「廃屋」シリーズ②

今日も、国道11号線沿いにある「廃屋」です。今日は民家ではなく、”ロードサイドの店舗跡”です。

全国どこの国道のロードサイド店も、今や厳しい現実にさらされています。

日本のモータリゼーションは、1964年(昭和47年)の東京オリンピックを境に進んでいったとされています。

それに合わせて、国道を中心にロードサイド店がどんどん開店し、家族でドライブ=郊外のロードサイド店での食事という光景が見られるようになりました。店舗1   ところが、栄華盛衰は世の常。

第一次オイルショックを初めとする何度かの景気後退期を境に、飲食系のロードサイド店は不振を極めるようになり、郊外の大型ショッピングセンターやファーストフード店などと明暗を分けるようになったのです。

この画像は、国道11号線の、松山方面から行って”桜三里”を過ぎる辺りの飲食系ロードサイド店の現状です。店舗2   枯れたススキの後ろで、閉鎖された飲食店の店舗跡が国道沿いに続いています。

家族の歓声が桜三里の谷間にこだましていたのは、一体何年くらい前のことだったのでしょう。レストラン3   どのお店も、味はもちろん店舗の装いにも工夫を凝らしました。

この店舗のようにバスを象(かたど)った店舗もありましたね。

人が去った後は、モノの崩壊はその速度を一気に早めます。

どこまで崩壊が進むのか・・・・レストラン4   ”カフェレスト トレイン”です。

山から水を引き、挽きたてのコーヒー豆で美味いコーヒーを提供する・・・が謳い文句。

一時期、近くのカレー専門店”ブルドッグ”を人気を二分していました。レストラン5   でも、この「何でもあり」のメニュー構成がお店の個性を奪ったのでしょうか。

前述の”ブルドッグ”も最近弊店の憂き目を見ましたが、”カフェレストトレイン”はそれよりはるか以前に閉店を余儀なくされました。

鎌倉時代に作られたという、有名な”平家物語

「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり(ぎおんしょうじゃの かねのこえ しょぎょうむじょうの ひびきあり)」という書き出しで有名ですね。

その一節にこうあります。

「たけき者もつひには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ」(意味=勢いを誇ったものも結局は滅びます。それは、風に舞い散るチリに等しいのです)

街道沿いのロードサイド店の光景を、鎌倉時代の一節に見る思いがします。蓮の実   これは”蓮の実”です。

睡蓮(すいれん)は花を付け、盛りを誇った後、実を付け、あとは枯れ果てます。

そしてこの蓮の実です。

地上に落ちて、発芽する環境になければ、1000年でも2000年でもじっと発芽するチャンスを待ち続けます。

崩壊し、朽ち果てたと思っていても、周囲に何らかの種を残していたら蘇(よみがえ)ります。

”廃屋”や”閉鎖された店舗”、いや””でもそれは同じことではないでしょうか。

とりあえず”廃屋”シリーズを終えます。


昨日、三陸沖を震源とするマグニチュード8.8の「東北・関東巨大地震」が起きました。

それに伴う津波が日本の海岸線の津々浦々に至るまで押し寄せました。

日本の歴史上最大、世界でも1900年以降では5番目の規模だそうです。

未曾有の大惨事です。被害はますます深刻になり、広がりをみせると思われます。

被災された地域や、大災害に見舞われた全ての方々に心よりお悔やみ申し上げます。

復興に向けた動きに対しては、非力ではありますが出来るだけのことをしたいと思っております。



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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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