「再訪 367 ヤツゲ亭」・「愛媛グルメ紀行」 997

今日は昨日に引き続き、天山町から、10月15日に南久米町に”移転開店”された”ヤツゲ亭”さんをアップします。


その理由は、読女さんから「美味しいもん食べに行こ!」と夕食に誘われれ、このお店を指定されたからです。


ワタシの家から歩いて15分ほどの所にありますから、そういう配慮もあってこのお店を選ばれたのでしょう。考えてみれば、こうやって旨い酒を呑み交わすのも実に久しぶりの事でした。

ウニ烏賊1
普通の記事なら、ワタシは決まった様式で、お店の玄関風景やメニューの画像をアップしますが、今日はいきなりお料理の画像からアップします。


注文するメニューやお酒の銘柄は、全て読女さんに任せました。何時もそうして読女さんに任せておけば間違いないことをよく知っているからです。


真っ先に注文されたのが、画像の雲丹(ウニ)と剣先烏賊(イカ)とオクラ。そこにスダチと山葵が添えられています。その脇には粗塩(あらじお)と醤油も。つまりスダチと山葵で食べてもよし、塩で食べるもよし、更に海苔に包んで醤油で食べるもよしという供し方です。


まず剣先烏賊(イカ)にスダチを絞って食べてみました。烏賊(イカ)自身にいい香りがしてるんです。そこにスダチが掛かると、烏賊の香りが余計に引き立って、最後に口中でネットリした甘さが広がります。又、塩で食べても海苔で包んで食べても、それぞれの食べ方で、烏賊を軽く炙って出された意図が活きてきます。


絶品は”雲丹(ウニ)”でした。こんなに濃厚な雲丹を食べたことがありません。まるで海を丸ごと味わったかのような感動です。しかも、素材がいいから塩だけでもイケルんです。もちろん、山葵をチョイとつけると尚よろし。このお料理で、このお店の店主さんの技量の高さと抜群のセンスが見て取れました。

ワタリ2
次に選ばれたのが、画像の渡り蟹です。ワタシも”読女”さんも、蟹で一番旨いのは”渡り蟹”ということで一致しています。


それを承知のうえで注文された。渡り蟹は旬に入ったところです。自然に顔がニヤついてきます。顔が緩むんです。この夜は、最初から最後まで緩みっぱなしでした。


どー~~です!この、湯掻いた渡り蟹の色艶。涎(よだれ)が出てきませんか?出てきても決して下品ではありません、極真っ当な条件反射です。もう見ただけでも味わえる!って感じです。

ワタリ蟹味噌3
読女さん、ワタリの甲羅を剥がすと、素っ頓狂な声を発した。「じゅんさん、”蟹味噌”が詰まってるよー!」って。


そして蟹味噌の詰まった甲羅に、ワタリの身をほぐし入れたものをワタシに食べさせてくれました。


この純白の蟹の身、それと濃厚な蟹味噌を贅沢極まりなく混ぜながら頂きました。美味しいものを食べていると、ふと会話を忘れてしまうほどです。溜まりに溜まった話がいっぱいあるというのに。


渡り蟹から昔よく近所の川で採っていた”もくず蟹”が旨かったという話になり、雌が旨いか?雄が旨いか?という談義になり、”読女”さんは「私は卵を一杯抱えているのメスが好き。オスより味噌に甘みがあるし!身はこの際どうでもいい!」っと明快でした。

酒4
酒は新潟県産の大吟醸「清泉」です。まるで水のように引っかかりなく体に入ってきます。読女さんが一番好きなお酒だそうです。


このコップに盛り上がった酒を御覧ください。この日は2人で一升瓶を空けました。飲み過ぎましたが、酒自体が旨いし、それに酒の肴も滅法旨いときてるんですから、自然にすすみました。


表面張力で盛り上がったコップからこぼれ落ちた酒は、下の枡で受けます。すると、コップの酒を飲み干した後は升酒に代わるという趣向です。憎いじゃありませんか!

