「回転寿司 しんせんや」・「愛媛グルメ紀行」 860

今日はこの”愛媛グルメ紀行”シリーズで二度目に採り上げる”回転寿司”のお店をご紹介。


回転寿司”という業態をこの”愛媛グルメ紀行”で初めて採り上げたのは、2012年5月7日の以下の記事だった。(「すし水軍」・「愛媛グルメ紀行」 279


さて二度目にご紹介する”回転寿司”のお店は三津地区、春見町にある”回転寿司 しんせんや”さん。松山観光港へ至る新しい道路沿いにある。


急に”回転寿司”業態を採り上げようと思った動機は、このところ”寿司屋”さんをご紹介することが増えている。


そこで従来の”寿司屋”さんと、地域で評判のいい”回転寿司屋”さんを同時に見てみようと思った。ただし、全国展開している大手の”回転寿司”は、全く違う世界なので採り上げない。

玄関1
こちらが、県道19号線(松山港線)沿いにあるお店の”玄関”。


地域の方がお客さんの中心。でも、車で市内から駆けつけるお客さんもいる様子。


ワタシは全国展開している”大手回転寿司店”のお店にも、もちろん行って食べたことは何度もある。

店内2
ところが、そういう”全国巨大チェーン店”とこのお店では、店内に入ってみるとまるで様相が違っていた。


お店に入ったのは平日の正午前。店内は徐々に混み始めまたけど、”回転寿司”の”回転ベルト”が廻っていない。止まったまま。


つまりこのお店は、”回転しない回転寿司屋”さんだった。ただし、それは昼間だけの光景で、夜間はもちろん”回る寿司屋”に戻る。なぜそういう光景になるか?は、後ほど。

メニュー3
と言いうのは、このお店お昼は”お昼の満足セットメニュー”950円、1240円、1530円を3種用意されていて、お客さんはその3種のセットメニュー、或いはお好みで注文するシステムになっている。


昼間の時間帯を満席に埋めることが出来ない地域店の、これが戦術だった。昼間、全席が埋まらない場合は、ベルトを回転させると”寿司”はすぐに乾いて商品にならなくなる。それを防止するための作戦だ。


夜は、お客さんの数も多いから、普通に”回転”するという仕組みになっている。これは、目の前で寿司を握っている職人さんとの会話から聞きf出せたこと。


回転寿司でも会話が成り立った。この地で12年~13年目だそう。しかもオーナーが”魚の卸屋”さんでもある。魚の仕入れには自信があるわけだ。

くじら生皮4
さて、ワタシが真っ先に注文したネタがこの画像。コレ、何だか分かりますか?これは”くじらの生の皮”。ワタシは所謂(いわゆる)”団塊の世代”。戦後のベビーブームの時代に生まれた。学校給食は、田舎だったから小学生の3年生の頃始まった。


