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「再訪 390 十割そば 竹ばやし」・「愛媛グルメ紀行」 1,030

今日は西条市洲之内にある蕎麦の名店”十割そば 竹ばやし”さんの、二度目のご紹介です。


初めてご紹介したのは2013年5月28日のことでしたから、今からもう2年半以上前になります。(「十割そば 竹ばやし」・「愛媛グルメ紀行」 530


この日は、妻の白内障の手術をした時のワタシの対応に対して妻を傷つけてしまい、妻が口をきいてくれなくなって4日目という日でした。


ワタシは”妻が全て・妻は宝”という人間なので、すっかり滅入ってしまっていました。そこで、大きく気分転換したいと思って久しぶりに遠出にチャレンジしました。

お店1
こちらが、西条市の四国山地山裾にあるお店です。


前回の記事でも書きましたが、お客さんが来やすい・集まりやすい立地にお店を出されたのではありません。


ですから、カーナビで例えば店名や電話番号を入力してこのお店に辿り着こうと思っても、カーナビ自身が迷い子になってしまう立地です。(住所を正確に入力すると大丈夫です)

店内2
店内に入ると、既にお客さんが3組いました。午後0時30分にお店に入りました。


それ以降、次から次へとお客さんが入ってきてほぼ満席状態が続きます。美味しい”十割そば”をいただけると知ったら、どういう山の中でもお客さんが集まるという典型です。


このお店は予約制ではありませんが、蕎麦がなくなり次第閉店です。この日は午後1時半に蕎麦がなくなり閉店されました。


しかもこのお店、営業されるのは木曜日・金曜日・土曜日・日曜日の、午前11時30分から蕎麦がなくなる時刻までです。概ね2時間で蕎麦がなくなります。なぜそういう短期間・短時間しか営業されないのか?は、前回の記事を御覧ください、納得されるでしょう。

メニュー3
メニューは、このメニュー板にある通り、”十割 もりそば”と”十割 つけ鴨”の2種しかありません。前回もこの2種をいただきました。


愛媛グルメ紀行”が1,000号を超えるまでは、同じお店は5回しか記事にしないだとか、同じメニューは記事にしないなどという、実に馬鹿げた自己ルールを作っていましたが、その馬鹿さ加減に気がついた今は”書きたい時に書きたいメニューを書く”ことにしました。


従ってこのお店も前回と同じメニューを注文し、今日はそれを再度ご紹介します。注文したのは”十割 もりそば(小)”と”十割 つけ鴨(小)”で、お値段はそれぞれ内税で700円と1300円です。

庭と畑4
この画像が、お店の裏庭と畑です。この畑で、お店で出している”辛味大根”や”葱(ネギ)”などを、店主さんが育てられています。


また店内で使われているザルや器等の食器類は、裏山の竹を切り出して、全て店主さんが一個一個手作りされています。


つまりお店を開けていない日は、農業と食器類作りに没頭されているのです。そういうことが可能な立地を探した結果が、ピンポイントでこの場所になったという訳です。


もちろん”蕎麦”にとって”蕎麦粉”同様に大切な”旨い水”に恵まれた石鎚山系に連なる山裾。森に染みこんだ雨水がチョロチョロ流れ出る谷間を選ばれたのです。ですから”西条市”だったのです。

十割つけ鴨小5
さてこの画像が、”十割 つけ鴨(小)”です。このお店、”十割そば”を出されるお店としては、ちょっと信じがたいほどの麺の量を出されます。

これは東京の名が通った蕎麦の名店ならば、蕎麦の普通盛りでも麺を5回くらい箸で掬(すく)ったら食べ終えてしまう程の量しか出しませんが、このお店は(小)でも、そういうお店の大盛りを遥かに超える量を出されます。

しかも”蕎麦粉”は北海道幌加内産の蕎麦粉を、毎日”石臼”で自家製粉され、つなぎの小麦粉を一切加えない”十割そば”なんです。

なお”山葵(わさび)”は静岡、”鴨肉”は京都から仕入れられています。ネギや大根等は無農薬で自分で育てて・・・・このお店の店主さんの””には敬服させられました。前回は他にお客さんがいなかったので、店主さんとはじっくりお話ができましたが、この日は満席でそれは叶いませんでしたが、”蕎麦”を通じて十分に意思疎通できました。

前回と違った供し方は、つけ汁の”鴨汁”以外に、”辛味大根”を下ろしたものと””が同時に供せされました。これが、後で驚愕させられることになります。

つけ鴨汁6
まずは、京都産の””と、自家製の”根深葱を炙った”ものです。


このお店の”つけ汁”は、関東系の”つけ汁”で、直立不動になるくらいに”辛く濃厚”なんです。ところが一方”根深葱”は炙ってありますから、葱の甘みが滲み出ている。これに”鴨肉”から流れ出た””がコクを出していて、実に絶妙な”つけ汁”です。


ですから蕎麦を箸で掬(すく)って、蕎麦の下の方を”つけ汁”にちょいと付けて、そのまま勢い良く啜り込むという食べ方になります。蕎麦をどっぷりつけ汁に浸したら、辛くて飲み込みにくいでしょう。

