「今治 大島  千年松(前)」・「愛媛グルメ紀行」 1,027

今日と明日の大晦日は、今治市大島にある老舗”いけす料理・海宿”の”千年松”さんをご紹介します。


今日と明日の記事で、今年の”じゅんのつぶやき”は一旦締めくくりです。


このお店に来れた理由は、今年2015年2月24日に記事アップした、”じゅんのつぶやき”通算2,000記事記念でアップした今治の”遊魚菜 平翁(ひらお)”さんにご招待して頂いた、今治の仕事の上でのお客さん”Xさん”から二度目のお誘いを受けたからです。(今日で通算2,000号!  「遊魚菜 平翁(ひらお)」・「愛媛グルメ紀行」 883


Xさん”は、純粋にワタシの仕事上のお客さんですが、同時にワタシのこのブログの熱心な読者さんでもあります。


ワタシの仕事のメインは不動産業ですが、もう一方の事業の柱が”企業コンサルタント”なので、そういうご相談をずっと受けてきたお客さんです

千年松1
その”Xさん”から、「じゅんさん、先日のお礼に今治大島の”いけす料理・海 千年松”さんにご招待しますから、是非お越しください!」ってお誘いを受けていました。


いけす料理・海宿”と言う”なのり”を持つ”千年松”さんは、”しまなみ海道”で今治から最初の島である”大島”にあります。住所で言えば、今治市吉海町名駒という所です。


たまたまこの日は、ワタシにとっては”小康状態”と言った日でしたので、ありがたくご招待をお受けしたという訳です。相談内容は、事業継承に関する相談でした。(そういう相談に応じるのもワタシの本業です)


このお店の来歴をお聞きすることは出来ませんでした。お客様のご招待でしたので、ワタシの”ブログ取材”がメインではありません。

プライベートビーチ2
この画像は、この”千年松”さんのプライベートビーチなんです。


ここ”しまなみ海道”には、潮の流れの激しい”来島海峡”を有しますが、その”来島海峡”を舞台に鎌倉時代、更には室町時代にかけて瀬戸内海の覇者(はしゃ=支配者)となったのが”村上水軍”です。


ワタシは”愛媛の歴史”を数々ブログアップしてきましたが、”村上水軍”の歴史については、2012年5月3日から4日連続して採り上げています。(しまなみ海道と村上水軍の歴史 1


ワタシのブログ”じゅんのつぶやき”のメインは”愛媛グルメ紀行”というシリーズですが、もう一方の柱が”愛媛の歴史”にジャンル分けしているシリーズで、これまでに148回の記事としてアップしています。

メニュー3
さて2015年2月24日にアップした”遊魚菜 平翁(ひらお)”でも書きましたが、ワタシの今治の唯一のお客様”Xさん”は、郷土愛溢れる方で、ワタシに今治の魚の本当の美味しさをとことんメッセージしたいという方です。


ですからこそ、この伝統ある”いけす料理・海宿 千年松”さんのお料理をワタシに食べさせたい!って思っていただいたのです。


まず画像の”メニュー”を見た時、腰が抜けるほど驚きました。画像では修正していますが、この”おしながき”には”H様”っと、ちゃんと招待されたワタシの名前がプリントされていました。ワタシの為に用意されたメニューだったんです。


先付”から”吸物”に至る、”来島海峡のフルコース”が用意されていました。感動の極みでした。(未だ食べていない段階で)

外の景色4
この”千年松”の座敷から見る”来島海峡”の景色。


今から1,000年ほど前に、目の前の”瀬戸内海”を支配し、”織田信長”や”豊臣秀吉”と言った、日本史に名を残した武将たちを手球に取ったのが、ここ”来島海峡”で覇権をとなえた”村上水軍”を率い、”海賊将軍”と恐れられた”村上武吉”(むらかみたけよし)です。