その頃家庭でも学校給食でも、””と言えば”鯨肉”(げいにく)という時代があった。だから、ワタシのような世代の人間にとっては”鯨肉”には一種の郷愁を覚える。


このお店では旨い”くじら生皮”を食べる事ができると聞いて、注文した。


くじら生皮”って、食べてみると直ぐ分かること。「あああ、やっぱり鯨って魚じゃないんだ!鯨は間違いなく、言わばケダモノの仲間なんだ!」っていうことが。


その食感は、”ゴリコリコリリ”って感じですから、魚でこういう食感をもった種は確かにいない。懐かしい思いで”ゴリコリコリリ”食べた。

生えび5
こちらは”生えび”。


お値段は、お皿の色から判断すると160円でしょう。このお店では、最も安い値段帯の一つ。


寿司ネタを”100円”で提供出来るのは、”地球全体”に仕入れ網を張っている巨大外食資本にしか出来ない芸当だ。

びん長まぐろ6
この画像は”びん長まぐろ”。


小型のまぐろだけど、食料資源的には貴重なまぐろ。


ワタシたちには、缶詰の”シーチキン”ですっかりお馴染み。アレの生だ。


本まぐろ”に比べると、アッサありした味でワタシは好きだ。

かつお7
こちらは”かつお”。これも皿の色からすれば160円。


こういう”ネタ”を、全て100円で食べることが出来る。”巨大外食産業”の仕入れパワーは、地域資本の市場単位に比べると、国単位を超え、”全地球”単位。


こういう”ネタ”を”100円”で食べることが出来る、確かにありがたいこと。でもワタシには、どうしても「何処か、形が歪(いびつ)」に見えてならない。


100円の影で泣いている漁民はいないか?泣いている地域はいないか?資源の枯渇化で深刻な打撃を受けている国はないか?”円=エン”に、強い恨みや憎しみを増している国や地域や人々が育ってはいないか?

しゃこえび8
この”画像”は、お店では”しゃこえび”と呼んでいた・・・・・・・「コレが・・・・・あの”シャコ”とは・・・・・・」声が出なかった。


ワタシが生まれて初めて、ホンモノの旨くて甘い”シャコ”に出会ったのは、前前前職でもまだ若い頃だった。


ある先輩職員の家に招かれたことがある。松山ではない、東予地方。そこで食べた”シャコ”の旨さと言ったら、もう言葉にならなかった。


シャコ”の食べ方を知らなかったワタシ、口を血だらけにして”シャコ”を貪り食った。先輩職員は、優しく”シャコ”の食べ方まで教えて頂きました。ありがたいと、今でも記憶に残っているシーン。


それに比べると・・・・・・これが”しゃこえび”って・・・・・・そう”魚の卸屋”さんでしたね!ここの母体は・・・・・・

煮あなご9
こちらは”煮あなご”。


明確に言いましょう。ドダイ、”寿司屋”と”回転寿司屋”を比較しようなどという試みは、”傲岸不遜”の誹(そし)りを免れない。


確かにこのお店、”回転寿司屋さんとしては出色の旨さ”だった。クルクルクルクル、廻っていようがいまいが旨いものは旨い!このお店は間違いなく”旨い!”。


実はこのお店の最大の”ウリ”は”赤酢”にあるといいます。お店のフェイスブックページから引用させて頂きます。「四国で初めて赤酢を使ったシャリでより一層、ネタの美味しさを引き立てます。」っと。(”みゆ”さん、情報提供ありがとう)


でも、もちろん米、飯は重要です。でも寿司は・・・・ネタ・・・・・でしょう・・・・・・・。

生うに10
こちらが最後に注文した”生ウニ”です。目の前で握っている職人さんの言葉。


「ええ、ウチ、”軍艦系”は全部、裏で”機械”が握っています。”軍艦巻き”で、シャリの下にムラサキ(醤油)を漬けるお客様がいらっしゃいますが、普通に手で握った寿司なら、その場合シャリが崩れて下に落ちてしまいます。その点、”機械”で握った”軍艦巻き”は、ビシーーっとしているから、下には落ちません」っと。


なる程、ビシーーっと握るのは機械の方が得意。で、寿司、特に寿司握りの酢飯は、米粒同士の間に如何に”空気を含ませるか”で旨さが決まる。


ところで、今日のお勘定、消費税込みで2073円だった。


因みに、昨年11月26日にアップした普通の寿司屋さんの”すし友”さんの場合、ランチメニューである”おまかせにぎり”のお値段は消費税込みで2000円。(「寿司 割烹  すし友」・「愛媛グルメ紀行」 837


貴方なら、どちらの2000円を選びますか?


