今日は、4月上旬に開店したばかりの”
ラーメン食堂 縁(えにし)”さんをお訪ねしてみました。(実際の訪問日は4月13日)
場所は北久米町にあり、国道11号線には面していませんが、よく見える場所にあります。
このお店は以前、喫茶店”
CAFE 楽彩珈”さんがあったところです。

こちらが、国道11号線からも見えるお店で、元の喫茶店を改装なさいました。
お訪ねした当日は生憎の曇り空でした。午前11時45分(月曜日)に玄関に入りました。
開店から丁度一週間という、タイミングでの訪問でした。

店内は開店直後というだけあって、生花、お祝いの熨斗袋、ビールケース等が、華やいだ雰囲気を醸(かも)していました。
このお店は2階にも客席があります。それと、開店直後体制なのか、お店の方が5~6人もいました。期間限定かも知れません。
そして開店直後の、独特の”
高揚感”があって、お店に活気があります。

さてこの画像が、”
メインメニュー”です。この他に、”
単品サイドメニュー”と銘打たれた”
牛すじ煮込み”や”
鶏の唐揚げ”などのメニューがあります。
さて、このお店の”
名乗り”は”
ラーメン食堂”です。つまり、”
ラーメン専門店”ではなく、ましてや”
中華料理店”でもありません。
かと言って、所謂(いわゆる)”
食堂”でもなさそうですし、”
ラーメン”をウリにした”
居酒屋”とも言いがたい”
メニュー構成”です。
”
食堂”と呼ぶのも”
居酒屋”と呼ぶのも、「
ちょっと違うなーーー!」って思ってしまう程、”
メニュー数”が少ないのです。実に大胆なと言うか、思い切った”
メニュー構成”でスタートされたようです。

ワタシが注文したのは画像のもので、メニューのトップに掲げられていましたから、お店の”
看板メニュー”なのでしょう、”
しょうゆラーメン”です。お値段、外税で690円です。(税込みだと745円)
ワタシがこの”
しょうゆラーメン”の”
器”を見た瞬間に思い出したのは、2013年4月17日にアップした”
ちゃんぽん食堂 てっちゃん”さんの”
ちゃんぽん”を入れた”
器”でした。(
「ちゃんぽん食堂 てっちゃん」・「愛媛グルメ紀行」 511)
下の画像が、”ちゃんぽん食堂 てっちゃん”さんの”ちゃんぽん”を入れた”
器”です。

このお店と”
ちゃんぽん食堂 てっちゃん”さんに共通していたのが、ラーメンを入れる器に多い”
平器”ではなく、底の深い”
深器”を使っておられること。(注:平器という言葉も、深器という言葉もワタシの造語です)
ただし、上の画像の”
ちゃんぽん”は、上の内容でお値段、内税で630円です。単純な比較は出来ませんが、ワタシは既に900軒以上のお店を廻って皆さんにご紹介していますので、どうしても様々なお店と比較してしまう習性が付いています。
もちろん”
ちゃんぽん食堂”と名乗っておられますから、”
メニュー数”はこのお店とは比較にならないくらい多く用意されています。しかも”
新メニュー”の投入に掛ける意欲は、只者(ただもの)ではありません。

さて、このお店の”
しょうゆラーメン”に戻りましょう。
具材は至ってオーソドックスです。つまり”
チャーシュー”、”
半熟煮卵”、生に近い”
モヤシ”、”
キクラゲ”、そして”
刻みネギ”です。
店主さんのご出身は熊本県で、ラーメンの修行も熊本でなされたそうですが、この”
しょうゆラーメン”は、チャキチャキの”
東京しょうゆラーメン”に似ています。

いや”
旨い!”のです。非常にシンプルな”
醤油出汁スープ”に、”
雑味”が全くありません。
”
スッキリ系”のスープですし、”
具材”とのバランスもいいと思いました。
ですからこのお店の、別のラーメンメニューである”
塩ラーメン”や”
つけ麺”も試してみたいと思いました。”
再訪決定!”です。

この”
半熟煮卵”も、よく出来ています。
チュルルンルン!っと、口の中を滑って喉に消えました。

この”
チャーシュー”だって、豚肉の脂加減が丁度よく、”
旨い!”って思いました。
”
スープ”には”
コク”があって。
でも”
コク”がありすぎて、ワタシには濃すぎてスープを飲み干せませんでしたが。でもこれは、好き好きの範囲の話でしょう。

”
麺”だって、十分に合格点以上だと思いました。
ただこのお店の”
問題点”は、その”
メニュー構成”と”
メニュー数の少なさ”にあると思いました。このお店は一体どういうお店なのか?どういうお客さんを意識されているのか?
自分のお店の”
何を、どういう風に食べて欲しいのか?”・・・・・・そこが、ワタシには見えてきませんでした。
とにかく大海原に漕ぎ出されました。荒波を乗り越えて、ぜひとも成功して頂きたいと思いました。
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