「割烹 矢野」・「愛媛グルメ紀行」 842

今日は仕事の流れで、本町の市内電車通りから一本西に入った松前町2丁目にある、老舗割烹の”割烹 矢野”さんをお訪ねしました。


どの位老舗かと言いますと、創業から”60年”は経っているということですから。戦後間もない頃から営業されています。


実はワタシ、このお店から歩いて2分ほどの所で、20代の後半と40代の前半、仕事をしていましたので、懐かしいお店なんです。

玄関1
その当時の給料では、このお店でランチすることなど出来なかったし考えもしなかった。


ところがその当時の取引先の社長さんに、どういう訳か気に入られて、「オイ、飯食いに行くか!」って言う時は決まってこのお店でした。頼むのは、このお店の看板料理”矢野弁当”と決まっていました。


でもその社長さんも亡くなったし、会社も倒産してしまった。飛ぶ鳥落とす勢いだったというのに。世の中”諸行無常”ですね。

店内2
この画像がL字型のカウンターで、そのカウンターに向かい合う形でカウンター席があって、それが掘りごたつ形式になっています。


一般の席も同じ構造で、足が伸ばせるので随分楽です。


店内の客は、皆さん常連さんばかり。互いに名前で呼び合っているといった感じで、大変にアットホームです。

メニュー3
当日も”矢野弁当”注文する気だったんですが、お訪ねした日が土曜日で、ランチに該当する”弁当類”はやっていなかった。


そこで、このお店のもう一つの看板メニューである”ちらし寿司”にしようかと思ったんですが、”塩鯖定食”が強く訴えた・・・様な気がしてそれを。お値段800円(内税)です。


カウンター席内側の厨房では、ベテランの店主さんが寿司を握り、ちらし寿司なども作られていますが、焼き物や天ぷら類は、奥の厨房で作られています。


奥の厨房には、どうやら店主さんの息子さんではないか?と思われる若い板さんがいらっしゃいます。後継者がちゃんと育っている様子でした。(なお、確認していませんで違っていたらごめんなさいですが)

塩鯖定食4
割烹ですが、握り寿司もされていますので、寿司屋でもあります。ですから、熱いおしぼりと大きな湯呑みに入った、熱いお茶が真っ先に出てきます。熱いお茶が美味しい季節になりました。


塩鯖”は片身が綺麗に焼かれて出てきました。


それに”のお吸い物”と、”昆布細切り煮”と”漬物”が付いています。お吸い物からは”三つ葉”の香りが広がって、食欲を誘います。

塩鯖5
さて、これが絶妙な焼き加減で出された”塩鯖”の焼き魚です。外目で見ても、脂が乗り切っているのが分かります。


それに柚子と大根おろしが付いています。大根おろしに、少しだけお醤油を垂らしました。


そして、”柚子”をギュッと絞って回し掛けますと、まあ清新な香りに包まれます。

塩鯖6
ちょっと角度を変えて見てみました。やや恨めしげか?


でも美味しく食べてあげるのが、鯖への礼儀だと思って、残すところなどほとんどないくらいに綺麗にいただきました。


塩加減と焼き加減がちょうどよく、更に脂の乗り方も申し分ないので、まあご飯の進むことと言ったらこの上ありません。

鱧吸い物7
こちらは、””(はも)と三つ葉の”お吸い物”です。


この”お吸い物”が絶品でした。最近では和食屋さんへもよく行くようになりましたが、それらの和食屋さんの中でも、もうとびっきり美味しかった。

昆布8
こちらは”昆布”を細切りにしたものを煮てあります。そこへ胡麻を掛けられている。


焼き物”がメインのお料理に、ちゃんと”煮物”も配された。


しかも、如何にも和食の板前さんがお料理されたことが伝わる逸品でした。

漬物9
お馴染みのお客さんと、街全体に活気があったころの話を店主さんがされていた。


まだワタシが20代の頃この街で働いていた頃は、ここ松前町の西隣の”萱町商店街”にも活気があって、年末には遅くまでおせち料理の材料などを売っていて、テレビ局が毎年季節の風物詩的な風景をテレビ放映していた。


なお、ここ”松前町”と、西隣の”萱町”の町名由来は、「松山市の地名・町名由来」シリーズ(全40回)で採り上げております。(「松山市の地名・町名由来」・ 「志津川町・松前町」 8)・(「松山市の地名・町名由来」・ 「味酒町・萱町・味生地区」 10

