「割烹 桃李花(とうりか)」・「愛媛グルメ紀行」 902

今日は一番町2丁目、伊予鉄会館の北側にある”吉久ビル”の1階と2階に入っている、老舗の”割烹 桃李花(とうりか)”さんをお訪ねしました。


業歴はもう30年を超えたと言われますので、それは立派な”老舗”です。このお店も、食通で大切な友人から教えて頂きました。


店名の”桃李花(とうりか)”は、”漢詩”から採られています。


「桃李(とうり)もの言わざれど下自(したおのずか)ら蹊(けい)を成(な)す」です。立派なな人の下には、自然と人が慕い集まることの例えです。(お店の女将さんにお聞きした話です)

玄関1
こちらが、ロープウェイ街からちょっと東に入ったところにあるお店の”玄関”です。


坂の上の雲”の”秋山兄弟生誕地”からほど近い立地にありますので、”秋山好古家雑煮セット”が、一種の看板料理のようです。

店内2
こちらが店内カウンター席から見た風景です。


この店は、”割烹”であると同時に”茶席”もあって、”抹茶”もいただけるという設(しつら)えでした。


茶湯の道具が、店内のあちこちに飾ってあって、客席からは女性客のグループの声が聞こえます。女子御用達のお店の様です。

メニュー3
こちらがメニューですが、お店に入る前に、玄関脇に写真付きで”ほうたれ丼”の看板がありました。


一目見ただけで美味しそうだと思いましたので、迷わずそれを注文しました。お値段1000円(内税)です。

ほうたれ丼4
待っていますと、程なく画像のものが供せられました。


そして運んでこられた女性が、食べ方を説明されました。


それによりますと、右手前の赤い漆器椀は二段作りになっていて、蓋を取った一段目には”漬物”が、二段目には”薬味”が入っているそうで、”ほうたれ丼”を半分、普通にいただいた後、右奥の”湯桶”に入っている”出汁”を掛けて食べるのだと。


まるで、名古屋の”ひつまぶし”と似た食べ方でした。”ひつまぶし”の方は、うな丼を半分食べたら薬味を入れてお茶を注ぎ、お茶漬けにして食べますね。

漬物5   薬味6
この画像が、二段作りになっている漆器椀の中身です。


左手(画像では上)にあるのが、”漬物”です。大根と人参と緋の蕪漬けが入っています。


右手(画像では下)にあるのが、”出汁”を掛ける前に丼に入れる”薬味”で、生姜おろしとネギです。

小鉢7
こちらは”小鉢”です。緑の葉物野菜が和えてあります。


野菜の種類は分かりませんでしたが、驚いたのは、この中に”烏賊(いか)”を小さく切った物も入っていました。


さっと食べれば、気がつかないかも知れません。でも、キチンと一手間余分に掛けてあるのが分かりました。

ほうたれ丼8
さて、これが”ほうたれ丼”ですよ。”ほうたれ”は、もちろん”ほうたれイワシ”のことで、一般的には”カタクチイワシ”ですが、コレの生を食べると”頬が垂れる”くらい旨いので、そう呼ばれています。


私は南予でも今の西予市明浜町で、小学校4年から中学2年まで育ちましたので、”ホータレ”(南予の方言ではそう言っていました)は、鯵(あじ)とともに、最も身近な魚でした。というより、日本中どこでも獲れる魚です。


初夏の頃からは、海辺の村の平地という平地は”ホータレ”で埋め尽くされます。”ホータレ”を湯掻いて天日干しし、”イリコ”を作るためです。ちょいとつまみ食いして、怒られたものです。

ほうたれ9
これが”ほうたれ丼”に入っている”ほうたれイワシ”の””です。そりゃあ、頬は垂れるし、目は細くなりますよ。


生の”ホータレ”を指でさばいて、生姜醤油をぶっかけて食べれば、若い頃はご飯が何杯でもいけました。


このお店は、当然に”割烹”ですから、それは見事に濃厚なタレが掛かっていて、ゴマの香りもよく、ご飯がスルスル進みました。

出汁入れ10
ですから、”ほうたれ丼”を半分なんて、あっという間でした。実は、この手の丼に、出汁を掛けて食べるのは初めてでした。


ですから、急いで薬味を入れて出汁を”湯桶”から注ぎ入れました。その場面がこの画像です。


ゴマと生姜と大葉の香りが、せめぎ合っているんです。香り競争ですよ。付いている、小さなスプーン状のものですくって食べました。


出汁”は薄味ですが、上品にとられています。濃厚なタレがやや薄まって、ちょうどいい塩梅になりました。ジュルジュル音を立てながら食べました。周囲に誰もいませんでしたから。

完食10
そりゃあ、出汁を器に注いで食べたのですから、綺麗に”完食”しました。小気味いい完食です。


奥の部屋は、何組かの女性グループで埋まっていたようですが、カウンター席はワタシ一人でした。


気兼ねすること無く写真を撮り、”ほうたれ丼”を満喫しました。大満足でした。「ご馳走様でした!」



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非公開コメント

こんにちは(=´∀`)
じゅんさん、もしかしてお寿司屋さんで怒られたことまだ気にされてるんでしょうか?(O_O)
私的には写メくらい全然良いと思うんですけど( ^ω^ )
ブログ用の写真はキレイに撮らなきゃですし、何枚も撮るのも仕方ないじゃないですか!d(^_^o)

お陰様で

みきつ様

いやー!やはり気にしますよ。マナーに関してですからねー!

でも「みきつ」さん、お陰様で、先日「超微音カメラ」のアプリをダウンロードできました。

今まで、シャッター音に無関心でいたこと自体が、大変にうかつでした。ですから、あの時注意して頂いたお客さんには大変感謝しています。

お教え頂いた「超微音カメラ」の消音は、実に完璧ですね。もちろん、オリジナルの画像に比べれば、撮影画素数は落ちますが、画質よりマナー優先でしょう。

それで、以降、二本立てでいくことにしました。先ずは、お店の方に撮影の許可を得る。(これは、今までもそうしていました)
次にお隣のお客さんには、撮影時のシャッター音に関してお断りを言って、どうぞどうぞ!って快諾を得た場合は、通常のカメラ機能で撮影する。

その際は、iPhone6プラスのスピーカー部分は指で塞ぐ。(これすら、今までしていませんでした。塞げばシャッター音が随分小さくなることに気が付きました)
そして、撮影音が気になるから遠慮してくれというお客さんに対しては「超微音カメラ」で撮影する。

こういう方針で臨むことにしました。今まで無神経であった部分に修正が出来たこと、皆さんに深く感謝します。「みきつ」さんに教えて頂いたアプリは、今後活きることになります。ありがとうございました。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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