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「清家食堂」 ・「愛媛グルメ紀行」 134

今日も昨日に続いて、八幡浜市の”B級グルメ町興し”シリーズの”ちゃんぽん”のお店をご紹介します。


それは、愛媛県南予地方局「八幡浜地支局の近く、八幡浜市商工会議所の正面玄関の真ん前にあります”清家食堂”さんです。


いわば、八幡浜市の官公庁街の真っ只中に位置しますが、直ぐ近くに漁港や市場があるので、雰囲気はすっかり下町です。

玄関1   玄関を見ますと、ただの町の”食堂”です。


ここまでは、グルメガイドブック片手のニーチャンも手が回らなかったのか、客はワタシと地元の人の2人だけでした。


ところが、この何でもないお店の開業は”明治”に遡ります。


今まで紹介してきた”ロンドン”さんも”丸山”さんも、戦後の開業で何れも60年余り。

店内2   ところが、このお店は明治ということですから、少なくとも100年を越えていることになります。


今のご主人で”4代目”です。


多分、この手のお店では八幡浜最古のお店といいます。

メニュー板3   メニューには”オムレツ定食”まである、本当に街場のフツーの”食堂”のそれです。


特徴あるメニューなど、何一つありません。


でも、ほとんどの客が頼むのは”ちゃんぽん"なので、他のメニューの種類や値段は先ず関係ありません。


ちゃんぽん”の値段は、480円です。嬉しいじゃないですか。


注文を聞くと、4代目のご主人の奥さんが、店の奥の厨房で”ちゃんぽん”を手早く作ります。


もう、手馴れたもので、目を瞑っていてもちゃんぽんが出来上がりそうな手つきです。

ちゃんぽんアップ上4   具材は、黄色いハンペン、豚肉、モヤシ、ニンジン、シイタケ、油揚げ、キャベツ、カマボコなどです。


こちらも、煮干から出汁を採った醤油味のアッサリスープ。


麺はやはり、中華麺で中太のストレート麺。


麺の製造工場から袋入りで仕入れた麺を、鍋に開けるだけです。


グルメ店を自称しているような、自家製麺とか特注の麺などといった力みとは縁が遠い世界です。


ありふれた味だけど、ワタシの様な南予出身のものには、懐かしい”ハレの味”です。

ちゃんぽん5   南予の田舎で子供時代を過ごしましたから、食事を自宅以外で食べる習慣などなかった時代です。


味噌も醤油も、そして豆腐だって実家のおばあちゃんの手作りでした。


ですから、お祭りの日におばあちゃんが手打ちで打った”うどん”はハレの日の味の代表でした。


そこに、祭りの日に町に1軒だけあった”食堂”に連れて行ってもらったときの息を呑む驚きは今でも鮮明に覚えています。


その時に親父が頼んだのが”ちゃんぽん”でした。

ちゃんぽんアップ6   ”ちゃんぽん”という聞きなれない食べ物を前にし、目を輝かせながら、黄金色に輝いていたスープをすすりました。



そして、初めて食べる”中華麺”。黄色い麺など当然食べたことはなかった時代です。



野菜と、豚肉と、カマボコなどから出てくる複雑なスープに、舌を痺れさせながら”ちゃんぽん麺”を味わいました。


まるで、昨日のことのようにリアルに思い出せます。


その父も、あと半年で90歳。


その父と、もう一度だけ”ちゃんぽん”を啜(すすって)ってみたい、それが目下のワタシの夢です。





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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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