鴨抱身7
これが”鴨肉の抱身(だきみ)”です。”抱身”とは”鴨のムネ肉”を言います。


鴨の脂身の香りがどっと鼻腔を襲います。鴨の抱身を口に含んだ途端、ウッと呻き声が漏れ出ました。


蕎麦”自体は大変に淡白な味ですね。ですから、超濃厚なつけ汁に溶け出した鴨の脂、そして甘さ際立つ炙った根深葱とのバランスの妙が堪能出来ました。

おろしに水8
今回更に、目を見張ったのがこの””という”つけ汁”ですよ。これは前回には無かった趣向です。


これは、”辛味大根”を下ろしたものを、竹の器に入れて供せられた””に溶かし入れたものです。今の季節の”辛味大根”は、未だ辛さは控え目です。


西条の”名水”(山から染みだした山水)自体を”つけ汁”にする。しかも”辛味大根”の大根おろしを添える。


この”つけ汁”に蕎麦をちょいと付けて食べてみた。今度もウッと詰まった声が出た。”蕎麦”が蕎麦が輝いた。キラキラ輝いて、眠気など完全に吹っ飛ばす。


これは蕎麦そのものを味を慈しんで食べるには持って来いの”つけ汁”になっていた。しかも”鴨汁”との対比!”憎い!!”参りました。

十割もりそば9
この画像が、”十割 もりそば(小)”です。”十割 つけ鴨(小)”を食べ終えた段階で、女性のスタッフが「”蕎麦湯”は、最後に一度にお出ししましょうか?」っと尋ねられたので、「それでお願いします」っと答えている。


もうこの段階で、”蕎麦湯”をたっぷり味わいたくてウズウズしていたのに、それをグッと堪(こら)えた。


左に見えている大根おろしと刻み葱の薬味の半分は、”蕎麦湯”を楽しむ時のために残しておいた。

蕎麦麺10
国産蕎麦粉”の流通量は、僅かに20%程に過ぎない。ですから”国産蕎麦粉”を使うこと自体がもやは贅沢品です。


しかもつなぎに小麦粉を一切入れない”十割そば”は、言わば贅沢の極みでしょう。それを、隣の若い夫婦、二人の子供連れですが、その”十割そば”を小学校にも行っていない幼児にフォークを使って食べさせている。


昨年爆発的な話題を取ったラグビーの五郎丸選手にあやかった”五郎丸カット”のヘヤースタイルのお父さんが、一生懸命にテーブルに落ちて散らばった”十割そば”を掬って子供の口に押し込んだ。・・・・・・・・


これは立派な”食育”だと思った。幼児のころから”本物の味”に触れさせる、食べさせる。この子たちの未来に拍手を送りたくなった。っと同時に、正直言うと羨ましいとも思った。


子どもたちに負けないように、ワタシも蕎麦を一心に啜った、味わった。西条まで遠出した甲斐は十二分にあった。但し、妻が口をきいてくれない寂しさは残ったままだったけど。

蕎麦湯11
全ての蕎麦を啜り終えたところで出されたのが、この見事な竹の桶にたっぷりと入れられた”蕎麦湯”です。


蕎麦湯”は白濁してして、ややトロミを帯びていました。”蕎麦粉”100%であれば白濁せず、やや青みを帯びた蕎麦湯になりますから、その蕎麦湯に蕎麦粉を足されたものではないでしょうか?贅沢に波波と出されました、圧巻でした。


先ずは”十割 つけ鴨”のつけ汁にたっぷりと”蕎麦湯”を注ぎ入れました。むせ返る濃厚さを堪能し切りました。

蕎麦湯12
こちらは”十割 もりそば”のつけ汁に”蕎麦湯”を入れたもの。


半分取っておいた薬味を投入し、蕎麦湯を入れてちょっと飲み、更に蕎麦湯を足して濃度の変化を楽しみながら飲み干しました。


このところ、妻の問題で心が疲れ切っていました。でも、西条まで遠出する気力は辛うじて残っていたことを再確認できました。(なお、妻が退院して自宅に帰った12月27日以降は、夫婦仲も元に戻り、以前にも増して”ラブラブ夫婦”になっております)


気を取り直して、明日から再び頑張れそうです。


・・・・・なお、この時は”蕎麦2枚”を軽々と食べ切った。ところが・・・・・・・



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全てに拘り

じゅんさん、おはようございます。西条まで、遠出してでも食べたいお蕎麦… このお店には、全ての面において拘りが有りますね。水・蕎麦粉 ( 十割 ) ・薬味・鴨肉・器等〜店主さんの、ありとあらゆるものに対しての〜営業日時まで、だからこそ〜その営業日にも、開店時間から〜蕎麦がなくなり次第終了という❗️なかなか、ここまで徹底出来るものではありません。だからこそ、じゅんさんが2枚の蕎麦を綺麗に完食出来たのでしょう。繋ぎを使わず、十割蕎麦にするという信念が〜蕎麦に現れていますね。拘りこそが、このお店の一番のウリ ( 主張 ) でしょうね。粋なお店だと思います。

全くその通りです

むらちん様

仰る通りだと思います。このお店は、単に蕎麦を頂くだけではなく、店主さんの心意気をも頂くお店だと思います。ですから、地元西条の方だけでなく、各地からお客さんが集う、それだけの価値があるからこそでしょう。

ですから、元気と勇気をいただきました。

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます🎉✨😆✨🎊

昨年は数々のブログ拝見しましてありがとうございました😆💕✨

奥様の体調が1日でも早く全快されることをお祈り申し上げます。

今年も楽しみにしておりますので、可能な限りアップされることを希望します。

いいお店があればご紹介させてもらいます。

いつかお会いできることを楽しみにしております。

おおおおお

ゴリッチョリーヌ様

おおおおおおお、ゴリッチョリーヌさん、お元気でしたか!
よかった〜〜〜!^_^心配していたんですよ〜!
久しぶりにお声を掛けて頂き、超嬉しいです。

しかも、記事も読んで頂いていたんですね〜!妻も急速に身体機能を回復してくれています。ご心配をお掛けしました。

どこかのお店で、バッタリ出会う。理想ですね〜!既に私は顔をアップしておりますから、お見掛けしたら是非お声を掛けて下さいね、楽しみにしております。コメントありがとうございました。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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