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「田舎屋」・「愛媛グルメ紀行」 131

今日は「愛媛グルメ紀行」(真っ当なB級グルメシリーズを途中で改題)も、132店目になります。


誤解を招きたくないので、はじめにお断りしてきますが、味覚には絶対基準などなく、極めて個人的嗜好に左右されますから、このお店の”蕎麦”を「これこそ絶品!」と、舌鼓を打って食べておられるお客さんは多いと思います。


それを大前提にして、今日の記事は成り立っていることをお忘れなく。


このお店の店名は”田舎屋”さんといい、場所は奥道後の入り口にある、歴史ある”お蕎麦屋”さんです。

廊下1   この地に開業して今年で27年が経過したそうです。


ですから、立派にこの地に根付いているのですから、味が悪いはずがない。


いえ、美味しいからこそ存在しているのでしょう。

天井2   ちょっと個性的なお店作りなので、廊下や天井を見れば、それはどこにあるか?想像がつく方もいらっしゃるでしょう。


風情のあるお店で、ゆったりした気分で”お蕎麦”を楽しめるようになっています。

箱そば3   このお店の名物の一つが、この”箱そば”です。


お値段は700円です。


蕎麦は、市内の蕎麦屋さんの、ゆうに3倍近い量が箱に収められています。

箱そば4   元々”箱そば”は、”山形県”内陸部で広く食べられているお蕎麦の一種ではないかと想像しました。


山形県の農村地方の”田舎そば”の一種で、山形では”板そば”といっています。


ですから基本は農民が農作業の合間に食べる蕎麦ですから、通常は、街場の蕎麦屋の3倍~5倍の盛り付けで出されます。


それが、関東一円に広がり、器も素朴な板張りから長方形の漆塗りの木の器が一般的になり洗練されてきました。


このお店の”箱そば”は、その流れを組むお蕎麦ではないかと思ったのです。

箱そばアップ5   蕎麦は、蕎麦の実の甘皮部分までを挽き込んだ”田舎そば"系統の、少し黒っぽいお蕎麦に仕上がっていました。


さて、肝心のお味です・・・・・


ワタシには(私に限ってかもしれませんが)蕎麦の香りが感じられなかった。


香りこそ、蕎麦の命です。


でも、お隣のご夫婦は「量が凄いね」と言いながら、美味しそうに、そして、満足そうに頂いていらっしゃいました。


ある方は、「美味しいと思わなければ、記事にしなければいい」と仰る方もいます。


でも、食べに行った全てのお店が「唸るように美味かった!」などというはずがありません。



また、テレビレポーターのように、どのお店で食べても、喉の奥のくぐもった声で「お・い・し・い・・・言葉になりません」などという演技はしたくないのです。

残した6   ワタシとしては、蕎麦を残してしまった初めての経験を積みました。


最初に出された”薬味”(刻みネギ)が、出されたときからカラカラに乾燥しているのを見た時から嫌な予感はしていたのです。


”薬味”も香りが命であるはずです。


山葵(わさび)は、”生わさび”にオロシガネという組み合わせであるにもかかわらず、傍にチューブから搾り出された(?)”練り山葵”まで添えられているのはなぜ?


これも、ある意味貴重な経験でした。


このお店が個人でやっておられる普通のお店なら、アップなどしなかったでしょう。


食べに行き、取材しても記事としてアップしない(出来ない)お店は、ワタシにもあるのです。


でも、このお店は、愛媛県人として、日本の経済史に残る数少ない”坪内翁”が生涯をかけて築いた施設群の一つです。


かつては、「日本の再建王」とうたわれ、小説家はその題材に”坪内翁”をこぞって採り上げたものです。


いわば愛媛では立志伝中の人物として、愛媛ではなく日本の歴史にその名を残す人物が手がけた施設内にあるお店なのです。


そのお店が、蕎麦の色はしているものの蕎麦の香りも味もしない蕎麦を出すお店になっていたと知ったら、”坪内翁”は草葉の陰でどう思うでしょう。


かつては、このお店で剣豪作家として名高い”柴田連三郎”氏を”お蕎麦”でもてなしたことでしょう。


作家=柴田連三郎氏を生涯慕い続けた”坪内翁”は、彼だけの為に日本で唯一つのプライベートゴルフ場(奥道後ゴルフ)を作ったことでも有名です。


個人的には坪内翁の経営のやり方に批判的な見方をするワタシですが、彼が手がけた施設と知っているだけに、日本の経済史の中で、孤軍奮闘し、最後は寂しく散って行った”坪内翁”に敬意を表す意味で、敢えて辛口のコメントをしました。


「残してしまってゴメンナサイ」と心の中で詫びつつ、「坪内翁の壮大な志をもう一度思い出して、美味しい蕎麦を作ってね」と念じながらお店を後にしました。




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こんばんわ~♪

久しぶりにオジャマしに来ましたm(__)m

私はこちらのお店を訪問した事がないんですが、
あの立地だし、時々食べ放題もやってるから有名ですよね~。
蕎麦はよく分からない私ですが、
色んな方のクチコミを拝見する限りどうも期待できそうにないので
特に足も向きませんでした(^^ゞ

実名を出すか否か、そもそも記事としてアップするか否かは
ブロガーさんそれぞれの考えで良いと思いますよ。
私はバンバン書きますが(笑)。

じゅんさんの良識と優しさを実感しました♪

おはようございます

ジンゴズンゴ様
ブログを書き出して、もう直ぐ2年。
個人のブログなんて、読者数はたかが知れているから、何を書いても影響なんてないと思っていました。
でも、月間のアクセス数が累計で数千回となると、そうも言っておられないなあって、最近感じるようになりました。
様々な方からアドバイスも頂き、表現に注意することにしているところです。
でも、本当はズバズバ書きたいと思うことしばしばです。
コメント、ありがとうございました。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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