タン刺身5
突然”読女”さんがこう言った。「じゅんさん!”牛タンの刺し身”って食べたことある?」って。


「牛タンってタン塩のアレじゃろー?そりゃあ、タン塩でしか食べたことないよ!」っとワタシ。


すると「食べてみる?」っと”読女”さん。


という会話の後に出されたのが、画像の牛タンの刺し身です。出された瞬間、小さい悲鳴が漏れました。サシの入った牛肉の比ではありません。それはまあ見事に旨い脂が、牛タンに芸術品の如く散りばめられているんです。


そして食べて見ました。ワタシ食べ進む内に、涙が出てきました。旨すぎるんです、感動を通り越して感涙しました。美味しいものを散々食べてきましたが、食べながら感涙にむせぶという経験がこれまであったでしょうか?


「じゅんさん!イケルやろー!!牛タンの刺し身。フフフ・・・泣きヨルヤン。大将、おしぼり出してあげて!」っと。

だし巻き卵6
「そしてね、ここの出汁巻き卵も是非食べてみてもらいたいんよ。」っと。


そこで出されたのが、画像の出汁巻き卵です。確かに寿司屋で出されるソレとはかなり違っていました。一口食べてみました。


すると出汁のジュースが、口中に広がり出汁の香りが鼻孔へと抜けていきます。割烹料理屋さんで頂く出汁巻き卵は、出汁を飲ませるお料理だったんですねー!知りませんでした。


出汁巻き卵は、ちゃんと簀巻(すまき)にしてあります。これに大根おろしをチョコンと乗せて、僅かに醤油を付けて食べると、また別の食べ物に変身します。もう、この日は唸りっぱなし、顔は緩みっぱなしでした。

へしこ7
みなさん、この画像の食べ物、何だか知っておられますか?この画像を見ただけでコレが何だか分かる方は、かなりの食通です。


これは”へしこ”と言います。


へしことは、読女さんの説明によれば、脂の乗った秋の真鯖を大量の塩に漬けて水分を脱いてから糠(ぬか)に漬け込んで長期熟成させた福井県の名物だそうです。ワタシ、名前は知っていましたが、実際に見るのは始めてでした。


このお店のへしこは、福井から取り寄せている熟成期間が2年のものだそうで、これが酒のアテにいいんです。コレで酒を3合や4合は直ぐにイケますよ。この人は、本当に旨いものをよく知っている。

銀杏8
銀杏は単に緑色だけかと思っていました。


ところが、”読女”さんから「銀杏の翡翠色は、出始めの頃の色なんよ。銀杏は、時期が進んだり保存が長期になると翡翠色から黄色へ、更には茶色っぽく変わるんよ。」っと教えてもらいました。

牛フィレにフォアグラ
さあて、この画像は和牛ロースをソテーしたものにフォアグラを乗せたものですよーー!!


「じゅんさんは、元々は肉派ヤローー!ジャケン、これ注文したんよ!どお~~~!?」っと。


「どお~~~!?」たって・・・・・・旨いに決まってますヤン!も~~~!!憎たらしいったらありゃしないっとワタシ。

あっこちゃんとワタシ
2日に渡って旨いもんを一杯食べさせていただきました。八束さん、ありがとうございました。そして読女さん、ありがとう!!