<注>なお、このお店は、回転寿司業態としては優れたお店で、お寿司も美味しいと思っております。回転寿司業態と一般の寿司屋業態は、元々別の世界と言ったほうが適切かも知れません。それを単純に横並びして比較してしまったことが、間違いでした。その点、お詫びします。



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悲しい

この記事をお店の方がご覧になったらどう思うでしょう…

悲しくなりました…

あ~あ
教えるんじゃなかった(笑)

ごめんなさい

響様


私はこのお店を、回転寿司店としては出色の美味しさだと、そう捉えたのですが、残念ながら、その真意を表現し切るだけの力がなかったようです。

悲しい思いをされたようで、その点、素直にお詫びします。

申し訳ありません

読女様

読女さんまで、ガッカリさせてしまったようで、申し訳ありません。

このお店は、回転寿司店としては抜群の美味しさだったのですが・・・・
そっちが、真意なのですが、それを書ききれなかったようです。

筆足らず、あるいは、言葉の選択を誤った。お詫びします。

うーん、最後の2〜3文でしょうか。
すっごく行ってみたいと思って読んだけど、最後の最後に「それならすし友で…」と思いました。

回転ずし、食べた量が一目瞭然なのが恥ずかしくて、父の皿に重ねていっでました。スーパーのパック寿司を食べながら父がいつも語ります。回転ずしならではの思い出です。

比較すると

くく様

この回転寿司屋さんは、回転寿司屋としてはたいへん優れていて、美味しいと思いました。ただ、どこの回転寿司屋でも同じですが、競い合う様に食べてもらうことが戦略です。
その結果、後で気がつくんですが、普通の寿司屋さんと値段が余り変わらなくなるような気がしました。そこを書きたかったんです。

寿司の価値観

じゅんさんこんばんは!

今は圧倒的に回る寿司の方が人気がありますね。

例えば、1貫100円のトロと1貫2000円のトロの間に20倍の味の差があるとは思えないんですよ、多くの人は(笑)
高い店に入れば、下手すれば1貫で普段のランチ代くらいになりますからね。
寿司を食べる殆どの人が3~4貫食べて満足するなら問題ありませんが。

高い寿司と宅配ピザはモノと値段のバランスが少し………?

(今日は完全に僕の主観でコメントしています。スミマセン。)




寿司の値段

ガド様

この記事を書いて、皆さんのコメント見て思いました。この記事は、老人になって、食欲が落ちている人間が書いた記事だと。

確かに、食べ盛り、働き盛りの人が、普通の寿司屋に行ってお好みで握ってもらえば、数千円はしますね。家族で行けば、軽く一万円は超えてしまう。

そういう世界に、一種の革命を起こしたのが回転寿司業界。寿司屋は普通の家庭では高嶺の花だったものを、グッと身近に引き寄せた。

一方、普通の寿司屋は、会社の交際費で食べることが出来る連中だけを相手にしてきたので、幾らでも値段を付けることが出来た。だからこそ、回転寿司業界に足元を救われて苦境に立たされた。

私の様に、寿司を10貫も食べることが出来ない人間は、普通の寿司屋でもいいけど、食べ盛り、働き盛りで、しかも家族単位で寿司を食べようと思うと、回転寿司業界はありがたいですよね。

本来横並びで比較すべきではないことを、並列に記述した私の失敗記事ですね、コレは。反省しているところです。

まぁそうクヨクヨすな!
爺のトンチンカンは今に始まったことじゃない♪(⌒▽⌒)

いや~~

読女様

いや~~、久しぶりに、「ああ、こりゃあ、失敗やったなー!」って思いました。

もちろん、私はどのお店に行っても「美味しかった!素晴らしかった!」って記事を書くつもりは毛頭ありません。あくまで、私の主観でしか書けませんが、思ったこと感じたことは正直に書きたいと思います。

その際に、表現に注意を一層払うことは当然です。ですから、以前のようにあからさまにお店を批判するような記事は、もう書きません。

ところが、このお店は回転寿司屋さんとしては大変に美味しかった。ところが、結果的にそう受け取ってもらえなかった。反省することしきりです。

まあ、幾つになっても、日々反省し精進ですよ。それが、私が目指す「ブログ道」です。ハイ!