村上水軍の”村上武吉”が、ただの海賊ではなかったことは、上にリンクした”しまなみ海道と村上水軍の歴史 1”以降の、全4話でご紹介しています。是非一度、目を通して見てください。郷里”愛媛ってどういう県なの?”っという疑問に、歴史という分野でアプローチしています。

先付いぎす豆腐5
先ず”先付”は、イギスという海草を使った郷土料理”いぎす豆腐”です。冷たく冷やして夏の喉を潤す一品でもあります。


ワタシをこのお店に招待して頂いた”Xさん”が、突然こう言ったのです。「じゅんさん、貴方は歴史に詳しい。ところが私は歴史の知識は皆目ありません。ですからじゅんさんに会ったら一度お聞きしたいと思っていたことがあるんですよー」っと。


「それはね~・・・・・この”大島”は昔は”流刑地”であって、今この”大島”に住んでいる人たちはそういう”島流し”にあった人の子孫ではないか?そう妄想しているんですが、じゅんさんどうなんですか?」っと。


俄然(がぜん=いきなり)話が面白くなりました。”大島=流刑地”説の真偽は置いておいて、こういう風に、まるで子供のような”好奇心”を持った”Xさん”が、ワタシは大好きなんです。ワタシよりやや年上ですが、目をキラキラ輝かせながら自分の”ロマン”を語る。


ワタシの目標は実はこの”Xさん”なんです。幾つになっても心の中に”好奇心”を残している。島を見ても、草花などを見ても、「これはね~・・・・○○なんじゃないかと思うんよーーー!」っと喜々として語る、その”心の瑞々しさ”って、お手本にしたいと。

鮑の鉄板焼き6
この画像は、”鮑の鉄板焼き”です。どーーーーです!大きい””(あわび)でしょ~ーー!!


この”大鮑”を殻が付いたまま鉄板で焼いていただこうってんですから・・・・・人間て・・・まあ残酷な生き物ですよ。


「ウフフ、旨そうな鮑だなーーー!」って””を見た瞬間でした。


鮑嬢”が、体全体を巨大な””にしてワタシに囁きました。「ねえ、そこの白髪の紳士さん!まあ聞いてよー!私を焼いて食っちゃうなんて最低ーのことなんか止めてサーー、私とチューしようよーー!ネエ!甘い甘いチューしようよーー」っと。


ワタシは幸い”鮑語”も分かるので、危うくこの艶めかしい”鮑嬢の唇”に自分の唇を近づけかけました。

鮑の鉄板焼き7
でも”鮑語”を解さない”Xさん”が、無慈悲にも””や野菜類を鉄板に・・・・・既に鉄板は熱々に焼けている。


「アレ~~!ちょっと待ってよ~~~チューするんじゃなかったの~~・・・ア・チ・チ・チ・・・・お尻が焦げちゃうよ~~・・ねーーーー!!」って、”鮑嬢”の”断末魔の悲鳴”が聞こえた。


「鮑ちゃん・・・・ごめん、ゴメンネーーー・・・!!」って心の中で詫びながら食べた。うふーーー、旨かった!!キスよりも旨かったかも・・・。

来島産 海の幸造り8
次に出されたものがこちら。これは”来島産 海の幸造り”と呼ばれるもの。


左端に見えている、ちょっと不気味なものの正体は後ほど。”来島産 海の幸造り”の内容は、鯛の皮を鹿の子(格子状に切る)に切ってその上から熱湯を掛けた”鯛の湯引き”と、蛸(たこ)と鯵(あじ)と、平目(ヒラメ)です。


もちろん全て目の前の海、来島海峡で獲れたばかりの新鮮な素材なんですから”旨い”に決まっています。”Xさん”に”今治産の生魚”の味を教えていただいて以来、俄然”生魚=造り=刺し身”無しでは過ごせなくなったワタシです。


特に「”鯵”(あじ)が旨かった!」って”Xさん”に言った途端に大音声(だいおんじょう=大声)が割れた・・・・・・・・。

平目頭9
コラ~~~!!!テメーーー、”鯵”(あじ)が旨かったってほざいた奴はどこの唐変木だーーーー!!!」って。


え~~~~???って大皿を見ると、”平目”が、文字通り”目を剥いて”怒鳴っていた。目と目が合っちゃった!


