「味暦 正生」(あじごよみ しょうぶ)」・「愛媛グルメ紀行」 855

今日は今年に入って初めての”愛媛グルメ紀行”です。今年は、”愛媛グルメ紀行 1000号”に挑戦します。


今日は湊町6丁目の、伊予鉄郡中線踏切前にある”味暦 正生”(あじごよみ しょうぶ)さんをご紹介しましょう。


伊予鉄高島屋の正面玄関前から西に向かいますと、高島屋の西駐車場がありますが、その手前の踏切の前です。

玄関1
こちらが、道の向かい側から見たお店の”玄関”です。


この道はよく通りますが、知りませんでした。


このお店のことを教えてもらったのは”読女”さん。美味しいお店をよく知っていることに掛けては、ちょっと群を抜いています。

店内2
お店をお伺いしたのは、平日の午前11時30分。ワタシのランチタイムの定刻です。


ワタシがその日の一番乗りのようでしたが、それ以降、常連のお客さんが詰めかけましたので、結構な人気店のようです。


厨房の内側には、板長さんが寿司を握ったり盛り込んだり。その横には、女将さんが給仕役です。その女将さんに色々おうかがいしました。他のお客さんが来られる前でないと話が出来ません。

メニュー3
こちらが”ランチメニュー”です。”読女”さんからは”ちらし”が美味しいと聞いていたので、”ちらし寿し上”を注文しました。お値段1500円(内税)です。


ちょっと”見栄”を張ったのと、午前中に難しいと思っていた商談がまとまる見込みが出てきたことへの”ご褒美”のつもりで注文しました。


その、ちょっとした”見栄”を張ったことが、最後に仇(あだ)になりました。詳しくは後ほど。

ちらし寿し上4
この”ちらし寿し上”が出された時、驚きました。何と、二段重ねの寿司桶が出されました。”ちちらし寿司”では初めて見る光景でした。


なおこのお店、この地で開業28年を迎えられました。もう立派に老舗の地位を確固たるものにされています。


また珍しい店名の”正生”(しょうぶ)とは、女将さんのご亭主、つまり板長さん(?)の苗字だそうで、愛媛県では1人だけ。ご出身は和歌山県だそうですか、和歌山県でも珍しい姓だそうです。(ご亭主が板長さんでなかったらゴメンナサイですが)

ちらし寿し上段5
さて、漆器の上段はこうなっています。


意外や意外、寿司桶の中は”刺身盛合せ”といった風で、ウニにイクラにエビに貝にと、超豪華版です。


ちらし寿司”の”酢飯”の上に海鮮を盛り込むのではなく、別盛りにされていたということです。

ちらし寿しネタアップ6
これをこののまま”お造り=刺身”としても食べることが出来るよう、ちゃんと醤油が別皿で用意されています。


ワタシは、実は”刺身”が苦手で、酢飯の上で握られた魚なら好んでいただくのですが、単独で刺身をという食べ方はあまりしません。


でもこの”イクラ”なんて、まるで”ルビー”の輝きでしょう!思わず箸が伸びて食べちゃいました。当然に「旨い!」に決まっています。


次の”ウニ”も、そのままいただきました。ねっとりとしていて、新鮮さがよく分かる”ウニ”でした。

ちらし寿し下段7
そしてこちらの画像が、寿司桶の下段です。


この”酢飯”の上に”デンブ”(エビや鯛などで作るもので、画像では赤く見える)と””と”干瓢”とガリが乗せてあります。


つまり、寿司桶の上段に散りばめられていた”刺身”に醤油を付けて、この画像の酢飯を刺身に巻き込んで食べると”ちらし寿司”になるという趣向です。


ですから、この酢飯の上に、どんどん刺身をぶちまけて食べていけばいいのですが、食べれど食べれど”刺身”が余りにも多いので、酢飯を食べ終えてもまだまだ刺身が残ってしまった。

茶碗蒸し9
これは”茶碗蒸し”です。


舌を火傷しそうになるくらいに熱いのですが、それでも茶碗蒸しがダマにならない。生地が如何に滑らかに作られているかということがよくわかります。


それにしても、上段の寿司桶を掘っても掘っても、刺身が下から下から顔を出す。否が応でも、普通に”刺身”として食べなきゃ片付かない。

お吸い物10
女将さんに「ちらし寿司のはどう違うのですか?」って聞いてみた。


すると「ええ、””はネタにウニやイクラなど上物のネタを使って、しかも量も多く盛り込んであります。ですから””で十分だと思います」と、アッサリ言われちゃいました。


「日頃慣れぬ”見栄”など張るからこういう羽目に・・・・・」っと、ちゃんとお見通しだったのか・・・・・???


