「うどんそば つるや」・「愛媛グルメ紀行」 872

今日は、西条市丹原町池田にある”うどん屋”さんの”うどんそば つるや”さんをご紹介します。


場所は、道の駅で有名な”周ちゃん広場”のすぐ近くの、県道48号線沿いにあります。


何故私が、お昼に”うどん”一杯を食べるための、わざわざ国道11号線の桜三里を超えてこのお店に来たのか?

玄関1
こちらがお店の”玄関”です。


私がこのお店に来た理由は、友人がこのお店で”不思議な体験”をしたというので、その”追体験”をするために行ってみました。


不思議な体験”というのは、「食べた”うどん”がとっても美味しかったんだけど、それは単にお腹が空いていたからだけか?」っということと「お店お方たちの、”超個性的”な雰囲気に呑まれた!」っという二点でした。

メニュー2
頼んだメニューも、その友人が食べたものと同じメニューを注文しました。


それは”きつねたぬき”という、珍妙な名前のメニューです。480円(内税)です。


その注文を店主さんに伝えると「はいよ!”つねぬき”ね!」っと復唱され、手元のメモに鉛筆で大きく「きた」と書きました。
マッチ3
店内は、コック服とコック帽を被った店主さんと、普通の服装の奥さんと、コック服の上に半袖のベストを着て、大きなマスクをし、髪の毛はボサボサ頭の、ちょっと得体(えたい)の知れないおっちゃんの3人でした。年齢も不詳。


うどん屋”さんで、”コック服・コック帽”は初めて見ました。店内の風景からは完全に浮き上がった服装でしたが。


そして驚いたことは(以下、驚きっ放しになるのですが・・・・・・)、ガスの火口に火を点けるときは、画像の大きな”マッチ箱”から一本一本マッチを取り出し、それに火を点けてガスに点火することでした。これも初めて見る光景です。

おでん桶4
店内入り口には”おでん桶”があったので、覗いてみました。


すると”真っ黒な出汁”の中で”おでん達”が溺れかけているではありませんか!


「なななんと、哀れじゃないか!」と思って、”スジ肉”を一本、”墨汁出汁の池”から救出してやりました。

おでん5
どーーです!この”スジ肉”、救出されて湯気を上げながら”ホッとしている”でしょう!伝わりますか?


もちろん、この後は私のお腹に収まるわけですが・・・・・・。”スジ肉”にとっては・・・・どちらが幸せだったんだろう?って妙に考え込んじゃいました。


「味?」ですか?それが・・・・・不思議に”美味しい”んですよ。出汁が良く沁み込んでいて。

きつねたぬき6
さて、これが”きつねたぬき”です。大量の”天カス”が乗っていて、”きつね”が顔を見せてくれません。隠れているんです。


それに”出汁”を啜ってみると「薄~~い!」んです。醤油が手近にあったら垂らしたい程薄いんです。


ところが、この”薄い出汁”・・・・・・・・途中から次第に濃くなっていくではありませんか?「アレレレ・・・・出汁の味がどんどん変わって行く!!!」っと、”狐に包まれた”様になりました。


そうなんです!”きつね=お揚げさん”が、すっごく甘辛く煮てあって、それが出汁に溶け出ていくに従って”出汁”が濃くなって、丁度いい味に収まったというわけです。これを、この人達が、ちゃんと計算ずくでやっていたとしたら、大変な技量ですよ。
きつねたぬき7
たぬきたち”が邪魔するのを押しのけ掻き分けて、”きつね”を探しだしました。「コラ!出てこい!顔を見せろ!!!」っと凄んでやりました。


すると、突然”沈没船”が一気に海上に浮上したかの様に、”きつね”が急浮上して「隠れてなんかじゃないんダイ!出汁に沁み込むために、ずっと”潜水”してたんダイ!」って、逆に凄まれました。


実はこのお店の”出汁作り”が、超ユニークなんです。一旦”出汁”を煮詰めて抽出したら、その”出汁”を冷蔵庫に入れて冷やします。すると、”出汁”が”ゼラチン状”に固まります。いわゆる”煮凝り”(にこごり)ですよ。


注文がある都度、その”煮凝り”をおたまですくい取って丼に固まりを入れます。そこへお湯を注ぐと、たちどころに”温かい出汁”に変身です。まるで”たぬき”に化かされた感じがしました。

きつねたぬきアップ8
「このお店は何時からやっておられるんですか?」ってお聞きすると、コック帽さんが「そーーよなーー~~・・・かれこれ・・・30年に余ってやっとるんよ!」っといささか胸を張られた。


次に、ボサボサ頭の”ちょっと得体の知れない”おっちゃんに、「この麺の量、多いですねーーー!2玉はあるんではないですか?」っと質問してみました。


このおっちゃんが”麺係”らしくって、目の前で熟成させたうどんの固まりをちぎっては、”麺切り機”に掛けて、麺を切り出して、それを直ぐに湯掻いて、麺は洗うこと無くそのまま丼に入ります。


その得体の知れないおっちゃんが、「何いよ~~ん!2玉以上は入っとる!高校生なんか、よ~ー~喰うんじゃけん!喰える奴らには喰わしてやったらエエンヨーー!」っと。

麺9
そして、その”麺係”のちょっと得体の知れないおっちゃんが繰り出す””が、これまた超ユニーク。


機械で切り出しているにも関わらず、麺の幅が不揃いで、しかも”きしめん”みたいに幅が広い。しかも、ここまで柔らかい麺のは出会ったことがない程、ユルユルの麺だった。これだったら、総入れ歯の人でも、ちゃんと噛める。


愛媛の麺”は総じて柔らかい麺が多いんですが、その柔らかい麺のどれとも似ていない。このお店にしかない”超柔らか麺”、これが意外に旨いんです。何故旨いのか?も謎です、得体が分からないんです。


このお店が何故30年以上続いているか?謎です。でも、やはり需要があるからでしょう。その日も丹原高校生諸君がお店に来ていました。「おばちゃん、俺卒業するケン!」って言ってお勘定を払っていました。


でも、恐らく卒業していく彼らは、丹原に帰ると必ずこのお店に来て、個性溢れるこのお店の”うどん”を食べに来るのでしょう。

残った10
とうとう、残ってしまいました。あの幅広ユルユル麺が、2玉以上も入っているのですから、とても私には”歯が立ちません!”よ。


もちろん、柔らかくて”歯が立つ”様な麺ではありませんけど。


で、お勘定を!ッと思った瞬間に、新しいお客さんが入ってきて、盛んにおばちゃんに話しかけたんです。「おばちゃん、麺湯掻き上がっとるン????」って。


でもそのお客の質問に、お店の3人は誰一人応えようとしなかったんです。お客さんもワタシも??????


6回位話しかけたでしょうか?おばちゃん、急に顔を上げてその客に向かってこう言いました。「あれ~~、どこかで、誰かが呼びかけよるんかナーー???思とったけど、”鍋焼きうどん”作るのに熱中しとって・・・・・聞こえなんだ!やっぱり、誰かが何か言ヨッタンヤネーー!」っと。


最初から最後まで「??????????」のお店でした。


でもそれもそのはずでしょう。”きつね”と”たぬき”の”ダブル化かし”に出会ったら、そりゃあ”狐と狸に包まれます”よね。


お後がよろしいようで・・・・・・



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意味

匿名様

コメントを頂きました。ご指摘のサイトを閲覧しましたが、残念ながら、私の頭では読解不能、意味不明でした。

あしからず。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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