「テメ~~~、”俺様”を誰だと思ってやがるんだ~~、”俺様”はなーー、”来島の青首”って異名をとる、チッターーーこの辺りじゃ名の通った”平目族の大将”なんだぞーーー!海賊大将の”村上武吉”がナンボのもんじゃい!!!」っと凄まれた。


「ご・・・・・ゴメンナサイ・・・」って、目を瞬(しばた)きながら詫びを言った。

もみだね煮付10
そういうやり取りをしていると、「クスクス・・・・・・」って言う笑い声が聞こえてきた。ん?????っと思って下をみた。


するとトロ~~ンっとした眠た気な顔をした”もみだね煮付”とも目が合っちゃった。


ああああ旨そうな”煮付け”だった。”もみだね”って言う呼び名は愛媛県独特の呼び名だそうで”タモリ”って呼ぶところもあるそうですが、正式名称は”セトダイ”って言うって女将に聞いた。


種蒔きまで待ちきれず、種蒔き前に食っちゃう位に旨い魚が、ワタシを見てた。

もみだね頭11
「アノナ~~~、おっちゃん・・・・まあのんびり食いなって。”平目の大将”の脅しになんか乗っちゃダメだよ!お金払ってるのはおっちゃんなんやからなーーー!!」って。


「イエ・・・・・・今回お金払うのは”Xさん”なんで・・・・・大きい顔できる身分じゃないんで・・・・・・」って、小さい声で言い訳した。


すると「じゅんさん、さっきから一人でブツブツ”つぶやいて”いるけど・・・じゅんさん何言っているの?」って怪訝な顔をした”Xさん”。


「いや~~~・・・・・別に・・・・特には・・・・でもワタシは”じゅんのつぶやき”なんで・・・・・・・・」っと。明日の大晦日に続きます。





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タイトルの所以

じゅんさん、おはようございます。いよいよ、2015年も〜押し迫ってきましたね。で、今日の記事は〜ゆったり落ち着いて、読ませてもらっています。じゅんさんの面目躍如といったところでしょうか。私も、改めて 「 じゅんのつぶやき 」というタイトルを確認して〜 食事をするにあたり、先ず食材の気持ちになる事❗️当然、今朝で言えば〜魚介類 ( しかも、大島沖の新鮮ピチピチ❗️) で、記事の途中の鮑の囁き〜平目の怒り等、「 魚介類の言葉が分かる❗️」というある意味、怖さを含んだじゅんさんだから〜読んでいて入り込めるという事ですね。今朝も、笑かしてもらいながら〜写メを堪能しました。

今年も

むらちん様
今年もずっと、「つぶやき」続けました。ブツブツブツブツと。
人間語で、魚語で、花語で。何にでも自由自在につぶやけるブログです。

笑いも涙も怒りも恋しさも、全ての感情でつぶやきました。
来年も又、様々な言葉でつぶやき続けますので、宜しくお願いします。

イギス

こんばんは

イギスは、今治周辺では普通に食べているもので
柔らかすぎても硬すぎてもダメです。
醤油をかけてもいいし、酢味噌をかけてもいいローカルな
料理です。
中々、美味しいイギスに当たることがありません。
何だか、食べたくなりました。
正月に今治に帰ったら探してみます。

実は

ふなこ様

実は「いぎす」って、初めて口にしました。説明してもらえなければ、この材料が海藻だなんて想像できませんでした。

少なくとも、松山近辺では余りお目にかかれないと思いますので、今治帰省の節はぜひチャレンジしてください。

同じ愛媛県と言えども、中予と東予では味も素材も大きく違っていることを経験しました。

プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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