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「アメ横」・東京リポートその7

今日の「東京リポート」は、「アメ横」の代表的店舗を3店舗ご紹介。アメ横果物屋縮小まずは、アメ横入口近いところにある八百屋さん。

付いている値札は、一応「建前」。

この街では値切らない人はいません。

八百屋のオジサン、口上を言いながら、通りがかりの人と掛け合いが続きます。

「ネエネエ、そこのニイチャン、この”サクランボ”モッテケヨー、エーー、”サトウニシキ”だよー」

「幾ら ダイ?」

「ニイーチャン、パック500円なんて、ヤボは言わないよ。コチラ江戸っ子だよ、エー、2パックで1,000円でドオー?」

「そのママジャン、フン」

「ダヨネー、フフ・・じゃあサー、もう1パック付けるよ。3パックで1,000円。モッテケドロボー」などと、歯切れのいい東京弁でまくし立てる。アメ横魚屋縮小こっちは魚屋。

東京は日本中の魚が集まる。

特に「アメ横」は、築地市場に近いから、鮮魚の新鮮さは日本一。

(イシハラサーン、”築地”から産業廃棄物のごっそり埋まってる所に”市場”を移転しちゃあー、そりゃあー、ダメダヨー

人気は何と言っても「マグロ」・「カニ類」・「イクラやウニ類」の三種の神器。

魚屋の口上は、塩辛く、低く、唸る。腹に響く。

年末、31日には、民放やNHKを問わず、必ずこの店の「数の子」と「マグロ」と「ブリ」の叩き売りが歳時記として生中継される。

松山っ子が「萱町」の売り出しを思い浮かべるように、関東の人は、ここの生中継を聞いて年の瀬を感じる。アメ横呼び込み縮小この店(雑貨屋)の呼び込みも「アメ横」名物。

ワタシが40年以上前、学生で東京にいた頃と同じ口上で人を集めている。

「チョット、ミンナ、キ・イ・テ・ヨ・ーオ。エーー、銀座のデパートの噂、聞いてるだろー?」

「いや、ホント、危ないんだよ、もう時間の問題」

「イエ、サー、そりゃあ、ア・ブ・ナ・イ・なんて、大きな声じゃイエネーヨー」と手を口に当てて大声で。

「でも、もう噂になっちゃってるモンネー、ソコデダー、オニーサン、オネーサン」

「いや、オネーサンって、そこの、それシワだらけ・・・・・、イイジャナイノ、ここじゃミンナ、オネーサンにナルノッ テー」

「その噂のデパートがサー、倒産前に、仕入れ値をメッチャ切って、捨て値で、ミンナに持って帰ってもらおーって。うん、マア、恩返しだよねー、オニーチャン」

「品物、見てってオクレヨー、デパートで売ってる品物だよー、3個1,000円でいいよ」

まだ、噂のデパートは潰れていないらしい。シ・ブ・ト・イ・モンダ。

でも、さすがに誰も振り向かない。

だから呼び込みのオニーサン、声がガラガラに嗄れている。喉の血管が浮いている。


<注>さくらんぼで一番有名な品種「サトウニシキ」は、本来”春種”で、最盛期は6月ごろ。この季節に出回るのは、「南陽」とか「高陽錦」などがある。店頭での会話は、マア、ハ・ズ・ミ・ということで。



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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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