やはり分相応を心がけなければという教訓を得ました。でも、まともにこのお店の”ちらし寿司”は美味しかった。


”読女”さん、貴女、流石ですよ、えーーー!!!

ここで詠んだ一首。

ウニイクラ
 鯛にまぐろに
  イカサヨリ
   総動員で
    ちらし花咲く




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正生さんのチラシ寿司はなんといってもネタが良い!
寝かして柔らかくなった刺身がお好きなじゅんさんのお口には合わないかもしれないくらい新鮮なんですよね。豊富な種類の瀬戸内の魚達が皆コリコリと。
イクラはプチっと弾けるタイプじゃなくてねっとり濃厚なすじこ風。ウニだけはちょっと…あ、でも回転寿司のウニほど食べられないものではなく、申し訳程度しか入ってないから気にならない。(やっぱり美味しいウニ食べようと思ったらもっとお金出さなきゃ無理ですね。)
それから、シャリが美味しい。ほんのり甘くて醤油を漬けた刺身とのバランスがグー!
茶碗蒸しも頼んで3分で出てくるようなぬるいやつじゃなくて、熱々のとろとろ。
今時珍しい海ぞうめんの入ったお吸い物もなんだか懐かしくて。
1500円で間違いなく価格以上の幸せを頂ける正生さんのチラシ寿司ランチ。私は大好きです♡

ご紹介いただき

読女様

素敵なお店を教えて頂き、ありがとうございました。
なるほど、このお店のちらし寿司の魅力についての描写は、読女さんの方が的確ですね。その一言一言に説得力があります。

と言うことは、私がやや見栄を張って注文した「上」が寧ろ正解だったんですね。魚介類が好きな読女さんならではの、このちらし寿司の深い部分での捉え方、勉強になります。私も今年は、魚介類大好き人間に成長出来るかも知れませんね。
もちろん、その為の必須条件として、本当に美味しい味を経験することが必要ですね。これからもよろしくお願いします。

なぬ?今年は本当に美味しい味の経験を積むとな?爺!良い心掛けじゃ!褒めてつかわす♪
ならばわらわが手ほどきしてやっても良いぞ。授業料は高くつくけどな。オーッホッホッホ(^∇^)

ここ、私が学生時代にお世話になった大将が修行していたお店です。だから屋号?に正生さんと同じく「味暦」がついていたでしょ^_^…って知らんがなって感じですよね。
あはは〜。

今年もよろしくお願いします。

ぜひよろしくお願いします

読女様

いえ、マジそう考えいます。魚介類の味を、よーーーく知っている読女さんからご指導を受けるチャンスがある時こそが、絶好のチャンスなんですから。
食の世界の中で、私が一番弱かった世界です。今年こそ!って思っています。
どうかよろしくお願いします。伏して。

ああ、なるほど

くく様
ああ、あのお店の大将が修行なさったお店だったんですね。
世の中、不思議に何処かで繋がっているんですね。
あのお店の大将とは、フォンターナさんで時々出会います。又行きたいお店の一つですね。

くくさんから大将に、ランチもやって頂くよう頼んで下さいよ。それなら、気軽にお昼を楽しめますものね〜。

No title

近隣の会社さんなどが、プチ送別会ランチ(派遣社員さんなどの)等によく使ったりしてますよ。松山城みたいに急で狭い階段を上ると2階に狭い座敷席が何席かあったりします。
私もここのちらし寿司ファンですが、正直なところ食べてみても上と並の違いはよく分からんですね(質・量ともに)。少し前までたしか並は700円台で圧倒的なコストパフォーマンスと思ってましたが、ずいぶん値上がりしたもんだなあと感慨深かったりします。

ご存知でしたか

ファットマン様

既にご存知でしたか。このお店の「ちらし寿司」は、正味美味しかったし、お値打ちモノだと思いました。

それが証拠に、私はこれ以降「ちらし寿司」に凝ってしまって、これから後に登場する寿司屋さんでは「ちらし寿司」を注文し続けることになりました。

私は上しか経験がないので、尚更、上と並みの違いは分かりませんが、上があのレベルなので、並も当然推して知るべし味だろうと思います。多分そのところが、上と並の違いが曖昧に感じる所以ではないでしょうか。

つまり、並みの水準が高いと言うことでしょう。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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