励まして頂いてありがとうございます。大変に感じ入りました。感謝感謝!です。

ギーロッポンでシースー。

記事は失敗ではないと思いますよ。

普通の寿司と回る寿司の違いをふと思っただけで記事への批判ではありません。

ちなみに1貫2000円超の大トロは伊予三島市で食べました、モチロン人のお金で
(笑)
1貫(一口)2000円超だと美味しいとか不味いとか関係なく、料理というより話のネタなんです僕の中では(笑)

もとより

ガド様

ガドさんが、この記事を批判しているとは、もとより思っていません。ですが、この記事で真っ先にコメント頂いた方など、明らかにこの記事に不快感を持たれたのだと思います。

そもそも、ブログを見て、それに対してコメントを書くということは、余程のことではないかと思います。もちろん、ガドさんのように、何時もコメント頂いている方は別です。でも、ガドさんにしても、私のブログに初めてコメントを書いた時は、エイヤーーっていう勇気がいったでしょう。

多分、このブログはかなり多くの方に見て頂いていると思います。大雑把な話ではありますが、一コメント=100人単位ではないかと感じているところです。

すると、この記事を見た方の大半は違和感を感じられた。そこを反省しています。ブログを書き続けている者にとっては、書きっぱなしではいられないので、この記事を糧として、なお一層我が身を律したいと考えました。

店の人の辛さ

この「しんせんや」も、店の人が不快を感じるでしょうが、
​去年7月の「愛媛グルメ紀行」を振り返る117での「なが坂」さん
も辛く感じていると思いますよ。
店長は、指摘された瞬間から清掃を心掛けているかも知れません。
それを、2年後の記事で掘り返される。
​一度犯した失態を時間が経ってもムチ打ちたれる。
信長の佐久間、林責めのよう。
せめて、文章最後に「今は、きれいにされているかも知れませんが」
位の配慮を書けないものでしょうか?
指摘を受けるたびに、反省されているようですが、他人を気遣うブログをお願いします。

真摯に

信長にならないで様

コメントありがとうございました。ご指摘いただいた点、ごもっともだと思います。

真摯に受け止め対応するとともに、以降も細やかな心遣いに気を配りたいと思います。(両方の記事には<注>を加えました)

これからも、この「愛媛グルメ紀行」を書き続けるつもりですが、否定的な感想を持った時こそ、その記述には一層の心遣いが必要であること、心したいと思います。ご指摘に感謝いたします、ありがとうございました。

No title

 じゅんさんいつも楽しく読ませていただいています。投稿するのは3回目です。
 たくさん書き込みがあり興味深く読ませていただきました。
 しんせんやも一般的な寿司屋も利用します。しんせんやはお酒やつまみを頼んで、二人で、5〜6千円、普通の寿司屋はその3〜4倍はかかります。ただ、比較するのは無理があると思いますし、仮にしんせんやの方が読まれても違いはわかられているはずなので、がっかりはしないと思います。
 一般的な寿司屋でも、並や上の握りのみ頼んで出れば安くすみます。でも、行きつけとなり、大将と話しながらいろいろと食事をするのが、楽しみになります。
 あくまで、夜の食事の話ですが。
 要は自分の中で使い分ければ良い事だと思います。
 これからも、お店の紹介お願いします。夜の紹介があると、もっとうれしいです。
 

3回目ですね

Jun様

コメントありがとうございます。確か初めてコメントを頂いたのは、2013年1月9日「再訪 75 季菜(きさい)」さんの時ですたね。覚えております。

なにしろ、私とは同名なので^^
そして、の時も肯定的に見てくださった。ありがたいと思いまいた。

色々なお店がありますから、全て絶賛ばかりは出来ませんが、人が読んで不快になるような記述はしないように心がけます。

そして、多くの方に「笑顔」が自然に浮かんでくるような記述を目指します。まだまだ至らぬ点はありますが、目指すべき方向は見えてまいりました。

それから、今までは「夜に街」に出ていなかったので、夜のお店のことは書けませんでした。でも昨年12月に独立してからは、夜の町に出る機会も増えると思っていますので、これからはそういう記事も増えてくると思います。

今日はお励まし、どうもありがとうございました。嬉しかったです。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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