「自然に触れて、自分探し旅」

今日は”愛媛グルメ紀行”を一日お休みして、先日東温市の上林から県道209号線、通称”上林街道”を通って”皿ヶ嶺”が間近に見える”上林峠”を超え、トンネルを抜けて久万高原町”畑野川”へ行った時の風景をお届けします。


何故(なぜ)か、普通は誰も通らない”林道”に近い道を通って”山に分け入り”ました。


色々思い悩むこともあって、山に入って季節を肌で感じたかったということです。

銀杏3本1
銀杏”はすっかり色づいて”秋景色”になっていました。


松山市内の”銀杏”より、心なしか黄色が鮮やかなように見えました。


何か大きな問題にぶつかって、思わずたじろいでしまう。そんな時って、頭のなかでアレコレ考えたって、いい解決策が閃(ひらめ)いたりはしない。

紅葉2
そんな時ワタシは、頭を空っぽにしたくって、自然に触れに行く、そういう習性があります。


ですから、行く時は衝動的で、特段の目的や目標があるわけではありません。


ただ淡々と、”季節の移ろい”を肌で感じたい。そう思いながら、車から降りてみる。

銀杏道3
上林峠”の頂上付近には、久万高原町に抜ける”トンネル”があります。


そのトンネルの前に立ちますと、松山市、東温市、そして西条市が眼下に広がっています。ですから、”高縄半島”を境に、西側は”伊予灘”が、東側には”燧灘”(ひうちなだ)が見えます。


この”銀杏並木”を抜けると、直ぐにトンネルがあります。


この”トンネル”の東温市側の入口は、天気が良くて空気が澄んでいる時なら、国道11号線の松山市と東温市の境辺りから、”皿ヶ嶺”の少し下に見えます。


この日は寒い日で、トンネルの入口付近は””が舞っていました。山間部や久万高原町では、既に松山市内より一足先に””が居付こうとしていました。

消防団4
久万高原町の”畑野川”まで下りて来ますと、そこでは”案山子”(カカシ)の祭典が繰り広げられていました。


実は、過去にも”案山子劇場”をシリーズでアップしたことがあります。それは2010年5月17日(「野外劇場」第一幕)から、2010年5月24日(「野外劇場」エピローグ)の間、全8話で書いております。


ワタシはこういうシーンに出会いますと、途端に”子供”に帰ってしまいます。車を飛び降りて、会場となっています田んぼに入っていって”案山子”たちをカメラに収めました。


ちょうどその時間帯は”畑野川小学校”の下校時刻だったようで、集団下校している子どもたちとスレ違いました。

火消し5
すると、子どもたちはワタシを見て一斉に「こんにちはーーー!」っと、元気よく挨拶の声が揃いました。


スーツ姿で白髪頭のお爺さんが、田んぼに下りてしゃがんで、スマホで写真を撮っている。


子どもたちの年代から言えば、ワタシは完全に”お爺ちゃん”です。

太鼓6
そんな”お爺ちゃん”になっても、悩むことが無くなるわけではありません。


例えば、自分で自分の嫌な面に感づいた時。


指摘されたり自分で気がついたり、様々ですが、そういう時は”嫌な自分”を自分の中から追っ払おうとします。それは幾つになってもそうしますし、その努力を怠ったら人生終わりです。

巡礼7
ところが、”追っ払おう”としても、”嫌な自分”が自分にしがみついてきて離れようとしてくれない。


抽象的で分かりにくいかも知れませんね。


要は、幾つになっても自分の”スタートライン”を自分で引いて、そこまで一度自分を戻して、背中に背負っていたものをそのスタートラインの外に置いて、再スタートを切る。そうしなければいけないと思っています。


置き去ったつもりでも、スタートを切った自分に再びしがみついてくることがある。

HOHO8
そういう時に、自分にもどかしさを感じることがあります。そんな時は、時に行きどころを失う、そうです、方向感覚を失うことがあります。


今回はまさにそうでした。


そこで、一旦心を””にするために、””に分け入って、あてどもないないところを彷徨(さまよ)った。


すると、これらの”案山子”(かかし)たちに出会った。無心で近寄った。見た。触った。撮った。

共存9
子どもたちは、ワタシを追い抜いて離れて行く時に、もう一度ワタシに声を掛けてくれた。「さようなら!」って、全員が揃って。


集団下校の途中で出会った子どもたち。ワタシは腰を伸ばし、顔を上げて皆に向かって大きな声で「さようなら!」って応えた。


笑顔の輪が広がった。自然な笑顔だった。

お婆ちゃん10
そして最後にこの”お婆ちゃん”に出会った。


不思議なことが起こった。”案山子”(かかし)のはずなのに、この”お婆ちゃん”ワタシにこう話しかけてくれた。


「お爺さんや、アンタ、又、何時もの悪いクセが・・・・眉間にシワ寄せて・・・・オ~~怖わ!。力抜いて、素直になったらええんよ!誰も、お爺さんを取って喰おうと言ってる人なんていないじゃろ。””なんておりゃせん、オリャせん。な!笑ってみ!


