「お食事処 平八」・「愛媛グルメ紀行」 854
今日は県道松山川内線沿いの、南久米町にある”笠井ビル”の1階にテナントとして入っている”お食事処 平八”さんをお訪ねしました。
このお店は、”わらわは姫じゃ”さんコト”読女”さんのお薦めあって来ました。
お店の前の県道はしょっちゅう通る道ですが、今まで目に入らなかったお店です。
こちらがお店の玄関です。
玄関前を、お店の女将さんが掃除をしておられたので、車をどこに停めるかをお尋ねした。
玄関の様子からすれば、完全に”夜メイン”の居酒屋風。
お店に入ろうとして、上の画像の光景が目に入った。
女将さんに「コレって、”白菜”を天日干しされていますが・・・??」っと尋ねてみた。
すると、「うん、ソーヨ!”白菜”、こーやって”天日干し”するんよ。こうするなー、白菜に甘みがでる」っと女将さん。
「天日干しした白菜は、何に使われるんですか?」っと、更にお尋ねした。
そう話しながらお店に入ったので、それ以降の会話はお店の厨房とカウンター席を挟んで交わされたもの。
長い長いカウンターの上には、その日のランチの”おかず”類が、ズラリと並んでいて壮観だった。
「”天日干しした白菜”はね、お漬物に漬けるんよ!ウチはね、”漬物”を買ったことがない。全部私が自分で漬けるんよ」っと女将。
女将と様々に話しながら、店内を見回したところ、アルアル!
”酒の肴”のメニューが、ホワイトボードからはみ出さんばかりに書いてある。
お酒をこよなく愛されている”読女”さんなら、”涎・ヨダレ”なしにではおれぬことでしょう。
「そーよなー!もうここで店始めて”35年”になるかなー!」っと女将が語る。
「店名の由来って?・・・・・特別のもんはないんよ!店始める時にな、色々考えよったら、京都に”平八”ユーお店があるって教えてもらって、それで付けたんよ」っと。
このお店の魅力は、夜に来て一献傾けないと理解できないでしょう。
この画像が、カウンターの上に並んでラップされていた”おかず”類から選んだもの。
一碗一汁三菜と、女将ご自慢の”糠床”で漬けられた”蕪の漬物”が付いて、これで800円。値段はどこにも書いていない。勘定をするときにしか分からない。
「ソーナンヨ!おかずはねーー、魚と野菜では違うしねー、魚だって種類によって違うんよーー!それにね、同じ種類の魚でも、その日の仕入れの値段によって違うけん、値段は決まっとらん」っと女将。
ワタシが店内をiPhoneで撮影していると、「ソーーナンヨ!最近、写真撮るお客さん増えた。夜の客で。でもな、昼間来て、あの白菜を撮ったんはお客さんが初めてよ」っと笑顔がこぼれた。
「そりゃ、当然白菜をの天日干しは撮りますよ!だって、どれだけ手間暇掛けてお料理されているかを知っておきたいし、それを読んでいただいている方にちゃんと伝えたいんですから!」っとはワタシ。
なお、上の画像は”サワラの煮付け”です。いい具合に煮てあって、すこぶる旨かった。これだったら、仕事上の相棒ならご飯は”大盛り”を注文するはず。
こちらのは、”まぐろの煮付け”なんです。”まぐろ”で、刺身に使える部分以外の部位を上手に使われた。
”まぐろのカマ”の部分に付いている肉で、使えなかっら部位を甘辛く煮られた。しかも生姜を効かせてある。
これは先ほどの”サワラの煮付け”より、ずっと味が濃いので、この一皿だけで”ご飯中”一杯はいけるでしょう。
こういう使い方は、今月18日にご紹介したばかりの”まぐろ料理 かし月”さんと同じですね。お見事です、いい仕事をされています。
こちらは”野菜煮物”です。ここにも、”天日干しされた白菜”が使われている。
何気なく食べたら、食べ飛ばしてしまうかも。でも、ああやって、白菜を一枚一枚、丁寧に剥いて、白菜の葉に太陽光が均等に当たるように開いて干されたもの。
だから味が優しい。女将の愛情をタップリと受けた”煮物”なんです。心が伝わる味でした。
店内の厨房には、、息子さんでは?っと思われる若い板さんが”カレー”を作っていた。
こちらは市販のカレールーを使われますが、何種類ものカレールーをブレンドされて作られていました。
味噌汁だって、客が来る度に温められる。コツコツと、手間暇を惜しまず、丁寧に仕事をされていて、これがこの地で35年も続いている秘密でしょう。
この”蕪の漬物”だって、女将が「さっき、糠床から上げたばかりなんよ!」っと言いながら出されたもの。
”蕪”が甘いんです。子供の頃は、”蕪”って苦くて嫌いだった。ところがこの年になってみると、この”蕪”が無性に旨い!
料理屋にとって”糠床”は、継ぎ足し継ぎ足し使われて、何十年もの味が積み重なって今の味になっている。その熟成された”旨味”は、ポットでのお店では出せません。
いいお店でした。”読女”さん、ありがとう!