ご飯10
最後に”ご飯”です。


当然にいい米を美味しく炊かれていますから、米と漬物だけで完食できます。


次回はこのお店の”ちらし寿司”を食べに来ようと、お店を出る時に思いました。



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焼き鯖寿司

こちら、じゅんさんのTwitterで見かけて行ってきました。
焼き鯖寿司を頂いたのですが、ふっくら焼けた鯖に、ガリや大葉が仕込まれた爽やかな酢飯がマッチして美味しかったです。
同行者が頼んだ矢野弁当もとっても美味しそうでした。
でも、私はまたきっと大好きな焼き鯖寿司にすると思います♡

鯖寿司つながりで~
セブンスターの惣菜コーナーで売ってる「金華鯖寿司」脂のりのりで美味しくて最近ハマってます。バーナーでゴォーッと表面を炙って食べるとなお旨し。僕ちゃんバーナー持ってないって言われそうですけど(笑)
じゅん家名物うどん漬けのお供に是非一度~(^∇^)

おおおおお

読女様


あれれ、ツイッター情報で。なる程、早業得意の読女さんらしいですね。

私は次には「ちらし寿司」を注文する気でしたが、今激しく「焼き鯖寿司」に心動いています。ということは、最低でも後2回は再訪することになりそうですね。

ところで、家庭でバーナー持っている家ってあるんですか?せいぜいオーブンで焦げ目を付けるのが精一杯というところではないでしょうか。

ということは、読女さんはバーナーを持っておられる?一体どういうご家庭なんでしょう?俄然興味が湧いてきました。^^

バーナーって言っても溶接用とかじゃないですよ(笑)

ほれ、キャンプとかで火着けるのに使う家庭用の。ダイキで2000円くらいで売ってるやつです(⌒▽⌒)
便利です~♪

あ~あ、アレ

読女様

あああ、アレですか。私はてっきり、溶接用面をかぶって、火花が飛び散るあのバーナーだと思っていました。

じゃあ、鉄工所さんではなかったんですね。なる程、納得です。

でも、アレだって、中々バーナーで炙った料理など、家庭ではちょっとねー。そこまでされる、料理への情熱に敬意を表します。

またまた!!

またまた美味そうですね(^^)

こちらもキープして絶対に行きます✋

最近では『町谷』さんと『味彩そば 菊音』さんへ行って参りました!

蕎麦はそば吉しか行ったことがない
ずぶの素人ですがチャレンジです!

ただ町谷さんは私のような
若僧にはまだ早かった...

出直してこい!と言わんばかりの
歯ごたえで、気温も低く蕎麦を食うには
適していませんでした。

ただ...
店のおばちゃんの笑顔は100万ドルです✊



菊音さんは、あまりの寒さにより
『せいろ』ではなく『かけ』を
注文したのですが
バリバリの松山人のため
普通だと思うんですが
かなり醤油辛く感じてしまいました。

蕎麦自体は非常に香り高く
程よいコシもあって美味でした!

『シラスご飯』もシラスは
美味かったのですが
ごはんに...塊が...
ごろごろと...。゚(゚´Д`゚)゚。
たまたまだと思うのですが...

どうやら私、蕎麦運がないようです✋

挫けずいろんな蕎麦に
挑戦して行きたいです。

蕎麦

ゴリッチョリーヌ様

今度は果敢に「蕎麦」に挑戦中なんですね。愛媛県は、個人的には(蕎麦後進県)だと思っています。ですから、美味しい蕎麦を頂けるお店は貴重です。

蕎麦をどうやって食べてもいいのですが、蕎麦自体の味を味わうには、通常「せいろ」だとが「ざる」などと呼ばれている冷たいものを頂くほうがいいと思います。

種物(温かくて具材が入ってるもの)は、蕎麦自体の味というより、蕎麦と具材と汁の総合力で味わうことになりますから、例えば「醤油辛い」と感じたりして、蕎麦の味が活きません。

それと、蕎麦もやはり回数ですね。何度も何度も頂いて、しかも色々なお店の味を確かめて、自分好みの蕎麦はどれがいい?って近づいていくのがいいと思います。

先ずは果敢なチャレンジ精神に拍手を贈りたいと思います。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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