「再訪 381 ヤツゲ亭」・「愛媛グルメ紀行」 1,018

今日は先々月の10月28日にご紹介したばかりの、南久米町に10月15日移転開店された”ヤツゲ亭”さんの3度目のご紹介です。


前回の記事は以下の通りです。(「再訪 367 ヤツゲ亭」・「愛媛グルメ紀行」 997


この日はブログの読者でありコメントを多く頂いている”むらちん”さんとこのお店で初めてお会いし、散々に”旨い酒と、趣向を凝らしたお料理”に舌鼓を打ちました。(実際にお訪ねしたのは、11月2日でした)

今治の雲丹と生湯葉1
今日もご紹介したいお料理が多いので、玄関などの風景は省略し、のっけからお料理の画像をアップします。


これは生ビールで乾杯している時に、真っ先に出されたもので”今治の雲丹(うに)と生湯葉”です。雲丹と山葵(わさび)と生湯葉が、こんなに合うんだ!って全く知りませんでした。


この”今治の雲丹”の表面を御覧ください。さっき雲丹の殻から外したばかりという佇(たたず)まいの雲丹に、思わず生唾が出ました。実に濃厚な”海の・磯の香り”がして、しょっぱなからこのお店の店主さんの心意気を感じました。

今治の穴子の薄造りスダチで2
このお料理を、皆さんは何と見ますか?何に見えますか?


これは”今治の穴子の薄造り”ですよ。先程まで生きていたのを、こうやって薄造りされました。スダチで頂きます。


私は”穴子の薄造り”なんて、見るのも食べるのも初めてでした。ハギやフグの薄造りは皆さんにもお馴染みだろうと思いますが、”穴子の薄造り”の方が味が濃いんです。ハギやフグの様な淡白な味ではなく、ねっとりした自己主張する味でした。


特に”今治の”っと、拘っておられるところに職人さんの誇りを見た思いです。このお料理は、今治の海から新鮮な”穴子”を仕入れることが出来た日だけにメニューにあがります。この日は、この皿分、つまり一本の穴子しか無かったので、この日このお料理は私達2人だけしか食べられなかったという訳です。


穴子の皮”は湯引きしてあります。あのヌルヌルした感じは湯引きしてありますからありませんが、でもそのヌメリは立派に残っています。面白い食感でした。

車海老と松茸の天ぷら塩で3
こちらは”車海老と松茸の天ぷら”です。”松茸”ですよ!!


香り松茸”って言う位ですから、天ぷらにされても、堂々として気品溢れる香りが生きていました。


食べごろサイズの”車海老”も、頭の先から尻尾までむしゃぶりつくしました。車海老の頭のミソが旨かった。


なおこの”車海老”は天然物で、普通出される養殖物ではありません。”天然車海老”を使いますと、原材料費が怖ろしいほど跳ね上がりますから、常連のお客さんでもまずありつけません。それを惜しげも無くワタシに出していただいた。店主さんに深く感謝いたします。その心意気に、そっと隠れて涙しました。

ふろふき大根とフォアグラとクレソン4
次から次へと、衝撃のお料理が繰り出されます。この日は、私のブログの読者でコメントをほぼ毎日にの様に頂いている”むらちん”さんを初めておもてなししたいと告げてありましたから、店主さんワタシの意図を十二分に汲んで頂きました。


お料理が出される度に、二人は悲鳴とため息と感嘆の声を上げ続けました。


この画像は”ふろふき大根とフォアグラ クレソン添え”です。”むらちん”さんは大の大根好きだそうで「じゅんさん・・・・・・オレ・・・・・涙が出そうになりました。感無量です・・・・」っと絞りだすような声。


フォアグラからが旨みの証明である脂が出ていますので、ふろふき大根は何時もより濃厚な味に仕上げてありました。”ベストマッチ!”って店主さんに拍手を贈りました。

酒で辛丹波5
今日のお料理は全て店主さんにお任せしました。ですからメニューもお酒の銘柄も、こちらが注文したものはありません。


今日は何種類ものお酒を出して頂きましたが、この画像は本醸造の淡麗辛口の酒”辛丹波”です。お料理によく合う酒を選んでいただきました。


この日も、コップの下に升を置き、表面張力から溢れ流れた酒は”升酒”で頂くという趣向です。杉の香りが移り香して、酒が一段と旨みを増すんです。


丁度いいピッチで飲みすすみました。お酒が旨いし、何よりも初めて目にする料理群に圧倒されっぱなしでした。

白子の昆布焼き6
さあて、今度は”白子の昆布焼き”ですよ。贅沢の極みですねー!この立派な”白子”は、””(たら)の白子です。


ここまで堂々とした”白子”にお目にかかることは、大変に難しい。それが、如何にも無造作に出された。どの一品をとっても、ビンビンに店主さんの深い配慮に頭が下がります、感動しました。