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唸って…暫し沈黙❗️

じゅんさん、おはようございます。う〜ん、やられちゃいましたね。今朝の記事を観て〜昨日の 「 鰹の藁焼き定食 」で、一本❗️今朝の記事で、二本❗️完璧にフォール負けですね。唸って、唸って、唸りました。なんという料理の数々でしょう。どの料理にも、言葉を失う感じが有りましたが〜特に、私が一番唸ったのが〜 「 牛タンの刺身 」ですね。元々、生レバー刺しが好きな私にしたら〜この、「 牛タンの刺身は、喉から手が出るほど望むべきメニューですね❗️」堪りませんね。じゅんさん、私もう涎が零れ落ちていますよ。全ての料理を堪能されたら、二人で一升瓶を空けました❗️というのも、納得ですね。頷けますよ。旨い料理に、旨いお酒❗️いやぁ、じゅんさん参りました。有るんですね〜こんなに、奥行きの深い料理が… お二人で、語らう姿が浮かびますね。時の経つのも、忘れつつ〜 私は、完全にノックアウトさせられました。気持ち良いノックアウトですね❗️へへへ… さて、奥さんの食欲ですが〜じゅんさんが言われる様に、廻りから〜急き立てるよりも、奥さんの活性化に任せた方が良いでしょうね。待ちましょう❗️じゅんさん、今日も明るく元気に頑張りましょう。ごちそうさまでした。

はじめまして!

ブログずっと読んでます!
読女さんお綺麗な方ですね!
私もじゅんさんとお酒飲みたーい(^^)

こちらこそ本当に楽しい夜をありがとうございました。

心配していたよりずっと元気そうなじゅんさんの顔が見れて私はとても嬉しかったです。

また冬にはヤツゲ亭であんこう鍋でもご一緒して下さいね♪

そうなんですよ

むらちん様

そうなんですよ~、私も唸りっぱなして貪りました。胃が縮んでいるなんて、嘘だろう!って自分でも不思議でなりません。
次から次へと繰り出される逸品に、舌鼓を打ちっぱなしだったんです。店主さんの心意気もヒシヒシと伝わりました。
お料理の供し手と食べ手の心が、一体となった5時間でした。

私は今まで2人で一升瓶を空けた経験などありませんでしたが、この夜は気がついたらそう言う結果でした。旨い魚って凄いですね。

なお、妻の食欲問題はいよいよ深刻になっていますが、実は今日ある人から貴重なヒントを得ました。一筋の光が差しました。明日から早速試してみます。さて、効果やいかに?

ありがとうございます

美奈子様

初めてのコメント、ありがとうございました。しかも、何時も読んでくださっていたとは、光栄です。
何時も初めての方からコメント頂くのは、本当に嬉しいものです。

私は見ての通り、極々普通の、イヤ、寧ろドジで間抜けな爺に過ぎません。ブログなどを書いていますと、いかにも特別ではないかと錯覚される方がいらっしゃいますが、どこにでもいる、歳相応の爺です。
今後共よろしくお願い致します。

ありがとうございました

読女様

美味しいお料理を堪能出来ましたね。読女さんが選んだ選り抜きのメニューですから、そりゃあ旨いはずですね。

そして2人で一升瓶を空けていたとは、驚きです。私の飲むピッチは早いので、私のほうが沢山飲んだのでしょうが、翌朝残っていませんでしたよ。

ええ、今度はあんこうで旨い酒を飲みましょうね。ありがとうございました。

うわぁー

読女さん、キレイ!
たくさん美味しいものをご存知で、細やかな気遣いもバツグンで、
きっと素敵に年齢を重ねている方だと想像していたのですが、
思っていたよりずっとお若くてキレイ!

そりゃお酒もすすみますね。
2人で一升!すごい量だ〜。

かおるさんといい読女さんといい、
じゅんさんてばすみに置けないですね。

笑顔が見られてよかったです。
お身体に気をつけて、奥さまとご自宅でお正月を迎えられるよう頑張ってくださいね。

ありがとうございます

くく様

コメントありがとうございました。読女さんには、妻の入院の件でも随分多面的に助けて頂きました。心の支えになって頂けました。

色々な意味で深く感謝しているところです。

妻のリハビリも紆余曲折あって、年内退院を目指しておりますが、そうことは簡単ではありません。

病院から呼ばれましたので今から、病院に駆けつけるのですが、妻の食欲不振問題に泣いています。

家族でお正月を合言葉に、粘り強く頑張りますよ。コメントありがとうございました。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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