい町並みですね。

これで背中に<羽>が生えていたら、<だ>ーーーー、っと一っ飛びなんですけどね。

なお、「海鮮丼」がなぜ内陸部の内子に?って、謎解きを試みたのですが、直ぐにその謎が分かってしまって、あっけない幕切れとなりました。これにめげずに、食事ミステリーツアーを続けたいと思います。^^

海が無くとも

そういえば中山町の山奥(R56沿い)には
「焼きサバ」で有名な店もありますね〜
なぜ川しかないのに・・と

うちの子どもはその店をみて
「父ちゃん、サバって川魚やったんやな」
って言ってましたwwww

内子よく行くので今度行ってみます!

そうですね~

バンブー様

海がない山間部でも、昔から魚を食べいましたね。

例えば、全国的に有名なものが「京都のさば」と「奈良のさば」です。ご承知の通り、京都市と奈良市は内陸部にありますから、海魚は本来は食べることが出来ません。

ところが、古来より京都と奈良は「鯖寿司」で有名です。京都は、若狭湾、奈良は紀伊水道から水揚げされた「さば」は、男たちの背中に背負われて、徹夜で歩き通して、翌朝早朝に京都や奈良の都に届けられました。

すると、一晩の内に発酵が進み、鯖の旨みが増します。それを酢飯と合わせて「鯖寿司」にしたのです。
発酵とは、要は腐ることです。腐る一歩手前で食べるほうが、魚本来の旨みが増します。今のような「鮮魚信仰」がなかった時代の人のほうが、魚本来の味を知っていたという訳です。

さて、我が愛媛県です。南予地方の郷土料理「ふかの湯ざらし」という料理をご存知ありませんか?お祭りなどで出てくる料理で、みがらしや酢味噌で食べます。

「ふか」というのは、鮫(さめ)のことです。南予の山間部でなぜ、鮫が食べられていたか?それは、鮫自体に含まれているアンモニアが、腐敗を遅らせる成分を含んでいるので、海から山間部に運んでも、完全には腐らないからです。

アンモニア成分によって、腐る一歩手前を食べることが出来たのです。つまり、鮫が一番美味しくなる食べごろを、山間部の人は味わう知恵がありました。

つまり、山間部であっても「鮮魚」に拘らなければ海魚料理を楽しめましたし、一番の食べごろを食べていたのです。

中山町の「焼き鯖」も、同じ理屈です。山間部ですから鮮魚では食べることが出来なかった。ところが海岸部に揚がった鯖に一塩して腐敗を遅らせ、山の町に運ぶ。それを焼いて食べると、腐敗手前の美味しい食べ頃を楽しめる。

伝統には、日本人が生み出した知恵が生きているということです。

自転車

じゆんさんこんばんは!

内子と言えば、中2の時に凧揚げを観るためにママチャリで行った思い出があります。


 
     
 
 

これは遠かった…ペダルを漕いでも漕いでも中々目的地に着きませんでした。
あの頃のママチャリは頑丈でした。

さて、海が無いのに海鮮丼とは、海が無いから敢えて海鮮丼なのでは?

No title

訪問された光景が目に浮かびますね~。
いつも楽しく拝見させて頂いています。それから、いつもリンクをありがとうございます。

堪能されたようで良かったです。
お店の方に傾向を訊ねると、地元や地元に近い方には「海鮮丼」が人気のようで、観光客の方々には、郷土料理で珍しいのか「さつま汁定食」が人気のようです。

泡と消えた「泡氷」、その特徴あるシロップを仕込む都合があることから「売り切れます」と言った表現になったかと思われます。
「楽農研究所」の主人は、安全・安心に拘った方ですので、美味しいものを安心していただけます。次の機会には是非とも食べてみてください。

そして800号前夜。
おめでとうございます!
さぁ、どこが紹介されるのでしょうか?今から楽しみです。

なるほど

ガド様

ママチャリで松山から内子ですか!中2で。

ウフフ、私と似たところがありますね。私は小学校4年生の時に、明浜町から野村町まで、子供用自転車で行ったことがあります。

子供用自転車もママチャリも、当時は頑丈だったんですよ!

海がないからこそ「海鮮丼」ですか!なるほどね、山間部の人の、海鮮に対する憧れは、漁村より大きいかも知れませんね。

それなら、山だからこそ「海鮮丼」、ええ、納得です!!^^

いや、楽しみました

大洲のひで様

いや、お陰様ですっかり楽しめました。最初からひでさんの記事をよく読んでいたら、何故「海鮮丼」なのか?という謎解きをしなくて済んだのですが。

でも、あれこれ想像を巡らせて、その面では楽しめました。

また「泡氷」、楽しみにしていたのに残念でした。優先順をつけるとか、スケジュールに余裕を持たせるとかの工夫が必要ですね。来シーズンは、ぜひ試して見たいと思っております。

また、実家に帰る時は、真っ先にひでさんの記事を頼らせていただきます。

さて明日は800号です。800号は、今日の号と同じく、皆さんのお陰でこのブログが成り立っているということを書きたいと思っているところです。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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