「さっき、お爺さん、子供らに笑とったよ。あの顔、ウンウン”ええ顔”しとったよ!アレよ。な!」っと。


その瞬間、フッと我に返った。



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初めての

しゅう様

初めてのコメントありがとうございました。

人の心には、時に闇が潜んでいることがあります。ですが、人をとことん信じて、人と人のご縁を大切にしていさえすれば、闇の中から光が差してくる。

ワタシはそう信じて今日まで生きてきましたし、これからもそうしたいと思っております。

ワタシの言葉に共感していただいてありがとうございました。わたしにとっても、大変に嬉しいコメントでした。これから先も、末永いお付き合い、お願い致します。

じゅんの心と秋の空

嬉しいことがあると有頂天になってどこまでも舞い上がり、悩み事があるとワタクシ今苦しんでますと哀愁感たっぷりに発表する……大人の男なら普通は恥ずかしくて絶対やらないようなことをサラッとやってみちゃう純粋で乙女チックなじゅんさんが私は大好きです♡

ウグ~

読女様

アレレ、これは褒められているのか、呆れられているのか?微妙なところですね。いや、間違いなく呆れられているのかな。

でも、書かれていることは、事実その通りなので、グーの音も出ません。

そっか~、こういう記事は、普通「大人の男」は書かないもんなんですね!

でも、これがスラっと普通に出ちゃうんですから・・・・・・・・確かに微妙ですね。^^

いやん♡

褒め言葉に見せかけたイヤミだとでも?

するどい!!なんちゃって(笑)

真からの褒め言葉でんがな(⌒▽⌒)

一首

読女様

ありがたきお言葉に、一首捧げます。

コースター
 上がり下がりは
  常なれど
   弱きハートを
    いたわりたもれ

銀杏

じゅんさんこんばんは!

最初の案山子の画像は一瞬本物の火災訓練かと思いました。リアルですね。
しかも防火服の色が銀杏の葉と全く同じではありませんか!(笑)

今回の小さな旅は自分探しとの事ですが、それを即行動に移せるのがじゅんさんらしいと思いました。

案山子のお婆さんが掛けてくれた言葉は、過去のじゅんさんが悩んでいる今のじゅんさんに掛けてくれた言葉でもあるんですね。

今晩は

ガド様

ガドさんとやら、じゅんは今とりこんどってなー、村の長老のワシに代わって返事書いてくれと、こう言うんじゃ!困ったやつよの!

そこでじゃ、消防士の服の色じゃがのー、じゅんは気が付かん男じゃけん、全然感づいておらんじゃろ!

それにの、ガドさんとやら、じゅんが村に来てくれるのを皆で待っとったんじゃ。すると、アヤツ、不思議な男での!皆の心が読めるとでも言うううか、一人でひょこひょこやって来おった。人様はちゃんと働いておる時間ジャーチューに。

アレはな、最近はモーー、普通のサラリーマンじゃなくなったんで、フーラフーラと出かけることが出きるんじゃ。

最後の婆さんの言葉、あの婆さんはワシの嫁じゃ。それを勝手に婆ちゃん呼ばわりしおって。じゅんにも困ったもんじゃ。

でものー、ガドさんとやら、じゅんに悪気はなーーんもないこと、皆よ~ー知っておっての、不思議と腹が立たんのじゃ。村の皆は、じゅんが来るっチュート大歓迎なんじゃ。子供らもそりゃ、皆同じじゃ。

最後にの、婆ちゃんのじゅんへの言葉、アレはの、常日頃じゅんが時々「つぶやいて」おる言葉での。

アレがあいつの口癖じゃ。アレはああ言いながら、何度も何度も苦境を乗り越えてきとっての、その事は、村の誰一人知らん者はおらんのじゃ。じゃけん、ウチの婆さんは、とっさに口から出たんじゃ。

ガトさんとやら、じゅんによると、何時もコメントくれるそうな!じゅんに代わって、長老と呼ばれとる爺からもお礼を言うぞ。ありがとうな^^

追伸

ガド様

爺さんは、じゅんに代わって、返事を書いたのに、名前を「じゅん」のままにしてしもーーて。じゅんに似たんか、爺も慌てもんよ。

返事を書いたのは、オラが夫の「案山子村の長老」じゃった。

これ「追伸」じゃ!

爺が間違ったお詫びに、ガドさんに、婆から一首、献詩しましょ。

じゅんがこと
 ワシラ案山子は
  皆好きじゃ
   ワシラの仲間
    心通づる

案山子村長老の嫁(婆さんじゃ)より

ウ~ム…まさか案山子の夫婦からコメント返しを頂けるとは!

柳田國男や水木しげるさんに自慢したい!(笑)

皆が喜んで

ガド様

いやいや、今日は楽しい交流で、案山子村の皆も、このブログ呼んでいることじゃろうから、喜ぶことじゃろう。

ガドさんにおかれては、これからの季節、お風邪などお召になりませぬよう。

ここ案山子村に比べりゃあ、下界は”愛媛ハワイ村”じゃ!

案山子村の長老・爺と婆より
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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