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今年は多雨、そして森林問題

今年は、例年に比べて雨が多いですね。


春先もそうでしたが、秋口に入って幾つかの台風が通り過ぎ、川も池もダムも満水。滝も水流が豊富です。

滝1   これは”肱川水系”に流れ込む名もなき””です。


場所は肱川町の”鹿野川ダム”近くです。


いつも通る道ですが、普段は沢の奥に隠れて、水流は見えません。


この時は、にわかに立派な””に成長していました。

放水2   さて、こちらが”鹿野川ダム”です。


台風で溜まった水を大量に放出しています。


この後、大洲市の菅田地区では堤防を越えた水量が一気に地域を襲い、大きな被害を出したことは記憶に新しいところでしょう。

放水3   愛媛県では、肱川の治水事業の一環として、新たに”山鳥坂ダム”の建設計画を進めています。


この計画に対しては肱川水系の自然環境を破壊するものとして反対運動も起こっており、その行方は予断を許さない状況です。


昨年の肱川流域は水不足で、ダム湖の湖底まで露出するという状況でした。


その年に雨が降るのか降らないのかの予測は難しいですね。

放水4   実は四国の山だけではなく、全国の”森林地帯”で起こっている現象があります。


それは、戦後の全国的植林運動の中で、”広葉樹林”の山々を一斉に”針葉樹林”に切り替えていったのです。


針葉樹林に切り替えたのは、杉と檜を住宅用建材に使えるからです。


そこでは、経済合理性が優先され、その結果として山林や森林の自然のメカニズムを破壊してしまう結果になりました。


今、日本中の森林は伐採適齢期を迎えた針葉樹(主には檜と杉)が伐採されずに放置されたままという状態になっています。


そういう状態の中にあって、”針葉樹林”の森林には”保水力”がないということが治水対策上問題になっているのです。

瀑布5   広葉樹林だと、一旦大雨が降れば、山々の地層にたっぷり水を蓄え、徐々に河川に放出してくれるという機能が備わっています。


ところが、針葉樹林は”こらえ性”がないのです。雨が降れば、それを地表から真っ先に川に流してしまいます。


ダムを作って治水事業になるというのは、治水対策の実は一部に過ぎません。

濁流6   ダムは、確かに治水対策には有効に違いありませんが、一つのダムで保水できる量はたかが知れています。


世界遺産に登録された”白神山系”のように、広大な広葉樹林を持っていれば山自体が巨大なダムになるのです。


今年、紀伊半島を襲った幾つかの台風で和歌山県を始めとして大きな被害が出ました。


川の氾濫や山の地すべり、山崩れによって死者も多数でるという痛ましい結果になりましたが、紀伊半島は有名なブランド木材の”吉野杉”の産地で知られた地域です。


こういう災害を、実は一律的な植林事業による失敗=”人災”ではないかと捉える視点が欠けているように思えてなりません。


農林水産省は、多分この事実と実態を把握しているはずですが、問題提起などされた記憶がありません。


当面に目に見える対策に血道を上げるより、もっと山の偉大さに頼り、保水力のある山林と共存共栄するという道を模索してもいいのではないかと、この”濁流”を前に考え込んでしまいました。




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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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