今日は祝谷3丁目の、北条へ抜ける県道沿いにある和食の老舗、”
創寿庵 やまのべ”さんをご紹介しましょう。
このお店の存在は、ブログ友:”
のしうめ”さんの以下の記事で知りました。(
即決! 「創壽庵 やまのべ」さん♪ 祝谷町)
この県道は仕事柄よく通る道ですが、こういう立地で”
和食”のお店があって、しかも”
ランチ”を出されていることは全く知りませんでした。

これが県道沿いのお店です。お昼は午前11時30分の開店です。
このお店の名乗りが”
割烹・仕出し”です。こことは別に、南吉田町に法要料理を届ける”
仕出し専門店”の”
やまのべ”さんという姉妹店をお持ちです。
今年で創業17年目を迎えられます。南吉田の仕出し専門店の方は、このお店の後でスタートされています。そして、このお店の”
女将”さん、ハッっとするほどの”
柳腰の佳人”さんとしても有名です。

このお店の収容人員は30名。会席料理の割烹ですから、ワタシが注文できる”
ランチメニュー”と言えば、”
日替わり定食”です。お値段1545円(内税)です。
この”
日替わり定食”には、食後に美味しいコーヒーと、ちょっと嬉しい”
デザート”を用意されていました。
この後、そのお料理の数々をご紹介します。皆さんは、このお料理の内容をご覧になって、1545円が高いと思うか?安いと思われるか?果たしてどちらでしょう。

このお店の”
日替わり定食”は”
松花堂弁当”仕立てになっています。
”
松花堂弁当”(しょうかどうべんとう)につきましては、今まで何度かご紹介していますが、縁の高い容器の中は十の字の仕切があって、その中にお料理が盛り込まれています。元々”
茶懐石料理”として発展してきました。
弁当の中身は、仕切の中にそれぞれ”
お造り”、”
煮物”、”
揚げ物”、そして”
焼き物”を彩り良く盛り込んであります。
それ以外に、”
汁”と”
ご飯”と”
香の物”が付いています。常法通りに配膳されました。ワタシは一人ですからカウンター席に座りました。
お客さんの8割方が、どうやら予約のお客様の様で、フリーの客は全てカウンター席に案内されます。すっかり”
名店の誉れ高き”を欲しいままにされているようです。

こちらが”
三つ葉”が香る”
吸い物”です。椀の蓋を取った瞬間から、いい出汁と三つ葉の香りが鼻腔に届きます。
しかも、汁の中には今が”旬”の”
ハモ”が、さり気なく入っていました。こういうのを発見する喜びがありますね。
”
麺”も入っていましたが、平打の細麺という態様をみれば”稲庭うどん”なのか?確認出来ていないので、確かではありませんが。それにしても、うっとりさせられる”
出汁”の旨さに酔いました。

こちらが”
お造り”です、色艶がいいですね。
内訳は、手前の白っぽいのが”
鱧の湯引き”です。一般的には梅肉で食べたりしますが、今日は刺し身としてお醤油で。
そして奥にあるのが瀬戸内の”
蛸”(たこ)です。さっと湯がかれて、綺麗に引いてあります。新鮮を絵に書いたよう。モッチリムッチリした食感が嬉しい。

こちらは”
煮物”です。
彩りも盛り付けも、そりゃあ”
お見事!”という他ないですね。
内容は、茄子、大根、インゲン、エビと蛸です。蛸といい鱧といい、食材を旨く使いまわしされ、コストを下げる努力をされています。
もちろん”
煮物”に於いても、割烹の割烹たる所以である”
出汁”の威力が効いていて、文句ない旨さです。

こちらが揚げ物の”
天ぷら”です。
内容は、夏野菜の代表のような”
茄子”、”
シシトウ”、”
ミョウガ”、”
南京”(かぼちゃ)、そして天ぷらの華”
エビ”です。
”
エビ”のサイズは一番美味しいとされている”
サイマキ”サイズ。
素材がいいから、これら”
天ぷら”は、”
塩”でいただきます。そりゃあ”
旨いに決まってる!”でしょう。それが証拠に、自然に笑みが溢れます。

さて、こちらの画像は”
焼き物”を捉えています。
手前に見えるのは”
鮭のつけ焼き”ではないかと思いますが、別名”
鮭の幽庵焼き”とも言います。単なる塩焼きにしないところが、割烹らしい。しかも、酒と味醂と醤油の割合と焼き加減が絶妙で、これも”
唸らされ”ました。
奥には”
玉子焼き”がさり気なく配されていました。これだって単純な玉子焼きではなく”
だし巻き”にしてありますから、ここでも”
出汁”の旨さにしてやられます。憎いですね!

こちらはお代わり自由の”
ご飯”ですが、”
ちりめん山椒”が振りかけられています。
この”
ちりめん山椒”は、持ち帰り用として別売りされている程で、このお店の目立たないかもしれないけれど”
名品”の一つでしょう。
ですから、まあ”
ご飯”のすすむことと言ったらありません。普通の胃袋の方なら、茶碗2杯でも軽くいけるでしょう。”
お米”が美味しいことは、もう言わずもがなです。

食事が終わることタイミングで、すっと出されるのが、香り高き”
コーヒー”と、”
デザート”です。
冒頭で、「ちょっと嬉しい”
デザート”」と書いたのが、コレですよ。
つまり”
小倉アイス”です。このままいただいても良し、ウエハーのカップにアイスと小豆を乗せていただいてもなお良し!です。
このお店、最初から最後まで痺れっぱなしでした。帰り際、勘定を済ませるとき「
噂に違わぬお料理でした!」っと囁くと、”
柳腰の佳人”さん、そう・・・・・・”
笑顔”でした。・・・・・・・後に尾を引きたくなる”
笑顔”だった。
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