白子は表面が少ししっかりする程度に軽く炙ってあって、でも白子の中は生状態。その上に粗塩が振ってあります。


白子を箸で、形を崩さないようにそっと掬って口に含んだ途端に、”昆布の旨味と香り”が白子に転っているんです。もう最高に憎いですね、”むらちん”さん、感激されて「店主さんは甘いものがお好きですか?」って突然聞くんです。


店主さん「?????・・・・・????・・アマイもの・・・・・・う~~~ん・・・」っと絶句。「いや店主さんに、美味いケーキを送ろうと思って!」っと、”むらちん”さんは飽くまでマイペース。


「ケ・・・・・ケー・・・・ケーキですかーー・・・??ここ数年食べたこと・・・・・・」っと返事に窮している様子に、ワタシ吹き出しそうになりました。まるで漫才を2人で演じているような。

牛タン刺身7
さてこちらは、10月28日にアップした記事でもご紹介した”牛タン刺身”です。前回の記事でも書きましたが、ワタシ不覚にも、この”牛タン刺身”の余りの旨さに、落涙(らくるい=涙をこぼす)してしまいました。


店主さんはそう言うワタシの様子をちゃんとご覧になっていて、この日は前回のお料理と全然違うメニューを出して頂いていますが、この”牛タン刺身”だけは同じものを出していただいたのでしょう。


実は”むらちん”さんも、ワタシの10月28日の記事を見て「この”牛タン刺身”が一番食べたかったんですよーー!、今日このお料理が食べられるだなんて夢みたいです。これもじゅんさんと一緒に来れたからこそだと思います!!」って言って頂きました。


店主さんの細やかな配慮で、ワタシは読者さんに対して大きな面目を施しました。ありがたいですよね、そういうお店と客の関係って。

マナガツオの西京焼きに地物の野菜8
さてお料理も最終版に差し掛かってきました。ボチボチワタシの胃がギブアップを何時しようか?って待ち構えていた頃に、このお料理が出されました。”マナガツオの西京焼きに地物の野菜”です。


マナガツオ”って”カツオ”という名前が付いていますが、鰹の仲間ではありません。”鰹”は高知県を中心とした太平洋の魚ですが、”マナガツオ”は瀬戸内海を代表する魚で、6月から晩秋まで瀬戸内海にいる高級魚です。


その瀬戸内を代表する高級魚が”西京焼き”で供せられました。”西京焼き”がどういう料理法であるか?はご自分でお調べ下さいね。


もちろん”地物の野菜”も、スティック状にして供せられましたが、新鮮なのでボリボリ音を立てながら食べました。


実は余りに美味しそうだったので、マナガツオと蕪(かぶ)を一口づつ、画像を撮る前に食べちゃいました。シャッターより舌が先に出てしまった。実に不覚でした。でも、言い訳を言わせてもらうとすれば、西京焼きの香りが余りにも良かったから、慌てて箸が先走りしてしまいました。

アラのお吸い物9
そしてここでご飯物です。今日のお料理の〆に入りました。ご飯とお吸い物と小鉢と香の物が出されました。


この画像は”アラのお吸い物”です。もうこの辺になりますと、かなり酔っ払っていました。ですから、お吸い物の汁だけを啜ったことは・・・・・記憶にあるんです。


ですがこの先は、実は・・・・・記憶が定かではありませんでした。前回は”読女”さんと2人で1升瓶を空けたそうですが、この日も恐らく同じくらい飲んだでしょう。


熱心に読んで頂いている読者の”むらちん”さんと初めて会って、お互いを語りあった。その話そのものが、今日の豪勢なお料理のラインナップに匹敵しようか?っという、旨い酒の肴になりましたので。

イクラの醤油漬け
こちらの画像は、小鉢です。これは新物の”イクラ漬け”です。


これは、実は”自家製”なんです。普通に”イクラの醤油漬け”を出されるお店は多くあります。


しかしこのお店では、実に手間暇掛けて”自家製イクラの醤油漬け”を作られています。その作り方までは知りませんが、一般に口にすることが出来る”イクラの醤油漬け”とは、ネットリ感がまるで違います。


そりゃあプチプチ、口中で弾けながら、でもイクラのネットリ感が楽しめるなんて、ちょっと他では味わえない経験です。

銀杏と松茸の炊き込みご飯10
さて最後の画像は、ご飯物で、何と、ナント、なんと”銀杏と松茸の炊き込みご飯”ですよ!


