「やしま食堂」・「愛媛グルメ紀行」 803

今日は、松山東警察署一本北側の信号を、”六六庵書道塾”の角を東に入って、一本目の四つ角横にある老舗食堂”やしま食堂”さんをご紹介しましょう。住所は北持田町です。


このお店のことは、ブログで何時も情報を頂いている:”のしうめ”さんの記事で知りました.(「やしま食堂」さんの意外な中華そば♪  北持田町~)


このお店に至る迄の両側に、道路北に”愛媛県中予局松山庁舎”があり、道路南側には画像の”愛媛県教育会館”があります。

教育会館何時建てられたか1
この建物は、”国登録文化財(建造物)”なんですよ!知っていましたか?


何時建てられたかと言いますと、昭和12年(1937年)の建築で、今から77年前の木造3階建の建物です。


縦長の上げ下げ窓など洋風な部分と、和風装飾を組み合わせる、昭和前期の建物に見られる顕著な特徴を持った建物なんです。

玄関2
お店は、上の歴史的景観を持った建物から歩いて1分。


ここから北持田町、持田町、岩崎町と続く、松山市内では有数の歴史ある住宅街の端っこにあります。


完全に住宅街に溶け込んでいますので、車でさっと走ったら通りすぎてしまいます。この地域は、戦時中も焼け残った一角にありますので、街全体が”昭和の時代”を色濃く残している地区です。

店内3
店内は小上がりを含めて、全部で20席。小振りなお店です。


私の両親(もう二人共いませんが)年代よりやや下の年代ではないか?と思われる老夫婦が、お店をやっておられます。


ワタシがお伺いしたのは、”のしうめ”さんの記事を拝見した翌日(9月10日)で、お昼前でした。先客は一人。直ぐに入れ替わりました。

メニュー4
出します”メニュー”は、全21品で、所謂(いわゆる)”昭和の食堂メニュー”の典型です。


一通りの”麺類”に、後は”丼もの”と、オムライス、チキンライス、カレーライス、焼き飯等など・・・・・。


このお店、昭和42年9月、お二人でお店を開かれました。今月で満47年。もう48年目に入りました。


後継者は?っとお尋ねしますと「後継者なんて・・・・・・・私らで終わりですよ。フフ、もう定年!」っと、おばあちゃん。

いなり寿司5
”のしうめ”さんは、この”いなり寿司”も食べられていました。ひじき入りで中々美味しそうですが、ワタシには無理です。


胃は、以前と比べると大きくなったというか、健全に戻ったのですが、急にはその容量が増えはしません。


「この辺りですと、お客さんは松山東署とか、そこの教育会館の職員さんですか?」っとお尋ねすると、「ええ、昔は。でも、今はそこの”地方局”の人が多いんです」っと。

中華そば風景6
これが、”昭和を色濃く残す食堂”の、”中華そばの風景”です。


この、持田町・岩崎町辺りは、かつての高級住宅街ですが、でも地域全体が高齢化して活気という点ではやや寂しい風景が広がっています。


そういう町にあって、この”中華そば”は・・・・・・・・・ユニークというか・・・・・ちょっと浮き上がって見えるというか・・・・


古い食堂でイメージする”中華そば”とは、いささか様相を異にします。

中華そば7
中華そば”というより、何やらそに辺りにある、有り合わせのものを全てぶっ込んだ!っという感じです。


具材てんこ盛り”の感ありなのですが、これでも”のしうめ”さんの記事で採り上げられた画像と見比べてみると、まだ具材は控えめ。


この画像では見つからないもので、”のしうめ”さんの時にあった具材は、ブロッコリーや竹輪天等。


その記事にコメントされた、ブロブ友:”ファットマン”さんのコメントに、具材の多彩さについて「ひょっとして毎日変わってたりして(笑)。」っと書かれてあった。確かに”日替り”だった!さすが”ファットマン”さん、鋭い!

野菜かき揚げ8
先ず目を引くのは、中央にドンと置かれた”野菜のかき揚げ”です。別に揚げたてという風でもなく、普通に揚げ置きでしょう。


それが何故か主役を張っていた。


店主の奥さんに聞いてみた。「この多彩な具材は、昭和42年に始めた時のもののままですか?」っと。


すると、「ウン、ほとんどそうじゃけど・・・・・そう、その”かき揚げ”、それは最近入れはじめたのよ!」っと。”かき揚げ”を入れた意図についてまで聞き出す勇気が沸かなかった。

具材集合9
多彩な具材に「全員集合!」っと、小さい声で号令を掛けてみた。


すると集まった集まった。玉ねぎ、キャベツ、モヤシ、シナチクに、カマボコ、竹輪、豚バラ、それに”ベーコン”まで入っていた。


スープは、醤油味ですがやや甘い。人工調味料が活躍していそうな・・・・。でも、それはそれで”昭和の味”なんです!

麺10
”も、特別なものではありません。


おばあちゃんに、”中華そば”がこれだけ”具沢山”だったら、例えば”チャンポン”だったらどうなるんですか?」っとお聞きした。


すると、「ソーーヨ!そこへな、生卵が乗るやろーー、それになキノコ類とか野菜とか・・・・・・」っと。こうなると、ちょっと”怖いもの見たさ”の世界になりそう。


静かに時間が流れて行きました。奥の厨房におられるであろうご主人は、一度も姿を見せず。大正から昭和に掛けての”男の沽券”(こけん=面目・プライド)を見た思いがしました。


もしこのお店が営業を止められたら、確実に”昭和”が遠ざかってしまう。一日でも長く続けて欲しいと、心のなかで念じてお店を後にしました。




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こんにちは♪

じゅんさん こんにちは♪
体調不良でダウンしておりまして コメント遅くなりまして失礼しました。

壁のメニューを見る限り 全く面白みもないものばかりなのに

まったく普通でないものが出てくるという面白さ。

日替わりのトッピングは きっとお店のサービス的発想なんじゃないかと 私は思っています♪
そのあたりも ラブリーな やしま食堂さんです~^^

季節の変わり目

のしうめ様

今、ちょうど季節の変わり目なので、体調を崩しやすいですね。無理をなさらないよう。

このお店、のしうめさんのリポートに出会わなければ見過ごしていたと思います。よくぞ、目をつけて頂きました。

このお店、のしうめさん、ファットマンさん、そして私の3人が相次いでリポートしたことになりますね。こういうことは、実に珍しいですね。それだけ、インパクトが強かったということでしょう。

一体何が、どういう形で提供されるか想像がつかないという面白さ。しかも、そのメニューは昭和前半世代が担われている。凄いことですよ。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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