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このお店は、”わらわは姫じゃ”さんコト”読女”さんのお薦めあって来ました。
お店の前の県道はしょっちゅう通る道ですが、今まで目に入らなかったお店です。
こちらがお店の玄関です。
玄関前を、お店の女将さんが掃除をしておられたので、車をどこに停めるかをお尋ねした。
玄関の様子からすれば、完全に”夜メイン”の居酒屋風。
お店に入ろうとして、上の画像の光景が目に入った。
女将さんに「コレって、”白菜”を天日干しされていますが・・・??」っと尋ねてみた。
すると、「うん、ソーヨ!”白菜”、こーやって”天日干し”するんよ。こうするなー、白菜に甘みがでる」っと女将さん。
「天日干しした白菜は、何に使われるんですか?」っと、更にお尋ねした。
そう話しながらお店に入ったので、それ以降の会話はお店の厨房とカウンター席を挟んで交わされたもの。
長い長いカウンターの上には、その日のランチの”おかず”類が、ズラリと並んでいて壮観だった。
「”天日干しした白菜”はね、お漬物に漬けるんよ!ウチはね、”漬物”を買ったことがない。全部私が自分で漬けるんよ」っと女将。
女将と様々に話しながら、店内を見回したところ、アルアル!
”酒の肴”のメニューが、ホワイトボードからはみ出さんばかりに書いてある。
お酒をこよなく愛されている”読女”さんなら、”涎・ヨダレ”なしにではおれぬことでしょう。
「そーよなー!もうここで店始めて”35年”になるかなー!」っと女将が語る。
「店名の由来って?・・・・・特別のもんはないんよ!店始める時にな、色々考えよったら、京都に”平八”ユーお店があるって教えてもらって、それで付けたんよ」っと。
このお店の魅力は、夜に来て一献傾けないと理解できないでしょう。
この画像が、カウンターの上に並んでラップされていた”おかず”類から選んだもの。
一碗一汁三菜と、女将ご自慢の”糠床”で漬けられた”蕪の漬物”が付いて、これで800円。値段はどこにも書いていない。勘定をするときにしか分からない。
「ソーナンヨ!おかずはねーー、魚と野菜では違うしねー、魚だって種類によって違うんよーー!それにね、同じ種類の魚でも、その日の仕入れの値段によって違うけん、値段は決まっとらん」っと女将。
ワタシが店内をiPhoneで撮影していると、「ソーーナンヨ!最近、写真撮るお客さん増えた。夜の客で。でもな、昼間来て、あの白菜を撮ったんはお客さんが初めてよ」っと笑顔がこぼれた。
「そりゃ、当然白菜をの天日干しは撮りますよ!だって、どれだけ手間暇掛けてお料理されているかを知っておきたいし、それを読んでいただいている方にちゃんと伝えたいんですから!」っとはワタシ。
なお、上の画像は”サワラの煮付け”です。いい具合に煮てあって、すこぶる旨かった。これだったら、仕事上の相棒ならご飯は”大盛り”を注文するはず。
こちらのは、”まぐろの煮付け”なんです。”まぐろ”で、刺身に使える部分以外の部位を上手に使われた。
”まぐろのカマ”の部分に付いている肉で、使えなかっら部位を甘辛く煮られた。しかも生姜を効かせてある。
これは先ほどの”サワラの煮付け”より、ずっと味が濃いので、この一皿だけで”ご飯中”一杯はいけるでしょう。
こういう使い方は、今月18日にご紹介したばかりの”まぐろ料理 かし月”さんと同じですね。お見事です、いい仕事をされています。
こちらは”野菜煮物”です。ここにも、”天日干しされた白菜”が使われている。
何気なく食べたら、食べ飛ばしてしまうかも。でも、ああやって、白菜を一枚一枚、丁寧に剥いて、白菜の葉に太陽光が均等に当たるように開いて干されたもの。
だから味が優しい。女将の愛情をタップリと受けた”煮物”なんです。心が伝わる味でした。
店内の厨房には、、息子さんでは?っと思われる若い板さんが”カレー”を作っていた。
こちらは市販のカレールーを使われますが、何種類ものカレールーをブレンドされて作られていました。
味噌汁だって、客が来る度に温められる。コツコツと、手間暇を惜しまず、丁寧に仕事をされていて、これがこの地で35年も続いている秘密でしょう。
この”蕪の漬物”だって、女将が「さっき、糠床から上げたばかりなんよ!」っと言いながら出されたもの。
”蕪”が甘いんです。子供の頃は、”蕪”って苦くて嫌いだった。ところがこの年になってみると、この”蕪”が無性に旨い!
料理屋にとって”糠床”は、継ぎ足し継ぎ足し使われて、何十年もの味が積み重なって今の味になっている。その熟成された”旨味”は、ポットでのお店では出せません。
いいお店でした。”読女”さん、ありがとう!
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