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「長山精肉店」 ・「愛媛グルメ紀行」 173

今日は、八幡浜市産業通にある”長山精肉店”さんをご紹介しましょう。


精肉店”というお名前ですが、実際は”焼肉”のお店です。


”焼肉店”の経営母体が”長山精肉店”というお店なので、店名をそのまま踏襲したということのようです。

看板1   看板には”三代目”とあります。


元はと言えば、今の経営者の先々代が肱川の上流といいますから、昔の肱川町か河辺村、あるいは更に上流の野村町あたりで牛を飼う畜産農家だったそうです。


その後、自分が飼育した牛を販売する精肉店を開業し今日の三代目に至った。


その三代目が、一念発起して1年半前に”焼肉店”をこの地で開業したというのがこのお店の由来のようです。

玄関2   ですから、玄関周りを見ますと、”焼肉屋”さんそのものです。


ワタシがお店に入ったのは、焼肉を食べるためではなく、看板に”盛岡冷麺”の文字があったからです。


今年の夏に、このシリーズで松山市内周辺の”焼肉屋”さんを訪ね、”冷麺”(れいめん、あるいはネミョン)”を特集したことがあります。


その中には”盛岡冷麺”を名乗っているお店はありませんでした。


そこで、珍しかったので入ってみたというところです。

牛肉部位3   経営母体が精肉店だけあって、店の壁には”牛の1頭の部位表”が掲げてあります。


今でも、自分が飼育した、あるいは肥育した牛を出しているのでしょうか、それは聞き漏らしました。


でも、牛肉へのこだわりは十分に伝わってきます。

メニュー4   メニューを見ると、そのおおよそ9割が焼肉のメニューです。


メニューの最後のページに、”盛岡冷麺”の文字が。


ほとんどサイドメニューの扱いです。

コンロ5   お店は全て個室になっていて、それぞれの部屋のテーブルには無煙ロータスのガスコンロが設置してあります。


今風の清潔で、焼肉の匂いがしない”焼肉店”のしつらえです。

盛岡冷麺6   そこでワタシはお目当ての”盛岡冷麺”を注文しました。お値段は800円です。

そもそも”盛岡冷麺”は、盛岡市で戦後在日一世の青木輝人氏が、郷里の”咸興冷麺(ハムンネミョン)”を参考に、日本人に受け入れられるように工夫に工夫を重ねて作り出したもの。


本来は蕎麦粉を材料として、色は黒っぽく噛み切れないほどの弾力を持つものですが、青木氏の工夫でジャガイモのデンプンを使って白っぽい麺に改良された。


それでも、コシの強い麺や、キムチのトッピング、牛骨ダシ中心の濃厚なスープという「故郷の味の3要素」は、守り続けられ、今の盛岡名物に育ったというもの。

オレンジ7   さて、このお店の”盛岡冷麺”のお味はどうか?


”盛岡冷麺”に関する基本的なことは本などで知っていたけど、食べるのは初めて。


先ず、麺はジャガイモデンプン製なのか?確かに白っぽい。でも、盛岡冷麺の一番の特徴である腰の強さはまるで感じられない。


次に、盛岡冷麺に添えられるキムチは、大根のキムチ”カクテキ”が基本ですが、このお店のキムチは白菜のキムチ”ペクキムチ”です。

スープには”トンチミ”というキムチの上澄み汁を牛骨からとった出汁に混ぜて使いますが、このお店のスープには””トンチミ”の香りがしません。


添えられている果物は、グレープフルーツでした。


これは”盛岡冷麺”というより、長山精肉店オリジナルの、美味しい冷麺と言ったほうが正確ではないかと思いました。

長山冷麺”と言うより名前が通った”盛岡冷麺”の方が売れると思われたのかも知れません。


盛岡冷麺”の生みの親である青木氏が、本来は”咸興冷麺(ハムンネミョン)”を参考に作り出した冷麺を”平城冷麺(ピョンヤンレイメン)”と命名して売り出された発想と同じです。


故青木氏がいたずらっぽく言ったそうです。「咸興(ハムン)より平城(ピョンヤン)のほうが有名だから」




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非公開コメント

分厚い知識に則った分析。

いつもながら、勉強になる記事を有難うございます。
にわかグルメの私は、ホントじゅんさんのブログで沢山学ばせてもらってますヨ!!
盛岡冷麺については、恥ずかしいくらい知らないコトばかりでした(*´д`*)

盛岡冷麺の名を敢えて用いている店を決して責めることなく、
青木輝人氏の言葉を用いて終わった、最後の文章展開。
素晴らしい、の一言です。
じゅんさんの優しさと理知を改めて感じました♪

大きな穴はありませんか

ジンゴズンゴ様

そう褒められますと、消え入りたくなります。大きな穴を探しに右往左往しなくちゃ。

ただの、食いしん坊に過ぎません。

ただ、その”食いしん坊”の歴史が長いということでしょう。そして、”食べる”ことに真剣だということは、言えるかも知れません。

最後に、”好奇心”は、優れた痴呆防止だとおもうのですが・・・・
でも、既に顕著に痴呆の影が・・・・・・
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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