この時期には、松山市内の平和通にある”銀杏(いちょう)並木”の”銀杏”(ぎんなん)は、まだ熟していない頃でした。旬を先取りしていただきました。


それにしても、この日は”松茸”料理を2種も出して頂きました。店主さんに幾ら感謝してもし切れません。”やっちゃん”、本当にありがとうございました。


そしてこの日ご一緒して頂いた、熱心な”むらちん”さん、遠いところから足を運んで頂き、その上遅くまでお付き合い頂きました。ありがとうございました。







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しみじみと…

じゅんさん、おはようございます。今、しみじみとじゅんさんの記事と写メのお料理を観ながら〜感慨深く、11/ 2の事を、回想の様に思い出しています。料理の事は、じゅんさんに余すところなく綴って頂いたので〜私は、この時の感じた様子を綴りたいと思います。じゅんさんは、最初から優しくて〜それでいて、きっちりお仕事 ( 写メ撮りと、記事のコメント書き ) をされながらの楽しい会話❗️私は、すかさず 「 職人魂を感じました。」私への気遣いを忘れず、さりとて仕事もきっちり熟す。流石です、じゅんさん❗️私は、出される料理の際立って珍しさとその旨さに〜びっくりの連続でした。店主の方の寡黙でありながら、しっかりした仕事っぷりと〜接客してもらった女性と若い男性の方も、笑顔が素敵で的確な対応〜有り難かったと今改めて嬉しく思いました。さてじゅんさん、記事の最後の方に出てきましたが〜 「 えっ、じゅんさんあの感じで酔っていらしたんですか❓」それが事実なら、今又びっくりですね。私の方こそ、最後の方はうる覚えで〜今でも、「 じゅんさんに迷惑かけたんじゃないだろうか❓」って、戦々恐々だったんですよ。記事では、じゅんさん一言も書いてらっしゃらないので〜今は少し、胸を撫で下ろしています。私の方こそ、実に楽しい時間を過ごすことが出来た事に感謝ですし〜じゅんさんの奥ゆかしい思い遣りと心配りに、深く感動しました。お店に入ってから、帰りまでが〜本当にあっという間だった様に思います。じゅんさんが言われる様に〜旨い料理に、息が合う人と良い雰囲気が有ると〜その時の空間が、又何倍にも成るという事を実感した次第です。このブログを通して、じゅんさんありがとうございました。私には、感謝の言葉しかありません❗️じゅんさんの人柄に、ぞっこん惚れた夜でした。「 じゅんさんとヤツゲ亭さんに〜乾杯❗️」ps… じゅんさん、こうして記事に書いてもらうと〜何故か嬉しさと照れ臭さが一緒になって、なんとも言えませんね。( 笑 )

楽しかった宴

むらちん様

あの夜は、本当に楽しい夜でしたね。あっという間に時間が過ぎ、気が付くと翌朝自宅の床の中でした。

アレレ?・・・いつの間にどうやって、家に帰ったのだろう?全く覚えていませんでした。最近酒に弱くなりました。

素敵な時間は、ヤツゲ亭の店主さんやスタッフの方々にも感謝しなければなりません。心尽くしのもてなし料理、ありがたかったです。

出会いに感謝しているところです。ありがとうございました。

豪華ですね♪

うちの子に見せたら、全部、食べてみたいと言ってました(笑)
特に気になるのは、どれかと尋ねたら、雲丹、穴子、牛タン、いくらでした。
珍しい物は食べたくなる性分でして(^o^)v
ふろふき大根の上にフォアグラが珍しいですよね。自分が食べた事ない組み合わせなので、そう思いました。アラも食べた事ないです。
いつか、むらちんさんとご一緒されると思っていたので嬉しいです。ありがとうございました。

確かに豪華

わたうさぎ様
この時のお料理は、どれもそれはそれは豪華なものでした。
こう言う料理を選んだ理由は2点あります。その第1点は、よくコメントを頂く読者さんが遠方から松山迄来て頂いたことにせめてお料理で報いたいと思ったことです。
その第2点は、私は既に66歳ですが、年金を満額支給される年齢になっても働ける。頑張って働けば、美味しいものも食べることができる。若い方々に、一種の定年後のモデルを見て頂きたいとの思いがあるからです。

しかも、年齢や性別や境遇、環境の違う友人が持てる。顔を外向きにしていれば、孤独だなんて感じずに済む。そう言うことを見て頂きたいと思ったのです。

わたうさぎさん、追伸です

わたうさぎ様

コメントで、野村町の野村ダム・朝霧湖畔にクリスマスシーズンに輝きます、イルミネーションを過去2回アップしています。
最近では、イルミネーションが輝く時刻に、郷里野村町に帰る元気がありませんが、過去の記事をここに貼り付けておきます。ご覧になっていただければ幸いです。

http://2103center.blog112.fc2.com/blog-entry-1372.html

http://2103center.blog112.fc2.com/blog-entry-1722.html

以上2回です。

読みました

野村町のイルミネーションの記事ですが読めました、ありがとうございます。
ご両親の歌碑があるんですね。俳句か川柳ですか?
観音寺にもダムはあるんですが、イルミネーションはやってないです。車を停める所があまり無いので…。
せめて琴弾公園辺りでイルミネーションをやって欲しいです。ただ、公園内の喫茶店は夜遅くまでやってません。食堂と土産物屋を兼ねていた店も三軒ほどありましたが、全部、閉店しました。
夜は公園内の道路が薄暗いので、やはり飲食店の灯りやイルミネーションで防犯代わりに出来たら良いのですが、やろうとする人がいません。
閉店した食堂の建物だけ残っています。何だか淋しいです。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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